「囲碁殿堂」の版間の差分
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+ | *囲碁の歴史・文化を通し、国内外を問わず広く国民に啓蒙と指導をなし、囲碁普及と発展に顕著な貢献をした者 | ||
+ | *棋士は現役引退した後5年を経過していること。ただし、棋士が死亡したとき、または有資格者が選考時までに満65歳に達している時は経過年数を必要としない。 | ||
+ | *棋士は、対局を通じて得た記録が棋院または囲碁界の発展に貢献した程度によって選考される。 | ||
+ | *勝数、連勝記録、タイトル等の単一記録をもって自動的に囲碁殿堂入り候補者として推薦されない。 | ||
== 辞退者 == | == 辞退者 == |
2017年9月14日 (木) 22:50時点における版
囲碁殿堂(いごでんどう)は日本の囲碁史上に輝く名棋士や、囲碁の発展、普及に尽くした功労者を後世に伝えるため、殿堂者を顕彰する顕彰を行うものである。偉大な先人達や囲碁文化を咲かせた数々の歴史を振り返り、かつ未来に向かって囲碁文化のさらなる発展を導くため、殿堂ノミネート委員会がノミネートし、囲碁殿堂表彰委員会が決定する。日本棋院が2004年に創立80周年記念事業の一環として、野球殿堂を参考にして創設したものである。
殿堂入りした人物は、囲碁殿堂資料館に肖像のレリーフと業績が掲げられる。
歴代殿堂
- 第1回(2004年5月28日) - 徳川家康、一世本因坊算砂、四世本因坊道策、本因坊秀策 (第1回特別創設記念表彰)
- 第2回(2005年9月28日) - 十二世本因坊丈和 (第2回特別創設記念表彰)
- 第3回(2006年7月28日) - 大倉喜七郎、十四世本因坊秀和
- 第4回(2007年8月1日) - 十八世本因坊秀甫
- 第5回(2008年8月5日) - 十七世・十九世本因坊秀栄、二十一世本因坊秀哉
- 第6回(2009年8月28日) - 瀬越憲作
- 第7回(2010年7月23日) - 木谷実
- 第8回(2011年7月13日) - 岩本薫
- 第9回(2012年6月22日) - 安井算哲、陳毅
- 第10回(2013年7月16日) - 喜多文子
- 第11回(2014年7月18日) - 橋本宇太郎
- 第12回(2015年7月21日) - 呉清源
- 第13回(2016年7月19日) - 寛蓮、井上幻庵因碩
囲碁殿堂入り候補者の資格要件
囲碁殿堂表彰規定(平成29年7月11日最終改定)
- 囲碁の歴史・文化を通し、国内外を問わず広く国民に啓蒙と指導をなし、囲碁普及と発展に顕著な貢献をした者
- 棋士は現役引退した後5年を経過していること。ただし、棋士が死亡したとき、または有資格者が選考時までに満65歳に達している時は経過年数を必要としない。
- 棋士は、対局を通じて得た記録が棋院または囲碁界の発展に貢献した程度によって選考される。
- 勝数、連勝記録、タイトル等の単一記録をもって自動的に囲碁殿堂入り候補者として推薦されない。
辞退者
呉清源九段は最初の回に打診されたが、「研究中の身なので」として辞退した。死後に遺族の許可を得て、2015年7月21日に開催された有識者による表彰委員会で選出され、殿堂入りが正式に決まった[1]。
参考文献
- ↑ 呉清源九段、囲碁殿堂入り産経新聞,2015-07-29