山崎勇
山崎 勇(やまざき いさむ)は、日本の歴史学者、慶應義塾志木高等学校教諭。本土における琉球史の研究者として知られる。
略歴
- 1969年3月 慶應義塾大学文学部史学科卒業
- 1972年3月 慶應義塾大学修士課程文学研究科修了
- 1973年4月〜 慶應義塾志木高等学校教諭
- 2005年 琉球大学にて長期研修、高良倉吉のもとで下記論文を執筆
寄宿舍舍監、生徒係を経て、現在慶應義塾志木高等学校主事を務める。[1]
人物
催眠授業の使い手。 幾多の優秀な生徒をその魔術で堕とした。 また、授業の最中ほとんど板書をしないためノートを取るのが非常に難しいといわれている。コツとしてはルーズリーフ等不要な紙に殴り書きで高速で口述筆記を行うか、もしくは速記を用いる、および前者と後者を組み合わせることである。しかし、このメモも授業後早い段階で清書を行わないと、自分でも何が書いてあるのか分からなくなってしまうというデメリットがある。
板書の字は異体字や簡体字、さらには自分で作った漢字などが織り交ぜられた挙げ句、右に大きく傾く癖があり解読が難しい。自作漢字の例としては「権」(木と又をくっつける)等が挙げられる。
生徒間では「パイナ」の愛称で親しまれている。 愛称の由来は、昔の生徒が氏の髪形が自身が専門とするところの沖縄に由来のある食物として有名なパイナップルに似ていたことである。しかし、現在においてはただの禿頭である。
生徒を授業中に叱責する際、必ず最後に「何言ってたか忘れちまったじゃねえか」と言う。それまで、どの部分を授業していたのか実際に忘れたのか、忘れたふりをしているだけなのかは不明。
授業中に誤ってチョークを落とし、そのチョークが割れてしまった際、必ず「おぅ。折れちまったじゃねぇか」と言う。その際、小さくなったチョークを少し名残惜しそうに見つめている。
授業中、黒板に書かれる文字について、なんと書かれているかを質問すると「書いてあんじゃねえか、おぅ」と言いながらも少し大きい字で書いたり、もしくは読み方を発音したりする。しかし、新たに書いた字も右に大きく傾いていることが多くなんだかんだで読めない。
また、定年で2010年度に退職となるが、自身最後となる2010年度2月の第1学年の現代社会(琉球史)の試験の最後で「沖縄の戦後史について論述せよ」という問題を出題した。解答用紙はA3サイズの下半分というかなり難易度が高い物だった。
著作
- 『琉球王国の形成から展開へ 〜第一尚氏王朝の特質と第二尚氏王朝誕生の歴史的意義〜』
脚注・出典
- ↑ ttp://k-ris.keio.ac.jp/Profiles/0610/0005592/profile.html