江戸橋ジャンクション

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江戸橋ジャンクション(えどばしジャンクション)は、東京都中央区にある、首都高速道路ジャンクションである。江戸橋出入口が併設されている。

概要

日本橋小網町・日本橋一丁目日本橋兜町の区域界にあたる日本橋川の上空に位置する。1963年(昭和38年)12月21日に供用開始した、首都高速道路では初めてのジャンクション(分岐部)である。ジャンクションの名称はすぐ東隣にある江戸橋に由来するが、江戸橋の一つ西(上流側)にあるのが、日本の道路元標が埋め込まれた日本橋であり、高速道路では江戸橋JCTを起点とするケースが多く、日本を含むアジア13ヶ国を経由しトルコに至るアジアハイウェイ1号線の起点にもなっている。

建設当初は「都道首都高速1号線」の延伸部及び分岐部という形で作られ、北側の開通区間は1号線が本町出入口(江戸橋JCTから0.1km)まで、「分岐部」が呉服橋出入口(江戸橋JCTから0.3km)までと短く、呉服橋方面が枝線の形であった[注 1]。その後、都心環状線構想が実行されるにつれ、分岐線であった呉服橋方面が都心環状線の本線となり、江戸橋JCTから浜崎橋JCTの「都道首都高速1号線」が都心環状線に組み入れられた。その後、6号向島線および7号小松川線が建設される際には、6号線は都心環状線のみに接続されるようになり、現在の形になった。

接続している路線

1号上野線は都心環状線京橋JCT方面とのみ接続しており、他の路線とは接続していない。

接続形状

詳細な構造は首都高速公式サイト内の首都高ネットワーク案内・江戸橋を参照

基本的な形状はハート型(Y型)ジャンクションに、さらに高速道路が1本とりついている形である。

6号向島線は東北自動車道常磐自動車道から、さらには7号小松川線を介して京葉道路から集まってくる、都心通過を含む交通が輻輳しやすい路線となっていることもあり、6号向島線と都心環状線両方向が2車線ずつで接続されており、特に都心環状線神田橋JCT方向とは日本橋側の上空で直線的に接続している[注 2]。一方、都心環状線京橋JCT方面は都心環状線神田橋JCT方面-6号向島線から「分岐」する形状でとりついており、都心環状線神田橋JCT方面とは6号向島線方面車線から分岐(内回りは左側分岐、外回りは右側分岐)する1車線のランプで接続されている。

1号上野線と都心環状線京橋JCT方面とはルート的には分岐がなく結ばれているが、江戸橋JCT部分で1車線となり車線数が減少している[注 3]。このルートは全体的に大きなS字カーブとなっているが、これは用地上の制約から1号上野線が日本橋川と昭和通りの上空を通行するようにしたためである。

昭和60年頃は上野方面・箱崎方面から銀座方面への流入を信号機によって制御していた[注 4]

首都高速都心環状線
(31)江戸橋出入口 - 江戸橋JCT - (11)宝町出入口
首都高速1号上野線
江戸橋JCT - (181、182)本町出入口
首都高速6号向島線
江戸橋JCT - 箱崎JCT/(601、602)箱崎出入口/(602、604)浜町出入口/清洲橋出口/箱崎PA

脚注

  1. 現在も都道としての認定上は、1号上野線から都心環状線を経て1号羽田線に至るルートが「都道首都高速1号線」、江戸橋JCT-神田橋JCT間が「都道首都高速4号分岐線」という扱いである。
  2. 6号向島線の江戸橋JCT-箱崎JCT間は部分的に箱崎方面4車線+江戸橋方面3車線=7車線の構造となっている。
  3. 都心環状線京橋JCT方面は片側3車線だが、上下線ともこの中央車線が1号上野線とつながっている。
  4. Youtube 首都高速の江戸橋にかつてあった信号機

関連項目

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