春の雪 (映画)
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『春の雪』(はるのゆき)は、2005年10月29日に全国東宝洋画系にて公開された日本映画。興行収入12.7億円。
概要
原作は三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』4部作の第1部にあたる同名小説『春の雪』で、1965年(昭和40年)9月から1967年(昭和42年)1月にかけ月刊文芸雑誌「新潮」に連載発表され、1969年(昭和44年)1月に新潮社より単行本刊行されている。1970年(昭和45年)2月に主演・吉永小百合と市川海老蔵(現・市川團十郎)でテレビドラマ化もされている。舞台では、1969年(昭和44年)9月に市川染五郎(現・松本幸四郎)と佐久間良子が演じている。
映画『春の雪』は、第18回東京国際映画祭、第10回釜山国際映画祭で上映された。
行定監督は、三島由紀夫と縁深い美輪明宏に完成した映画を逸早く観せた。行定は美輪による評価を恐れていたが絶賛され、何よりもそれが一番嬉しかったと述べている。
ストーリー
幼馴染の侯爵家の一人息子・松枝清顕(妻夫木聡)と伯爵家の一人娘・綾倉聡子(竹内結子)は、実は両思いながらも上手く愛情を表現出来ずにいた。そんな中、聡子は宮家の子息・洞院宮治典王(及川光博)に求婚される。それは断ることなど許されないものであった。後に清顕はようやく聡子への愛に気づくが、それは皮肉にもこの結婚に勅許が下りた後であった。しかし清顕は諦めきれず、聡子も彼の愛を受け入れ、二人は激しく愛し合う。しかしそれはつかの間の禁断の愛であった。そして後に大事件が起きることは、この時はまだ誰も知らなかった。
キャスト
- 松枝 清顕(まつがえ きよあき) - 妻夫木聡
- 幼少の清顕 - 小堀陽貴
- 綾倉 聡子(あやくら さとこ) - 竹内結子
- 幼少の聡子 - 志田未来
- 本多 繁邦(ほんだ しげくに) - 高岡蒼佑
- 洞院宮治典王殿下(とういんのみや はるのりおう でんか) - 及川光博
- 松枝 侯爵(まつがえ こうしゃく) - 榎木孝明
- 松枝 侯爵夫人(まつがえ こうしゃくふじん) - 真野響子
- 綾倉 伯爵(あやくら はくしゃく) - 石丸謙二郎
- 綾倉 伯爵夫人(あやくら はくしゃくふじん) - 宮崎美子
- 綾倉家侍女・蓼科(あやくらけじじょ・たでしな) - 大楠道代
- 松枝 清顕の祖母 - 岸田今日子
- 松枝家の執事・山田(しつじ・やまだ) - 田口トモロヲ
- 洞院宮治久王殿下(とういんのみや はるひさおう でんか) - 山本圭
- 洞院宮妃殿下(とういんのみや ひでんか) - 高畑淳子
- 洞院宮家別当(とういんのみやけ べっとう) - 中原丈雄
- 北崎玲吉(きたざき れいきち) - 石橋蓮司
- 月修寺 門跡(げっしゅうじ もんぜき) - 若尾文子
- バッタナディド殿下(ばったなでぃど でんか) - SWINIT PAKJAMAWAT
- クリッサダ殿下(くりっさだ でんか) - ANUCHYD SAPANGPHONG
- 松枝家の女中・みね(じょちゅう・みね) - 田中千絵
- 月修寺一老(げっしゅうじ いちろう) - 三谷侑未
- 奈良の宿人(ならのしゅくにん) - 徳井優
スタッフ
- 監督:行定勲
- 原作:三島由紀夫『春の雪』(豊饒の海・第一巻)新潮文庫
- 脚本:伊藤ちひろ・佐藤信介
- 企画:藤井浩明・三島威一郎(本名:平岡威一郎。三島由紀夫の長男)
- プロデューサー:市川南・臼井裕詞・春名慶・甘木モリオ
- 撮影:李屏賓
- 美術:山口修
- 衣裳デザイン:伊藤佐智子
- 音楽:岩代太郎
- 音響効果:齋藤昌利
- 製作プロダクション:東宝映画
- 製作:「春の雪」製作委員会・富山省吾
- 配給:東宝