青山真治
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青山 真治(あおやま しんじ、男性、1964年7月13日 - )は、映画監督、小説家。
概要[編集]
福岡県北九州市出身。福岡県立門司高等学校を経て、1989年立教大学文学部英米文学科卒業。立教大学映画研究会出身。在学中は蓮實重彦に学び、深い影響を受けた。
卒業後はフリーの助監督として、ダニエル・シュミット、黒沢清などにつく。1995年オリジナルビデオ『教科書にないッ!』で初監督。地元、福岡県の門司を舞台にした『Helpless』で商業映画デビュー。
監督作品『EUREKA』で、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞・エキュメニック賞を受賞。『レイクサイド マーダーケース』では、初の娯楽作品に挑む。
ジャン=リュック・ゴダール、神代辰巳、中上健次(小説家)などをリスペクトしている。
小説家としても活動し、自作のノベライズ小説『EUREKA』で三島由紀夫賞を受賞している。受賞作は同賞の選考委員である文芸評論家の福田和也の強い推薦で受けたものである。
冨永昌敬は彼だけではなく、中原昌也や宮台真治の強い推薦によってデビュー。
妻は女優のとよた真帆。
人物[編集]
- 日本映画界きっての理論派として知られる反面、気性の激しい面を持ち合わせており、その言動がしばしば問題視される。
- かつては長髪がトレードマークだったが、ペドロ・コスタとの対談でやんわりと否定された後(それが原因かは分からないが)、短髪にする。
- 大寺眞輔のDravidian Drugstore上において、メルマガ参入宣言。しかし未だ実現されていない。
- 樋口泰人主催のboid内の日記において、翻訳家の柳下毅一郎に対し、理由もなく(本人が理由を公開していないため)批判を繰り返し、町山智浩との対談で「ストーカー」呼ばわりされたが、その後、和解済み。
- 中原昌也との対談において「ピースな映像作家」を自称する中野裕之を、「あいつもクソですよ」と罵倒。
- 高橋洋の公式ホームページ、ソドムの市におけるBBSにおいて、一部の投稿者の投稿に対し、「派閥前提でしかモノのいえないこのチンカス野郎!相手になってやるから今度どっかで俺を見かけたら名乗って来い。そん代わりはなっからガン殴りしてやるから覚悟しとけよ。」と本気で罵倒した。
- 宮崎駿を嫌いだと公言している。『カリオストロの城』を「ルパン三世の冒涜だ」と非難し、岩井俊二に至っては、「いやー、映画の部分が全然ないですよ。ある意味で文学である」と非難。
- 紀里谷和明や北村龍平を「ハリウッド進出すれば上がりだと思っている馬鹿」と批判し、映画プロデューサーの一瀬隆重に対してはデプレシャンのムック本で「アメリカを某東洋の島国の出世としか考えていない馬鹿」と痛烈に批判している。
監督作品[編集]
- 『サッド・ヴァケイション』 2007年
- 『こおろぎ』 2006年
- 『AA』 2006年
- 『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』 2005年
- 『レイクサイド マーダーケース』 2004年
- 『秋聲旅日記』 2003年
- 『TRUNK』 2003年(Webシネマ)
- 『軒下のならずものみたいに』 2003年
- 『Noと言える刑事』 2003年 (オムニバス『刑事(デカ)まつり』)
- 『なんくるムービー あじまぁのウタ 上原知子─天上の歌声』 2002年 (ドキュメンタリー)
- 『名前のない森』 2002年 (テレビドラマシリーズ『私立探偵 濱マイク』第6話)
- 『月の砂漠』 2001年
- 『路地へ 中上健次の残したフィルム』 2000年 (ドキュメンタリー)
- 『EUREKA』 2000年
- 『EM エンバーミング』 1999年
- 『シェイディー・グローヴ』 1999年
- 『June 12 1998』 1999年 (ドキュメンタリー)
- 『冷たい血 AN OBSESSION』 1997年
- 『WiLd LIFe jump into the dark』 1997年
- 『チンピラ』 1996年
- 『我が胸に凶器あり』 1996年 (オリジナルビデオ)
- 『Helpless』 1996年
- 『教科書にないッ!』 1995年 (オリジナルビデオ)
著書[編集]
- 『EUREKA』
- 『Helpless』
- 『われ映画を発見せり』 (映画評論集)
- 『ホテル・クロニクルズ』講談社、2005年
- 『死の谷'95』講談社、2005年
外部リンク[編集]
- Shinji Aoyama (IMDb)
- 青山真治 (allcinema ONLINE)
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