マツダ・タイタン

提供: Yourpedia
2016年4月9日 (土) 23:16時点における新金晶子 (トーク | 投稿記録)による版 (虚偽)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

タイタンTITAN )はマツダが販売する小型および中型トラックである。

概要[編集]

積載量1.25-4.5t級の小型・中型トラックで、ディーゼル車・CNG圧縮天然ガスエンジン車が存在する。

かつてのラインナップは全てマツダ独自開発車両で、マツダの本社が存在する府中町工場で生産されていた[1]が、現在は自社生産を中止し、いすゞ自動車からエルフのOEM供給を受けている。

2代目タイタンのCMには、手塚治虫原作の鉄腕アトムが起用されており、後輪の泥よけにアトムが描かれていた。

歴史[編集]

初代(1971-1980年)[編集]

1971年8月
Eシリーズ[2]の後継として初代発表。
1972年4月
2700CCシリーズ発売
1977年5月
マイナーチェンジ。フェイスリフトと共に、エンブレムをマツダのロゴマーク(小文字のmをアレンジした丸型のマーク)から「MAZDA」の文字へ変更。ディーゼルを2700CCから3000CCへアップ。CMキャラクターにボンゴシリーズと共に山城新伍を起用。


2代目(1980-1989年)[編集]

1980年12月
2代目発表。排気量は4000ccまでであった。このモデルには2ウェイシフトと名づけられた副変速機が設定されていた。
1984年1月
マイナーチェンジ。キャッチコピーは「ダイナミックタイタン」。
1987年2月
マイナーチェンジ。丸形4灯ライトから角形4灯ライト(いずれも規格型)に変更、DIN規格のオーディオスペースが設けられる。この頃からエルフとプラットフォーム等を共有するようになったが、内外装はマツダ独自開発を貫いた。

インドのスワラジマツダではこの型とパークウェイをベースとしたバスや救急車が、マツダとの関係が解消された現在も独自生産が続いている。

3代目(1989-2000年)[編集]

1989年3月
3代目発表。車名ロゴを Titan から TITAN に変更。3代目にはマッドガード(泥除け)には「タイタン」と入る。先代最終型から引き続きエルフとプラットフォーム等を共有していた。
1992年3月
マイナーチェンジ。フロントグリルの大幅変更。
1995年3月
マイナーチェンジ。平成6年排出ガス規制適合。高出力車にはいすゞ製エンジン(4HF1/4HG1型)を搭載。「MAZDA」ロゴの大きさを変更。ラジオ装着車は時計機能付きAM/FMラジオ+2スピーカーとなる。
1997年10月
マイナーチェンジ。ヘッドランプを角型4灯から異形へ、「TITAN」の文字を赤から白へ変更。
1999年5月28日
一部改良[3]。エンジンの排出ガスのクリーン化により、4.0Lエンジンを除いて平成10年排出ガス規制に適合。このほか、ブレーキの改良による制動性能向上、荷台のアオリの開閉補助装置の変更(ダンパー式からコイルスプリング式に変更)、撥水ドアミラー&ドアガラスのデラックス仕様への拡大適応、バリエーションの追加(フルワイドロー車の設定)を行った。
1999年11月29日
4.0L車を改良し、平成10年排出ガス規制に適合[4]


4代目(2000年-2004年、タイタンダッシュ: 2000年-2010年)[編集]

2000年5月25日
4代目発表[5]。先代に引き続き、エルフとプラットフォーム等を共有していた。
2000年10月25日
積載量1t級のタイタンダッシュを追加[6](これに伴いボンゴブローニィトラックが生産終了となる)。
2000年11月21日
CNG車追加[7]。4.0Lディーゼル車のエンジンをベースにCNG仕様に変更したもので、標準キャビン・標準ボディ・フルワイドロー車と標準キャビン・高床ローフレームシャシー車(塵芥車用)の2タイプが設定される。
2003年7月4日
小型トラックのタイタンダッシュ・ボンゴトラック及び輸出向けのボンゴブローニイトラックを2003年8月以降、プレス工業に委託生産する事を発表[8]
2004年6月24日
タイタンが5代目(いすゞ・エルフOEM供給)に移行。小型トラックのタイタンダッシュは継続。
2004年12月3日
タイタンダッシュを一部改良[9]。ディーゼル車はボンゴと同型の2.0LディーゼルターボエンジンとDPFを採用し、新短期規制に適合。また、これまで設定が無かったタイプにも運転席エアバッグが標準装備される。
2005年11月1日
タイタンダッシュを一部改良[10]。ヘッドライトの光軸調整機能を追加し灯火器規制に適合した。
2007年8月
タイタンダッシュを一部改良[11]。ディーゼル車はDPFの容量拡大とエンジン圧縮比の変更により、積載量1t以下の小型バン/トラッククラス初の新長期排出ガス規制に適合し、さらに燃費も向上。装備面も充実が図られ、全車に時間調整式ワイパーとバックパネルトレイを、「カスタム」仕様にCDデッキの設定を追加した。
2010年8月
タイタンダッシュが製造中止。

5代目(2004年-2007年)[編集]

2003年7月4日
2004年後半から、いすゞ自動車からエルフのOEM供給に合意したと、マツダ・いすゞの共同プレスリリースで発表した[12]
2004年6月24日
5代目発表[13]。本代からコスト削減のため、エルフと同一のOEM化がなされる。最後の自社製である4代目の1.5-4t車は僅か4年の生産となった(トラックのモデルライフは通常10年ほどである)。ディーゼルエンジンを4.8L・4.8Lターボ、3.1Lの3種類に整理され、先代から販売を開始したCNG車に加え、LPG車も設定された。また、AT限定免許で運転できるクラッチペダルレスのMTスムーサーE」を採用(メーカーオプションでAT仕様の「スムーサーEオートシフト」の設定も可能)。4.8Lディーゼル車にはアイドリングストップ機能、ABS、ASR(アンチスリップレギュレーター)を標準装備。ラインナップもこれまで設定がなかった4WD車やダブルキャブ車が追加された。

6代目(2007年-)[編集]

2007年1月10日
フルモデルチェンジ[14]。先代同様、エルフのOEM供給車。新たに標準キャビンから+75mm車幅を拡大した標準キャビンとワイドキャビンの中間にあたるミドルキャビンを新設。また、2ペダル式のマニュアル変速機「スムーサーEx」を設定したほか、乗降頻度が高い小型トラックの利用法を考慮し、イモビライザーを標準装備した。
2009年5月15日
一部改良[15]。変速機の変更により3トン積載仕様の一部(標準キャビン車と一部の4WD仕様を除くミドルキャビン車)で「平成27年度重量車燃費基準」を達成。標準キャビン車でドアサイドターンランプを標準装備化し、DPDとスムーサーに音声による警報機能を追加した。
2011年6月16日
一部改良[16]。ディーゼルエンジンの燃焼効率と排出ガス性能を大幅に高めたことで、尿素SCRシステムなしでありながら、ポスト新長期排出ガス規制に適合。尿素SCRシステムがないことで尿素水の供給体制が整っていない市街地での利便性に配慮し、従来通りの車種展開・積載能力・架装性が保持されている。また、2WD車は「平成27年度燃費基準」を達成。今後強化されるフロントアンダーランプロテクション(FUP)規制や後部大型反射器規制に対応し、安全性能も高められた。
2012年5月24日
一部改良[17]。主力モデルにおいて「平成21年排出ガス基準10%低減レベル(低排出ガス車)」認定を取得。併せて、後方からの衝突時に乗用車の潜り込み防止をサポートするリア・アンダーラン・プロテクションを新基準に適合させ、安全規制強化にも対応した。

脚注[編集]

  1. 但し、2代目最終型よりエルフと各種メカニズムを共有していた
  2. Eシリーズ E2000(マツダ公式サイト)
  3. 「タイタン」を商品改良し、多様化する顧客ニーズに対応 - マツダ ニュースリリース
  4. 「タイタン」4.0リットルエンジン搭載車、排出ガスをクリーン化 - マツダ ニュースリリース
  5. お客様の声に応えたビジネスパートナー、新型「タイタン」を発売 - マツダ プレスリリース
  6. トップレベルの快適な広々キャビン、小型トラック「タイタンダッシュ」を新発売 - マツダ プレスリリース
  7. 新型タイタンのCNG(圧縮天然ガス)車を発売 - マツダ プレスリリース
  8. 【MAZDA】バックナンバー|ニュースリリース
  9. マツダ、「タイタンダッシュ」を商品改良 - マツダ プレスリリース
  10. 「ボンゴバン/トラック」、「ボンゴブローニイバン」、「タイタンダッシュ」を一部改良して発売 - マツダ ニュースリリース
  11. 「マツダボンゴ」シリーズおよび「マツダタイタンダッシュ」を一部改良 - マツダ ニュースリリース
  12. 【MAZDA】バックナンバー|ニュースリリース
  13. 「マツダタイタン」を一新して発売 - マツダ ニュースリリース
  14. 「マツダタイタン」をフルモデルチェンジして発売 マツダ ニュースリリース
  15. 「マツダ タイタン」を一部改良
  16. 「マツダタイタン」を一部改良 マツダ ニュースリリース
  17. 「マツダタイタン」新エコカー減税・エコカー補助金に適合 マツダ ニュースリリース

関連項目[編集]

外部リンク[編集]