広島刑務所
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広島刑務所(ひろしまけいむしょ)は、法務省広島矯正管区に属する刑務所。通称「広刑(ひろけい)」。日本第5の規模を誇る。
下部機関として尾道刑務支所、有井作業場、呉拘置支所、福山拘置支所、三次拘置支所を持つ。
所在地
収容分類級
- I,YB,A,B,P
収容定員
- 1,800人
沿革
- 1869年(明治2年)8月 舟入村(現在の中区河原町)に徒罪場を設置
- 1888年(明治21年)3月 現在地(吉島)に広島県監獄として移設
- 1890年(明治23年)10月 広島監獄署と改称
- 1903年(明治36年)4月 広島監獄署を広島監獄と改称
- 1905年(明治38年)6月 芸予地震により第14工場が全壊、死者2人(職員1・受刑者1)、重傷者4人軽傷者20人(全員受刑者)を出す。他一部施設が部分損壊した。
- 1922年(大正11年)10月 広島監獄を広島刑務所と改称
- 1945年(昭和20年)8月6日 原爆投下により職員8名、受刑者15名が死亡した。
- 2012年(平成24年)1月11日 受刑者の中国籍の男1人が脱獄。2日後に逮捕された(広島刑務所中国人受刑者脱獄事件)。
組織
所長の下に4部の組織を持つ。
- 総務部(庶務、会計、用度)
- 処遇部(処遇、作業)
- 分類教育部(教育、考査、審査・保護)
- 医務部(医療、保健)
尾道刑務支所
- 当施設は60歳以上の高齢受刑者のみを収容。再犯者も多数収容されている。
- 認知症が進んだり、中には寝たきりになった者も少なくない。そのため、刑務官が介護している場合がある。
- これらのことを配慮してか、独居房の壁には受刑者が暴動を起こしてケガしない様に、クッションが敷かれている。
- また、受刑者の失禁対策としてカーペットを敷いている。
- 他の刑務所と同じく刑務作業があるが、ここでも受刑者の失禁に備え、紙おむつが常備されている。
- 高齢者ということもあり、食事も咀嚼困難な者に配慮し、食材を刻んだいわゆる「刻み食」が用意されている。
著名な受刑者
特記事項
- アメリカ合衆国軍による広島への原爆投下の際に被爆。熱線による影が外壁に残り、原爆の爆発点算出の基礎とされた。