メイリッシュ
株式会社メイリッシュは、東京都千代田区の秋葉原地区において、喫茶店「Cafe Mai:lish(カフェ・メイリッシュ)」を運営する企業である。
「コミュニケーション型癒し系キッチン」をコンセプトにしている。
概要
2002年7月19日、T-ZONE(パソコン専門店)が直営する店舗として開店。当時の店名は、「Mary's(メアリーズ)」[1]。同年10月1日に「Cafe Mai:lish(カフェ・メイリッシュ)」に店名を変更[2]後、T-ZONE関連会社ジェイ・ノード(2005年4月事業停止)へ事業を譲渡。2004年、同社の株式売却[3]を経て、株式会社メイリッシュとなった。現社名かつ現店名の「メイリッシュ」は店員・スタッフ全員で考えたもので[4]、「メイド+スタイリッシュ」を縮めた造語である[4]。
2003年2月14日、武蔵野市の「吉祥寺レンガ館モール」5階に2号店として吉祥寺店をオープン[5]させたが、こちらは2004年2月15日に閉店となっている。
メイリッシュは、いわゆるコスプレ系飲食店(メイド喫茶)であり、午前11時から17時までの「メイドタイム」と17時から22時までの「コスプレタイム」に分かれており[6][7]、各時間帯に店員がメイド服姿、アニメやゲーム等のコスプレ衣装を着用した姿で営業を行っている[6][7]。なお月曜日・水曜日・金曜日は終日、メイド服での営業となる[8]。また、イベント開催時には営業形態が異なる場合がある。
「ゴシックDay」「チャイナ Day」「ヤンキーDay」「眼鏡っ子Day」「卒業式Day」「ねこみみDay」などの店内企画型イベントにより成功を収めたコスプレ系飲食店・メイド喫茶の代表的店舗であり[7]、コスプレ系飲食店・メイド喫茶の黎明期から活躍する店員も在籍するため、創業期からの常連客や地方からの来客も多数、存在する。2009年現在のスタッフの平均年齢は21歳[9]、勤続年数は平均3年である[9]。オリジナルグッズの制作・販売にも力を入れており、コミックマーケットの企業ブースにも出展したこともある[10]。
店内で店員を撮影することは禁止されているが、店内で出される飲食物に関しては撮影が可能となっている[8]。
女性アイドルグループ・noisyのメンバー・はるかぜらんらんはかつてメイリッシュで「らん」という名前でウェイトレスをしていたことがある[11][12]。
参考文献
- 『アキバ発 メイドカフェ制服図鑑』 竹書房、2005年8月6日初版発行、ISBN 4-8124-2301-5
- 早川清・山崎龍・木全直弘・清水銀嶺・佐藤楓 編著 『メイド喫茶で会いましょう』 アールズ出版、2008年9月9日第1版発行、ISBN 978-4-86204-078-7
- 柳下要司郎 著 『アキバを創った12人の侍』 グラフ社、2009年2月5日第1版第1刷発行、ISBN 978-4-7662-1217-4
脚注
- ↑ PC Watch:T・ZONE.、コスプレ喫茶「Mary's」発表記者会見を開催 2010年9月11日閲覧
- ↑ カフェメイリッシュに店名変更のお知らせ 2010年9月11日閲覧
- ↑ 株式会社ジェイ・ノード株式売却のお知らせ 2010年9月11日閲覧
- ↑ 4.0 4.1 『アキバを創った12人の侍』、59頁。
- ↑ ASCII.jp:コスプレ喫茶『カフェ メイリッシュ』の2号店が吉祥寺にオープン 2010年9月11日閲覧
- ↑ 6.0 6.1 『アキバ発 メイドカフェ制服図鑑』、39頁。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 『アキバを創った12人の侍』、55頁。
- ↑ 8.0 8.1 メイリッシュについて
- ↑ 9.0 9.1 『アキバを創った12人の侍』、60頁。
- ↑ 『メイド喫茶で会いましょう』、98頁。
- ↑ はるかぜらんらん公式サイト内のリンクページ - 「らんらんがいるメイドカフェ」としてメイリッシュ公式サイトへのリンクが貼られている。
- ↑ 但しはるかぜは2011年1月29日にメイリッシュを卒業している。カフェメイリッシュ公式スタッフ日記の2011年1月29日の日記にはるかぜの挨拶が掲載されている。