ホットパンツ
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ホットパンツとは丈の短い女性用ズボンのこと。 1971年に、パリでのファッションではじめて女性用の「短パン」として展示された。米国のファッション紙「WWD」が、従来のショートパンツよりもかなり短く、「男性の視線が熱(HOT)かった」と、揶揄して報じられたところから、この名がついた。日本でも1971年から1972年に海岸でのカジュアルなスタイルとして、若い女性を中心に流行した。1970年代後半になると、そのほとんどが吊り紐の付いたショートパンツや、胸当ての付いたサロペット半ズボンを「ホットパンツ」と称した。その後流行の変化によりしばらく影を潜めていたが、ここ数年復活の兆しが出てきた。女性歌手、女性タレントも着用して盛んにテレビに出演しているため、若い女性の間でも流行している。おもに夏用の衣服ではあるが、近年では真冬でもロングブーツに合わせるコーディネートがよく見られる。
一般的に女性の腰回りは男性のそれよりも広い傾向があるので、ホットパンツは、男性用ズボンよりもヒップの部分を大きく取ってデザインされている。かつて男児の大半が頻繁に着用していた児童用の半ズボンと同様に、股下が数センチしかないので太もも全体が露出する。さらに最近では、ファッション性がいっそう重視されるあまり、従来よりもよりタイトにデザインされるようになったため、ヒップハング状態で着用することになる股上が浅めのデザインが主流になったので、ヒップラインが強調され、かなり穿く人を選ぶ衣服といえる。またその性質上、いったん流行に火がつくと年を経るごとに丈が短くなる傾向があった。 脚の露出面積がミニスカートと同程度であるが、下着が見える可能性が低いことから、行動を制限されない理由で普及した。