アルシェール

提供: Yourpedia
2011年5月5日 (木) 04:16時点におけるFromm (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成: '''株式会社アルシェール'''は、かつて存在した日本の株式会社。エヌ・ティ・ティ・ドコモ及びエヌ・ティ・ティ・ドコモグループ…)

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

株式会社アルシェールは、かつて存在した日本の株式会社。エヌ・ティ・ティ・ドコモ及びエヌ・ティ・ティ・ドコモグループの社内ベンチャー制度によって設立された3つ目の会社であり、同社内ベンチャーで1番目に解散した会社であった。

沿革

  • 2004年(平成16年)10月1日 会社設立。株式会社ダブルスクエア、株式会社ドコモ・ためタンに続いて、社内ベンチャー制度により設立された会社であった。
  • 2006年(平成18年)4月12日 メンテナンスという理由で、ホームページが閲覧できなくなった。二度と再開することはなかった。
  • 2006年(平成18年)8月28日 親会社である(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのホームページにて、解散の決定を発表。解散の理由は、将来的な事業継続が困難であるからとして発表されている。
  • 2006年(平成18年)10月24日 株主総会の決議により解散。ダブルスクエアやドコモ・ためタンは、累積赤字が資本金の額に近づいたとき、親会社であるドコモから新たに増資という形で経営難を乗り切っていたが、アルシェールは増資を受けることなく、会社を清算する状況に追い込まれた。
  • 2007年(平成19年)2月27日 清算結了。約2年間の活動が、完全に終了した。

目的

役員

  • 代表清算人 竹林俊二
  • 代表取締役 大野聡子
  • 取締役 森藤真理(平成17年4月30日辞任)
  • 取締役 田中正徳(社外取締役 平成17年8月8日辞任)
  • 取締役 樺沢正人(社外取締役)
  • 取締役 市川貢 (社外取締役)
  • 取締役 船本道子(社外取締役)
  • 監査役 今野健一

社名の由来

大野自身によれば「allure(アリュール):自分流の、魅力的な」と「cher(シェール):貴重な、流行に敏感な」というフランス語に由来している。

アンケートでサンプル数を50名以内とするなど、従来のマーケティングリサーチとは一線を画す画期的な手法で注目されていた。また回答者はアルシェリーナが行い、その殆どがmixi内のマイミク・コミュニティメンバーであった。回答者には図書券を配布することもあり、座談会参加者には1万円程度の交通費が支給された。

主なマーケティング方法は口コミで、会員にブログ上で商品の広告をしてもらう等、一風変わった手法で商品を広めていた。 ただし、アフィリエイトではない為、商品が売れても会員に還元される事は無かった。

20名限定のハワイツアーや物品販売(スワロフスキーピンクパンサーストラップ宝石)なども行った事があった。

社員は全員女性であるのも、またブログ仲間から社員に誘ってもらえるのも、アルシェールの魅力であった。以前の募集では特記項目に「女性のみ」と書いて2ちゃんねる等で男女雇用機会均等法に触れるのではないかと話題になった。

アルシェリーナ

アルシェールと一緒に活動するメンバーのこと。メンバーになるためには、入会金年会費は無料だが、F1層(満20歳以上満34歳以下の女性)であることが必須条件であり、更に別途資格審査(「自分流の」「流行に敏感な」「魅力的な」「お洒落な」に当てはまりかつステキかどうか)が行われるのでアルシェリーナになる難度はかなり高かった。

アルシェリーナは、各自の感性を活かして、色々な商品やサービスのプロデュースや口コミを通してのプロモーション等を行っていた。具体的な活動内容は以下のとおりであった。

  • すてきな♥ダイアリー調査
  • ずっと継続するブログ・mixi等インターネット上での口コミ活動
  • かわいい♥会員内でのイベント企画
  • わきあいあいとした座談会への参加
  • アンケート(Web上)の回答
  • ソシアルなシャドウショッパー(覆面調査)
  • ナイスなマーケティングリサーチ

一方、その利点として以下があげられる。

  • 新商品・サービスの企画に参加でき、モニターも可能であった
  • メンバーだけのセミナーやパーティ等のイベントの参加権が与えられた
  • アンケートの回答者には稀に図書券が配られた

一般メンバーを「アルシェリーナ」、特に情報感度が高く積極的に活動に参加しているリーダー的メンバー(フィールドマーケター)を「プラチナアルシェリーナ」と呼んだ。プラチナアルシェリーナは活動に優先的に参加できるほか、“プラチナサミット”に参加できた。プラチナサミットの実態は不明だが、同名のネットワークビジネスの団体とは無関係であった。

アルシェリーナのほぼ全員がブログを持っており、トラックバックやコメント等でメンバー間の連帯増強をはかっていた。ブログに大野聡子に関するコメントや写真、とりわけ大野聡子と一緒に写っている写真をアップすることはアルシェリーナにとって大きなステータスとされていた。

関連項目