第2室戸台風

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第2室戸台風(だいにむろとたいふう)は、1961年(昭和36年)に、日本を襲った台風18号。国際名はナンシー (Nancy) 。

日本に過去上陸した台風の中では、上陸時の勢力が史上最大の台風である。

27年前の室戸台風と進路が類似していたことから、気象庁はこの台風を「第2室戸台風」と命名した。

また、この頃日本は多くの スーパー台風 に襲われており、2年前の1959年には、伊勢湾台風により各地で甚大な被害が出た。

経過等[編集]

1961年9月8日、日本のはるか南東の沖合(太平洋)で、台風18号が発生。発生時の勢力はそれほど強くなかったものの、9月12日には882hpaにまで気圧が低下。

スーパー台風 になった台風18号は、5,000人以上の死者を出した伊勢湾台風を上回る規模になり、日本へ向けて北上する。

そして9月16日、台風は猛烈な勢力のまま日本列島に接近し、高知県室戸岬に一旦上陸。その際の勢力は925hpaであり、上陸時の気圧は、日本における台風の歴史上、最も低いものだった。その後はさらに北上し、今度は兵庫県に再び上陸。大阪湾で、高潮による被害が出た。

台風18号は日本列島を縦断後、9月18日に、ようやくオホーツク海で温帯低気圧に変わった。

被害[編集]

この台風による死者・行方不明者は約200人で、負傷者は5,000人近くに達した。

大阪湾で高潮による被害はあったものの、高潮そのものによる死者はいなかった。

その他、浸水家屋がおよそ400,000棟、倒壊家屋が6,000棟以上となった。