下村大介
下村 大介(しもむら だいすけ)とは、ラグビー指導者で三重県の教員である。2010年4月現在、三重県立四日市農芸高等学校の保健体育科教諭で、同校ラグビー部の監督も勤めている。大阪2児餓死事件の下村早苗の実父である。
2010年7月30日に大阪市西区のマンションから長女・桜子ちゃん(3)、長男・楓ちゃん(1)の遺体が見つかり、母親の風俗店従業員・下村早苗容疑者(23)は死体遺棄容疑で大阪府警に逮捕された。
目次
来歴
大阪府立茨田高等学校、大阪体育大学出身。自身にラグビー競技経験は無いものの、ラグビーの強豪校で学生時代を過ごしたことに触発されて、四日市農芸高校赴任後にラグビー部の顧問となる。その後、同校監督として全国高等学校ラグビーフットボール大会に15回出場、平成13年度に東海大会で優勝するなど、同校をラグビー強豪校に育てた。2010年4月現在、同校ラグビー部を率いて27年目になる[1]。
大阪2児餓死事件
下村大介=三重県四日市市=は、四日市市のラグビー強豪校である、三重県立四日市農芸高校の有名監督。 三重県立四日市農芸高校のホームページなどによると、ラグビー部は年末年始の全国高校ラグビー大会に15度の出場を誇る名門。 三重県立四日市農芸高校で保健体育の教員を務める下村早苗の父親、下村大介(49)は、ラグビー部の監督として27年間、指導にあたっている。 下村大介は、今年は3年生の学年主任も務めており、同校事務員によると「熱血漢で生徒の信頼も厚い」。
テレビ番組の取材なども受けたことがあり、下村大介は四日市市内では名を知られた人物だった。 ラグビー部は夏休み中も練習を行っているが、この日午前に行われた練習に下村大介は姿を見せなかった。
下村早苗の父親、下村大介さんは、今回の事件を受け 「(下村早苗容疑者の離婚から)1年以上、娘にも孫にも会っていなかった。(娘らが)どこにいるのかも、はっきりしなかった」と話した。
また、下村早苗容疑者と父親、下村大介さんらが以前に暮らしていた住宅近くに住む60代の男性は、学生時代の下村早苗容疑者について「派手な格好をしていてグレたような感じがあった」と振り返った。
下村早苗容疑者は2006年12月に結婚、昨年5月に離婚しているが、府警捜査1課によると、下村早苗容疑者は子供2人を置き去りにして家を出た理由について「自分の時間が欲しかった。育児放棄が原因で殺してしまった」と供述。
今年6月下旬頃から下村早苗は妹や友人宅などを転々としていたが、7月上旬頃には元夫に電話をかけ「仕事をしながら子育てするのは大変でしんどい」と訴えていた。
熱血指導でラグビー部を花園常連校に育て上げた父親、下村大介さんがいながら、下村早苗容疑者は子育ての悩みについて、父親に相談したり助けを求めたりすることはなかったという。
下村大介の一番目の奥さんは、85年卒業の下村大介氏の教え子で、長女の下村早苗容疑者含め三姉妹の母親であり、二番目の奥さんとの間には子供はいない。下村早苗容疑者の母親(=最初の奥さん)が出て行った原因はDV。
下村早苗容疑者の母親は、高校出たてで世間も知らずに教師の下村と結婚してDVで離婚して出て行き、今頼られても自分が生きていくのに精一杯で、孫の面倒までは見れなかった。家を出たのは下村早苗が小学校低学年のとき、今はおそらく再婚しており、下村早苗にとっては頼ることが出来なかった。
そして下村大介氏は昨年3回目の結婚。お相手は高校卒業したてのラグビー部マネージャーである。
交友関係
- 天宮一大(武蔵野東技能高等専修学校教員・ラグビー部監督)
- 四日市農芸高校と天宮の率いる武蔵野東技能高等専修学校で定期的に合同合宿を行っているほか、長女の中学卒業後の進学先・下宿先を武蔵野東・天宮宅としており、信頼関係もある。
- 上田昭夫(ラグビー元日本代表、慶應義塾大学ラグビー部元監督)
脚注
- ↑ 公立校の教員は通常5年程度で異動となる。ただし、長崎県立国見高等学校サッカー部元監督の小嶺忠敏などもおり、下村のみが特別なわけではない。