「中西康浩」の版間の差分
(ページの作成:「'''中西 康浩'''とは、大阪府内を中心に宝飾店や菓子店に勤める女性を、名札で名前を確認し強姦目的の電話を何度もかけ、[...」) |
細 |
||
21行目: | 21行目: | ||
中西は「性的欲求を満たすためだった」と認めており、調べに対し、「(勤務先の分かった女性に)700~800回の電話をかけた」と供述。この中で、呼び出しに応じた女性に乱暴していた。 | 中西は「性的欲求を満たすためだった」と認めており、調べに対し、「(勤務先の分かった女性に)700~800回の電話をかけた」と供述。この中で、呼び出しに応じた女性に乱暴していた。 | ||
+ | |||
+ | == 裁判 == | ||
+ | === 19人強姦、無期判決。性犯罪の仮釈放後犯行。大阪地裁(2014年11月) === | ||
+ | 若い女性19人を強姦したとして、強盗強姦罪などに問われた無職・中西 康浩(50)=住所不定=の[[裁判員裁判]]の判決が27日、[[大阪地裁]]であった。 | ||
+ | |||
+ | [[登石郁朗]]裁判長は「性犯罪で服役して仮釈放された約20日後から犯行を重ねた」と述べ、求刑通り[[無期懲役]]を言い渡した。 | ||
+ | |||
+ | 判決によると、中西は2006年4月~2012年9月、飲食店や衣料品店で働く10~20代の女性や[[女子中学生]]に電話をかけて「暴力団からあなたに復讐するよう頼まれた」「身に覚えがなくても実行する」などと脅迫。「助かりたければ従え」と言い、19人を計141回にわたって強姦し、計162万円を奪った。 | ||
+ | |||
+ | 判決は「被告は(名札を見るなどして)被害者の情報を入手した」と指摘。被告側は被害の一部弁済などを理由に情状酌量を求めたが、「被害者は尊厳を踏みにじられ、人生を大きく狂わされた」と述べ、被告の行為を批判した。 | ||
+ | |||
+ | 裁判員を務めた50代の男性会社員は判決後の記者会見で「(証人尋問で出廷した被害女性の3人は)勇気を振り絞って証言していると感じた。裁判に真剣に向き合おうという気持ちを強くした」と語った。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2016年1月9日 (土) 14:15時点における最新版
中西 康浩とは、大阪府内を中心に宝飾店や菓子店に勤める女性を、名札で名前を確認し強姦目的の電話を何度もかけ、女子中学生を含む27人の女性を146回強姦し金も奪っていた49歳である。
組員装い「守る」、女性27人呼び出し強盗強姦で49歳元会社員逮捕[編集]
暴力団員の振りをして女性を脅し、むりやり性的関係を持ったうえ、現金を奪ったとして、大阪府警曽根崎署は2014年3月3日、強盗強姦などで住所不定、無職、中西康浩容(49)を逮捕したと発表した。
被害女性は27人に及び、そのうち告訴を受けた20人に対する146回の強盗強姦や強姦罪(現金被害は約160万円)を裏付けた。
中西は店舗などで女性を物色し「暴力団で仕事をしている。復讐を頼んできた人がいるが、止めてほしければ金を払え」「犯罪組織から守る」などと脅迫。
ホテルに何度も呼び出して強姦を繰り返し、その都度金を払わせていた。被害女性の中には10~20代で女子中学生もいた。
実際には中西は暴力団に所属しておらず、逮捕当時は会社員だった。「性欲を満たし、金も欲しかった」と容疑を認めている。
被害者たちは、大阪府内を中心に宝飾店や菓子店に勤める女性らで、中西は名札で名前を確認し、強姦目的の電話を何度もかけた。大半の女性が繰り返し被害に遭っていた。
女性のほとんどは、警察に通報すると身に危険が及ぶと恐れており、警察に相談すらできなかった。2012年6月、曽根崎署に20代女性が初めて被害を相談し、一連の事件が発覚した。
中西は、平成24年5月、暴力団員をかたって大阪府内の20代女性を脅し、翌6月に府内のホテルで強姦。組に納める金と称して現金1万円を奪うなど、平成18年4月から平成24年9月にかけて犯行を繰り返していた。中には、約2年間で二十数回の被害に遭ったケースもあった。
同署は2012年9月に中西を逮捕。その後、17回再逮捕し、大阪地検は20回にわたって起訴・追起訴した。2014年3月現在、公判前整理手続き中。
中西は「性的欲求を満たすためだった」と認めており、調べに対し、「(勤務先の分かった女性に)700~800回の電話をかけた」と供述。この中で、呼び出しに応じた女性に乱暴していた。
裁判[編集]
19人強姦、無期判決。性犯罪の仮釈放後犯行。大阪地裁(2014年11月)[編集]
若い女性19人を強姦したとして、強盗強姦罪などに問われた無職・中西 康浩(50)=住所不定=の裁判員裁判の判決が27日、大阪地裁であった。
登石郁朗裁判長は「性犯罪で服役して仮釈放された約20日後から犯行を重ねた」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決によると、中西は2006年4月~2012年9月、飲食店や衣料品店で働く10~20代の女性や女子中学生に電話をかけて「暴力団からあなたに復讐するよう頼まれた」「身に覚えがなくても実行する」などと脅迫。「助かりたければ従え」と言い、19人を計141回にわたって強姦し、計162万円を奪った。
判決は「被告は(名札を見るなどして)被害者の情報を入手した」と指摘。被告側は被害の一部弁済などを理由に情状酌量を求めたが、「被害者は尊厳を踏みにじられ、人生を大きく狂わされた」と述べ、被告の行為を批判した。
裁判員を務めた50代の男性会社員は判決後の記者会見で「(証人尋問で出廷した被害女性の3人は)勇気を振り絞って証言していると感じた。裁判に真剣に向き合おうという気持ちを強くした」と語った。