風呂
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風呂(ふろ)とは、温浴のためや、漆器に塗った漆(うるし)を乾燥させるために、専用の部屋や室(むろ)を蒸気などで満たした設備。また、水または温泉や水を沸かした湯を満たして人が浸かる浴槽(バスタブ)や浴室・湯屋・湯殿、熱源からの遠赤外線を利用した(水を使用しない)砂風呂や岩盤風呂などの温浴を指しても使われる。
※本項では主に設備としての風呂について解説する。風呂に入る風習・慣習については入浴および沐浴を参照。
入浴介助
入浴介助とは自力での入浴行為が著しく困難な者に対し、他者が介助を行うことである。高齢や障害などにより入浴介助を必要とする人は多い。身体を清潔にする他、精神的、肉体的な苦痛と緊張を緩和させる、排泄作用を促進させる、睡眠を助長するなどの効果があるが上述の他にも転倒、意識喪失などのリスクもあり福祉・介護における専門性が要求される重要なサービスのひとつである。
入浴介助にはほぼ自立できる人を対象とした見守り、片麻痺のある人を対象とした入浴介助、シャワー入浴介助、寝たきりや車いすに乗ったまま行える機械浴の介助などがある。
動物の「入浴」
ペットを飼い主が湯に入れて洗うことも「入浴」「風呂に入れる」と表現されることがある。また日本では、野生または飼育下で湯につかるニホンザルがおり、「温泉猿」として観光客らに注目されている。
脚注