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2015年6月16日 (火) 23:37時点における最新版
抜きゲー(ぬきゲー)とは、アダルトゲームソフトの1ジャンル。性行為シーンに重点を置いたタイトルのことを指す。なお、定義として明確な線引きが確立されているわけではない。
概要[編集]
登場当初のアダルトゲームは、当然ポルノ表現に重点を置かれていた。だが、当時はアダルトゲームが発表されたハードウェアの補助記憶装置の容量が満足ではなかったため、何種類もの、豊富な性行為シーンがゲーム内に挿入されていたわけではなかった。また、当時のポルノシーンは、ゲームをクリアしたことに対する、いわゆる「ご褒美」的な位置づけで用意されていることも多く、純粋なポルノメディアとして特化していなかったとも言える。
が、90年代に入って起こった、記憶装置の大容量化や、出力機能の向上に伴い、豊富な枚数のCGや、ボイスなどの挿入が可能になった。これと同時に、シナリオ・ストーリー性に重点を置き、ゲーム性がかなり低下した、ビジュアルノベル的な形式のアダルトゲームが主流になりはじめる。(アダルトゲーム#歴史等を参照。)
以降、一部のアダルトゲームの中には、オールクリアまで何十時間もかかるような肥大化したシナリオを持つようになり、性行為シーンはそのほんの一部となったものが現れ、業界の一主流を築くようになる。それとは逆に、性行為に特化し、純粋なポルノメディアとしての合理性を高めていった方面のアダルトゲームが、いわゆる「抜きゲー」と呼ばれるものである。オナペットとしての利便性を高めていっていることから、このように呼称される。
特徴[編集]
抜きゲーについて明確な定義は存在しないが、おおむねの特徴を以下に記す。
- 性行為シーンが目的であり、豊富な量・シチュレーションのシーンが含まれている。
- タイトルごとに、あるコンセプトが決められていることが多い(ex,触手責め、猫耳等)。
- アドベンチャーゲームなど、単純にシナリオを追いながらクリックしていくだけで攻略できるゲームが多い。
- ゲームエンジンは自動マウスクリックの類の機能を備えている。
- 女性キャラクターをフルボイスにしたり、多くの画像量を用意するなどの技巧を凝らすものが多い。
- エッチシーンにたどり着くのは容易である。