創価学会
宗教法人創価学会(かぶしきがいしゃ そうかがっかい)とは、日蓮正宗系の新宗教(新興宗教)。日本で最大級の仏教団体。また、政権に最も近づいた宗教団体でもある。国外で「仏教に興味ありませんか」と声をかけてきたら「手相に興味ありませんか」と同じくらい警戒が必要である(実際、海外の現地では仏教と思って創価学会に入信する場合が多い)。
概要
本部は東京都新宿区品濃町。 創価学会公称の会員世帯数は、827万世帯(2007年)。 公称の学会員数も約1000万人と言われているが、NHK等の出口調査などから実数は400万人強であると推察されている。
他の法華宗系団体と異なるところは、強烈な布教活動(折伏)と、初代会長・牧口常三郎、第2代会長・戸田城聖、第3代会長・池田大作の いわゆる「三代会長」への絶対的な尊敬と、とくに池田と会員との間にみられる師弟観、および創価学会が支持する政党である公明党との政治活動である。 副理事長には池田大作の息子の池田博正が就いている。
教義
日々の勤行は、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えることを自らの修行とし、新規会員の開拓、財務、聖教新聞啓蒙などを主とするものがある。これらの活動は、元来の教義では人のため、平和のため、しいては自分自身のためという趣旨により行われていたはずなのだが、池田大作名誉会長のための活動(師匠にお応えする戦い)とする会員が多いというのが昨今の事実である。他の宗教や宗派は全て邪教であるという日蓮正宗系に共通する日蓮原理主義に基づく、排他的で非常に攻撃的な思想をその旨とする。最近では根本修行である勤行の経文ではなく祈念文を改定した。機関紙の聖教新聞では、SGIの世界における活動や会員の体験談などを掲載する一方で、宗門問題、名誉毀損問題をめぐり、山崎正友元創価学会顧問弁護士、竹入義勝元公明党委員長への糾弾の名を借りた誹謗中傷を大々的に行っている。
三色旗
1988年に創価学会の旗として「三色旗」が定められた。ポールから順に青・黄・赤となり色の三原色が使用され、青は「平和」黄は「栄光」赤は「勝利」を意味する。ルーマニアやチャドの国旗と同一であるが、中心に学会の紋章や創価学園の校章が入ることもある。
基礎データ
2007年現在の主要役員
- 名誉会長:池田大作
- 会長:原田 稔 (2006年11月就任)
- 理事長:正木正明
- 副理事長: 西口良三、大野和郎、大場好孝、山本武、長谷川重夫、原田光治、池田博正
組織
- 壮年部 40歳以上男性
- 婦人部 既婚または40歳以上の女性
- 多宝会 65歳以上の男女
- 男子部 40歳未満男性
- 創価班 会合運営、場外警備(男性)
- 牙城会 会館警備
- 女子部 未婚かつ40歳未満の女性
- 白蓮 会合運営(女性)
- 学生部 大学(院)生・専門学生
- 未来部 高校生・中学生・小学生
年齢による規定は明確に定めていないので、地域によって差がある。
会合
- 本部幹部会同時中継(月1回)
- 合同法要(月1回)
- 地区座談会(月1回)
- 唱題会(任意)
- その他に幹部会や指導会がある