ジョーカー (キャラクターの類型)
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ジョーカーは、フィクションの登場人物(キャラクター)を創作、あるいは論評する際に用いられることがある言葉。トランプのジョーカーに由来し、ジョーカーの持つ性質から連想される要素を持ち合わせたキャラクターに対し用いるテンプレート:要検証。
用例
キャラクター創作の際にジョーカーと呼んだ例として黒澤明監督の映画『七人の侍』がある。同作品の脚本家陣は侍と百姓を繋ぐ必要のある場面で行き詰まった際に、登場人物をトランプのカードにたとえカードがすべて揃っている中で「ジョーカー」が足りないことに気づいた結果、百姓出の侍「菊千代」が生み出され、侍と百姓を繋ぐ役割を担わされることとなった[1]。
最強・万能のキャラクター
戦闘・スポーツ・ゲーム・ギャンブルなど勝負事を扱った漫画・アニメ作品などにおいて、他を圧倒する実力を有し、いかなる場合でも決して負けることのないキャラクターを指すテンプレート:要検証。当該キャラクターを俗にキャラクターの略である「キャラ」をつけて「ジョーカーキャラ」と呼ぶこともあるテンプレート:要検証。
一例として、和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する、主人公の師匠である「比古清十郎」が挙げられる。和月は同作品の単行本第12巻[2]の「登場人物製作秘話 其ノ三十二 比古清十郎」において、当時の担当編集者が主人公の実力を完全に上回る比古を指してトランプのジョーカーにたとえたことを明かしており、万能であるがゆえの物語中での使いづらさを語っている。
脚注・出典
- ↑ 『映画の友』1953年12月号
- ↑ 和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 巻之十二』1996年 集英社 ISBN 4-08-872282-5