「南区 (横浜市)」の版間の差分
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18区の中で[[人口密度]]が最も高く、2位の西区に大きく差をつけている。 | 18区の中で[[人口密度]]が最も高く、2位の西区に大きく差をつけている。 |
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南区(みなみく)は、横浜市を構成する18区のうちのひとつ。昭和18年(1943年)11月30日まで横浜市の中心地とも言える中区であった。 その中区から分離した際に中区の南にあることから命名された[注 1][1]。
18区の中で人口密度が最も高く、2位の西区に大きく差をつけている。
地理[編集]
区の中央部を京浜急行電鉄、鎌倉街道(神奈川県道21号横浜鎌倉線)が南北に縦断して通っている。そして鎌倉街道の地下には平行して横浜市営地下鉄ブルーラインが通っている。
鎌倉街道に平行するように大岡川と途中で分流する中村川が流れており、さらに磯子区へ流れる堀割川も分流する。大岡川沿岸部は「大岡川プロムナード」として整備されており、桜の名所でもあり、春になると多くのサクラが咲き誇っている。
北部には首都高速道路狩場線、西部には横浜横須賀道路が走っており、幹線道路周辺では大きなビルやマンションが建ち並ぶがそれ以外のところでは大半が住宅地である。
南部にある弘明寺は横浜市の寺としては最古の寺であり、弘明寺観音とも呼ばれる。かつて真葛焼の窯場があった。
清水ケ丘公園は横浜高等商業学校、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校は横浜高等工業学校(横浜国大工学部)の跡地である。
歴史[編集]
- 三浦氏一族の平子氏が、堀の内一帯に居住、菩提寺の宝生寺は1171年創建。同寺保管の古文書の中に、「横浜」の地名が出てくる最も古い嘉吉2年(1442年)の文書がある。
- 現在の横浜英和女学院一帯に奥州吉良氏の一族・吉良頼康が住し、「蒔田殿」と呼ばれた。
- 1863年井土ヶ谷事件がおこる。
- 1873年5月1日 - 区番組制により、太田村が第1区4番組、吉田新田が第1区5番組、中村が第1区6番組、井土ヶ谷村、永田村、引越村、弘明寺村、中里村、別所村が第2区1番組、蒔田村、堀之内村、下大岡村が第2区2番組にそれぞれ編入される。
- 1874年6月14日 - 大区小区制により、吉田新田が第1大区1小区、大田村が第1大区2小区、中村が第1大区5小区、永田村、引越村、中里村、弘明寺村、別所村が第2大区2小区、下大岡村、井土ヶ谷村、蒔田村、堀之内村が第2大区3小区にそれぞれ編入される。
- 1878年12月1日 - 郡区町村編制法により、大区小区を廃して久良岐郡並びに町村を復活。
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、久良岐郡戸太村(太田村、吉田新田と戸部村、平沼新田、尾張屋新田)、中村、大岡川村(井土ヶ谷村、蒔田村、弘明寺村、堀之内村、下大岡村、永田村、引越村、中里村、別所村と上大岡村、最戸村、久保村)が誕生。
- 1895年7月1日 - 久良岐郡戸太村が町制を施行し、戸太町となる。
- 1901年4月1日 - 久良岐郡戸太町、中村が横浜市に編入。
- 1911年4月1日 - 久良岐郡大岡川村の一部[1]が横浜市に編入。
- 1927年4月1日 - 久良岐郡大岡川村の残部[2]、日下村(現在の港南区・磯子区)が横浜市に編入。
- 1927年10月1日 - 区制施行に伴い中区になる。
- 1936年10月1日 - 鎌倉郡永野村(現在の六ツ川四丁目と港南区)を編入。
- 1943年12月1日 - 戦時配給制度の手続の軽減を図るため、寿・大岡両警察署管内の各町を中区から分離して南区が誕生。
- 1969年10月1日 - 南区の南部(港南支所管内)を港南区として分離。ただし下永谷町字山谷の大部分は六ツ川四丁目と改称し、南区に残留。
補足[編集]
現在の南区東部(町村制施行前の堀之内村、蒔田村、井土ヶ谷村、弘明寺村、下大岡村)
現在の南区西部(町村制施行前の永田村、引越村、中里村、別所村)、港南区(町村制施行前の上大岡村、最戸村、久保村)
行政[編集]
- 区長
- 早渕直樹( - 2005年3月31日)
- 渡辺興三(2005年4月1日 - 2007年3月31日)
- 森田信英(2007年4月1日 - 2010年3月31日)
- 青井恒夫(2010年4月1日 - 2012年3月31日)
- 山口隆史(2012年4月1日 - )
- 区総合庁舎
- 1973年に現在の総合庁舎(区役所、公会堂、消防署)が花之木町に竣工。
- 老朽化のため総合庁舎(区役所、公会堂、消防署及び、土木事務所)の横浜市立大学医学部浦舟校舎跡地(浦舟町2丁目33 番)への移転が決まっており、新庁舎の建設が2014年1月に着工された。2016年1月に竣工予定。[2]
地域[編集]
健康[編集]
- 平均年齢 46.19歳(2013年1月1日現在)
- 平均年齢は、横浜市18区中、旭区に次いで二番目に高い。(横浜市の平均は44.13歳)
- 年齢別人口割合 0〜14歳:10.8%、15〜64歳:64.7%、65歳以上:23.7%(2013年1月1日現在)
主な町名[編集]
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☆は住居表示実施地域
機関・公共施設[編集]
消防署・交番・郵便局・福祉等[編集]
- 南消防署(花之木町)
- 六ッ川消防出所
- 中村町消防出張所
- 大岡消防出張所
- 南警察署(大岡)
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- 横浜南郵便局(井土ヶ谷上町)
- 横浜浦舟郵便局
- 横浜大岡郵便局
- 横浜弘明寺郵便局
- 横浜宿町郵便局
- 横浜中島郵便局
- 横浜中村橋郵便局
- 横浜永田郵便局
- 横浜南太田郵便局
- 横浜南永田郵便局
- 横浜六ッ川一郵便局
- 横浜六ッ川郵便局
- 横浜吉野町郵便局
- 南県税事務所(弘明寺町)
- 自動車税管理事務所(弘明寺町)
- 横浜南年金事務所(宿町)
- 資源循環局南事務所(睦町)
- 南区社会福祉協議会(浦舟町)
- シルバー人材センター南事務所(睦町)
- 南土木事務所(別所)
地域ケアプラザ[編集]
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住宅団地[編集]
- 蒔田団地(蒔田町伊勢山、賃貸260 1964年 現存 ストック活用)
- 清水ヶ丘団地(清水ヶ丘、 賃貸157 1957年)
- 井土ヶ谷団地(南太田 市街地住宅 賃貸80 1961年 譲渡返還)
- 南永田団地(永田みなみ台)
- 市営住宅 清水ヶ丘ハイツ
- 市営住宅 サウスヴィラ横濱
教育[編集]
大学[編集]
- 放送大学神奈川学習センター
専門学校[編集]
- 横浜テクノオート専門学校
高等学校[編集]
中学校[編集]
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小学校[編集]
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特別支援学校[編集]
- 横浜市立中村特別支援学校
- 横浜国立大学教育人間科学部附属特別支援学校
- 神奈川県立横浜南養護学校
- 横浜市立浦舟特別支援学校・横浜市立大学附属市民総合医療センター浦舟院内学級
名所・スポット[編集]
公園・自然[編集]
- 横浜市こども植物園 - 約80種類のバラを揃えたバラ園をはじめ、薬草園、くだもの園、自然観察林など約2000種の植物がある
- 横浜市環境活動支援センター - 展示温室にはバナナ、ブーゲンビリアなどの花木があり、ハーブガーテンもある
- 清水ケ丘公園 - 見晴らし台にあるエノキ(通称ゆずの木)が有名。体育館や屋内プールがある
- 大岡川プロムナード - 桜の名所。南区内の大岡川沿いには約500本の桜がある。桜の時期は夜になるとぼんぼりが灯される
- 弘明寺公園 - 展望台、南図書館、屋外プールがある
寺社[編集]
- 弘明寺 - 横浜市最古の寺とされ、平安時代作の十一面観音像(国の重要文化財)を安置する
- 金刀比羅・大鷲神社 - 11月に縁起物の熊手を売る露店がずらりと並ぶ「酉の市」が行われる
- 日枝神社 - 9月に大神輿が氏子町内を巡行する「お三の宮秋祭り」が行われる
- 宝生寺・弘誓院 - 寺林は自然のままの常緑広葉樹林で、神奈川県指定天然記念物である
史跡[編集]
- 井土ヶ谷事件の跡 - 攘夷派の浪士によるフランス士官殺傷事件の跡地(井土ケ谷下町32-1)
- 石鹸工場発祥の地(万世町2丁目)
- 吉田新田 - 江戸時代前期に大岡川と中村川との間に囲まれた区域に開墾された新田。日枝神社は吉田新田の総鎮守。
- 吉良氏の供養塔 (勝国寺内)
- 大原隧道 - 全国的に珍しい水道幹線路と公道併用のトンネル
劇場・展示施設[編集]
- 三吉演芸場 - -大衆演劇主体の劇場であるが、落語の番組も組まれている
- 神奈川県埋蔵文化財センター
交通[編集]
鉄道路線[編集]
※港南区にあるブルーライン・京急線の上大岡駅、保土ケ谷区にあるJR横須賀線の保土ヶ谷駅を最寄とする南区民も多い。
バス[編集]
道路[編集]
- 高速道路
- 一般国道
- 主要県道
- 一般県道
出身有名人[編集]
脚注[編集]
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注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 横浜市内18区の区名の由来Ⅱ【戦前・戦後編】(はまれぽ.com 2012年6月27日)
- ↑ 公共事業事前評価調書(案) - 横浜市市民局地域施設課
関連項目[編集]
- 南区 - 全国の南区の一覧