雪が谷大塚駅

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雪が谷大塚駅(ゆきがやおおつかえき)は、東京都大田区南雪谷にある東京急行電鉄池上線である。

早朝・夜間を中心に当駅始発・終着の列車が設定されており、朝夕ラッシュ時は五反田発の一部の列車が当駅で折り返す。

池上線、多摩川線車両基地である雪が谷検車区が当駅に隣接している。かつては、目黒蒲田電鉄(現・東京急行電鉄)新奥沢線が当駅に接続していた。

歴史

  • 1923年大正12年)5月 - 池上電気鉄道雪ヶ谷駅(ゆきがやえき)として開業。 当時の駅は現在より約百メートル五反田寄りにあった[1]
  • 1927年昭和2年)8月 - 現在の車両基地付近に調布大塚駅が開業。
  • 1928年昭和3年)10月5日 - 新奥沢線当駅 - 新奥沢間が開業[2]
  • 1933年(昭和8年)6月1日 - 雪ヶ谷駅と調布大塚駅とを統合して現在の位置に移設、雪ヶ谷駅とする。
  • 1935年(昭和10年)11月1日 - 新奥沢線当駅 - 新奥沢間が廃止[3]
  • 1943年(昭和18年)12月 - 雪ヶ谷大塚駅と改称。
  • 1966年(昭和41年)1月20日 - 雪が谷大塚駅と改称。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅橋上駅舎を持つ。サービスマネージャー導入駅のため旗の台駅から遠隔監視している。

また、乗務員を管轄する雪が谷大塚乗務区が当駅構内に設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 池上線 下り 蒲田方面
2 池上線 上り 旗の台五反田方面

蒲田側の駅前踏切を渡った先に折返しや入庫の際に使われる渡り線がある。五反田方面から到着した当駅折返しの列車は1番線に到着後に乗客を全員降車させ、この渡り線を使って上り線に転線させた後に当駅始発の五反田行きとして2番線に折り返す。入庫列車の場合は渡り線を渡ってそのまま車庫に向かう。また、この渡り線は車庫から出庫する際や蒲田方面から当駅までの折返し運転の場合でも使われることがあるが、蒲田からの折返し運転は雪が谷大塚 - 五反田間が事故や災害などで不通になった時や試運転などの特別な場合を除いて通常は設定されていない。

その他、五反田側(上り線)と蒲田側(上下線)に車両が留置出来る箇所がある。通常は使用されないが、車両故障やダイヤ乱れなどでの車両交換など、特別な場合に車両が一時的に留置される。

利用状況

2013年度の1日平均乗降人員は23,799人である[4]。近年の1日平均乗車人員は下記のとおり。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年 11,874 [5]
1991年 12,019 [6]
1992年 11,800 [7]
1993年 11,482 [8]
1994年 11,214 [9]
1995年 11,085 [10]
1996年 11,077 [11]
1997年 10,978 [12]
1998年 10,551 [13]
1999年 10,279 [14]
2000年 10,225 [15]
2001年 10,353 [16]
2002年 10,389 [17]
2003年 10,279 [18]
2004年 10,266 [19]
2005年 10,500 [20]
2006年 10,800 [21]
2007年 11,063 [22]
2008年 11,362 [23]
2009年 11,285 [24]

駅周辺

公共施設など

バス路線

駅名の由来

「雪ヶ谷」駅と「調布大塚」駅を統合して開業したため、二駅の駅名から採られた。

「雪ヶ谷」は開業当時、その所在地が荏原郡池上村大字雪ヶ谷だったことに由来する。また「調布大塚」は所在地が当時の調布村大字鵜ノ木の飛び地、字大塚だったので、その調布と大塚とを繋げたものである。なお「大塚」は、調布大塚小学校西北の稲荷社にある大塚古墳(正式名は鵜木大塚古墳)から付いた地名である。字大塚はのちの1932年東京市編入に際して「大森区調布大塚町」となった。 そしてさらに1960年住居表示実施に際し「大田区雪谷大塚町」と改称したが、同時に町域の南を中原街道で限った。そのためかつての「調布大塚」駅の地点は南雪谷二丁目に入っている。

地名に雪の字を冠する経緯は不明だが、かつては柚子(柚木)の群生地域だったことから「柚木谷」が訛ったという説と、この近辺の土壌が白土だったために、遠方から見て雪が積もっているように見える場所を示す「雪谷戸」が「雪ヶ谷」に訛った説、または「雪谷戸」と同じような意味を持つ「雪ヶ谷」がそのまま地名になったという説がある。

隣の駅

東京急行電鉄
池上線
石川台駅 (IK08) - 雪が谷大塚駅 (IK09) - 御嶽山駅 (IK10)

かつて存在した路線

目黒蒲田電鉄
新奥沢線
雪ヶ谷駅 - 諏訪分駅

脚注

関連項目

外部リンク