桐生市小学生いじめ自殺事件
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桐生市小学生いじめ自殺事件(きりゅうししょうがくせいいじめじさつじけん)とは、2010年10月23日正午頃、群馬県桐生市の小学6年生の女児が、自宅で自殺した事件。
発見
自宅にて、手編みのマフラーで首をつった状態で発見された。遺書はなかったが、警察は状況から自殺と判断した。
自殺の背景
通う小学校でいじめがあったと家族は主張している。
いじめは転校してきた1年後の5年生からだという。きっかけは授業参観時の、フィリピン人である母の容姿についての悪口だったという。6年生からは無視が始まった。
学校の担任は、班ごとに給食を食べるよう指導したが、事実上クラスを統制しきれなかった。女児のクラスは、10月には学級崩壊の状態にあり、学校側も担任以外の教員を投入するなどの対応を取っていた。
女児は9月28日の席換え後から孤立し、一人で給食を食べることが多くなり、欠席も目立つようになっていた。女児は両親にすがり、転校を訴えたという。21日の校外学習には出席したが、「こんなときだけ来るのか」と同級生に言われたという。家族はこの社会科見学が自殺を決意させたとしている。