中国人
中国人(ちゅうごくじん)とはユーラシア大陸東部に存在する地域としての中国またはそれに根ざした国家、民族などにまつわる多数の意味を持つ広範な概念上の呼称であり、様々な場所或るいは立場上により全て異なる概念になることがある。
定義
- 地理的概念による中国人:中国において出生、または居住する人間。
- 人種的概念による中国人:主に中華民族の血統の人間、即ち漢民族及びその他の漢化した少数民族(例えば満州族、モンゴル族等)を含む。
- 宗族的概念による中国人:「華人」或るいは「華裔」(中華民族の血筋を持つ人、その割合がいくらであろうと、何世代か前に中国人が祖先)を指し、中国国籍を持たないものも含む。
- 国籍或いは法律的概念による中国人:中華民国と中華人民共和国は共に中国を自称し、一般にどちらの国籍を持つ人でも法律上は全て中国人と認められ、また自称することができる。チベット族やウイグル族などもこの意味で中国人であるが歴史的経緯から中国人と呼ばれることに抵抗を持つことも少なくない。また中華民国が実効支配する台湾地域の住民には、自分を中国人であると考えない人が増えつつある。
- 政治的立場による中国人:
概要
現在、中国人は主要民族である漢民族と55の少数民族から構成されている。全ての中国国民が国家に対して抱いているアイデンティティーを表現する場合は「中華民族」という言葉が使用される。
中国人移民
中国人は古来から世界各地への移民を繰り返しており、主要な各都市では中華街が形成されている。現代では北米や豪州への移民が顕著であり、現地でのロビー活動によって中華人民共和国および中華民国の国際的な影響力を高めている。
愛国掲げ4歳児連れて富士登山した中国人、食料や装備が不十分で日本人に助けられネットで叩かれる(2012年10月)
スパルタ教育で知られる中国の男性が、4歳の息子を連れて富士山に登った。鍛錬と領土問題を訴える狙いだったが、食料や装備が不十分で登頂を断念。山小屋の日本人に助けられた。中国は教育熱が高く、「愛国」のさなかにもかかわらず、「児童虐待」「恥知らず」と批判を浴びている。
「鷹式教育」と名付けて、子どもを極限状態に追い込む方法で知られる江蘇省南京市の何烈勝さん。著書もあり、「イーグル・パパ」と呼ばれている著名人だ。4歳の息子、多多(トゥオトゥオ)ちゃんは聴講生として小学校に通う。
江蘇省の地元紙・揚子晩報などによると何さんは、多多ちゃんとその姉とともに9月277日に日本に到着。翌日、中国国旗をデザインした服を着て5合目から登り始めた。
だが、夏の登山シーズンが終わっていると知らず、食料はパンやチョコレートなどわずかだった。雨が降り始め、気温は零下に迫る。疲労や高山病で子どもたちは泣き出した。8合目の山小屋で、 日本人に手袋や帽子、服をもらい、「これ以上は危険だ」と諭されて下山したという。