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しかし中が25歳の時、当時舞鶴市で同棲生活をしていたことを良く思わぬ、林さんの家族が林さんを[[滋賀県]]の実家に連れ戻した。そのことを知った中は、彼女の滋賀県にある実家まで追いかけた。その後、玄関前で待ち伏せをし、林さんとその兄を刺殺。更にそのあと、別の民家に立てこもり2名の人質を取った末、6時間も籠城。結果、中は警察の説得の応じ投降、逮捕された。 | しかし中が25歳の時、当時舞鶴市で同棲生活をしていたことを良く思わぬ、林さんの家族が林さんを[[滋賀県]]の実家に連れ戻した。そのことを知った中は、彼女の滋賀県にある実家まで追いかけた。その後、玄関前で待ち伏せをし、林さんとその兄を刺殺。更にそのあと、別の民家に立てこもり2名の人質を取った末、6時間も籠城。結果、中は警察の説得の応じ投降、逮捕された。 |
2016年7月1日 (金) 14:18時点における版
中 勝美(なか かつみ)とは、生まれながらの犯罪者であり強姦魔かつ殺人鬼である。
目次
生い立ち
京都府舞鶴市生まれ。子供の頃に母親が離婚し、後に再婚。母親の再婚相手の家の離れで暮らす。再婚相手は警察官だった。
中学生時分より脅迫、恐喝の犯歴があり、少年院を出たり入ったりしていた。
最初の殺人(1973年 25歳)
少年院出所後は、職を転々とするものの真面目に働く。京都や大阪で、自動車の見習工や警備員のバイト、飲食店などに勤務していた。24歳の時に知り合ったホステスの林 好子さんと舞鶴で同棲を始める。
しかし中が25歳の時、当時舞鶴市で同棲生活をしていたことを良く思わぬ、林さんの家族が林さんを滋賀県の実家に連れ戻した。そのことを知った中は、彼女の滋賀県にある実家まで追いかけた。その後、玄関前で待ち伏せをし、林さんとその兄を刺殺。更にそのあと、別の民家に立てこもり2名の人質を取った末、6時間も籠城。結果、中は警察の説得の応じ投降、逮捕された。
『1973年9月17日草津市内で林さん兄妹を刺殺後、滋賀県の住宅で 人質2人とともに篭城(中勝美25歳、料理店員)』
たった懲役16年の判決。しかも12年で仮釈され出所した。1985年頃に出所。
強姦に失敗し海上自衛官に捕まる(1991年 43歳)
夜道のいたずら男つかまえた。2自衛官「お手柄」舞鶴
舞鶴市浜の市道で、1991年9月12日午後7時25分ごろ、女性(21)にいたずらしようとした男を、同市余部下、海上自衛官・吉開勝治3佐(46)と同市桃山町、海上自衛官・吉田雄二郎海士長(26)が協力して取り押さえ、舞鶴東署に引き渡し。
調べでは、男は同市朝来西町、グラインダー工員・中勝美容疑者(43)で、同時刻ごろ女性の自転車に後部から体当たりして転倒させた。自転車で通りかかった吉開3佐が悲鳴を聞いて駆けつけ、あわてて逃げる中勝美容疑者を40メートルほど追跡、騒ぎに気づいた吉田海士長とともに現行犯逮捕した。
同署は、女性が顔などに約10日間のけがをしていたため、傷害と強制わいせつの疑いで調べている。自衛官2人には感謝状を贈ることにしている。
この時に転倒した女性に対して顔などを鈍器のようなもので執拗に殴っている。舞鶴女子高生殺害の被害者の小杉美穂さんも自転車に乗っていて同じようにバールのようなもので激しく殴られている。
この事件で中は懲役6年。1998年頃、満期出所する。
2001年 舞鶴高3女子殺害事件発生(未解決事件)
2001年11月17日、府立海洋高校13年の新谷茜さん(18歳舞鶴市多門院)が自宅から北西3.5km水深約60cmの志楽川で遺体で発見された。
歯型などから5日夕から行方不明だった同市多門院、府立海洋高校3年の新谷茜さん(18)と確認された。首に鋭利な刃物で切られたような跡があったことから、府警は殺人事件とみて捜査を始めた。調べでは、新谷さんは、国道27号にかかる田中橋の上流約50メートルに、うつぶせの状態で浮かんでいた。
新谷さんは宮津市内にある高校まで列車で通学していた。5日は、2時限で早退した。同級生に「舞鶴市内にある高専の学園祭に行く」と話していたという。同日夕、高専近くの友人宅を訪れたが、不在だったため、立ち去ったらしい。同日午後5時半ごろ、志楽川近くの 路上で1人でいるところを、知人が目撃している。それを最後に行方が分からなくなり、6日夕に家族が捜索願を出していた。
京都府舞鶴市の志楽川で、府立海洋高校3年新谷茜さん(18)が遺体で見つかった事件で、茜さんは2001年11月5日に行方不明になった直後に殺害された可能性が高いことが11月18日、京都府警捜査1課の調べで分かった。
司法解剖の結果、茜さんの死因は鋭利な刃物による首の刺し傷からの出血が気道に詰まった窒息死と判明。死後10日前後が経過していた。
同課は同日、舞鶴東署に捜査本部を設置、行方不明になった前後の足取りを調べるとともに、凶器などの発見を急いでいる。発見現場からは、所持していた手提げかばんや靴が見つかっていない。
捜査本部は、茜さんが行方不明になった直後に殺害され、川に運ばれて捨てられたとみている。茜さんは5日、2時限目の授業が終わった後、学校を早退。男友達と学園祭が開かれていた舞鶴市内の高等専門学校を訪れた。
茜さんの通っていた海洋高校では18日、緊急の職員会議を開いた。小林憲彦校長は「大変ショックで悲しい。新谷さんのごめい福を祈るとともに事件の解決を願っている」と声を詰まらせた。
3年後の2004年
京都府舞鶴市の志楽川で当時、海洋高3年の新谷茜さん(18)=同市多門院=が遺体で見つかってから2004年11月17日で丸3年を迎えた。殺人容疑で捜査を続けている府警捜査本部(舞鶴東署)は同日、発見現場近くのスーパーとJR東舞鶴駅前で市民に情報提供を求めるチラシを配り、捜査への協力を呼びかけた。
新谷さんは2001年11月5日夕、同市田中町で見かけられたのを最後に消息を絶ち、同17日に近くの志楽川で遺体で見つかった。府警は殺人容疑で捜査本部を設置。遺留品の捜索や聞き込みなどを続けているが、凶器が未発見で事件解明には至っていない。
この日は捜査員ら7人が、新谷さんの特徴などを書いたチラシとティッシュペーパーを田中町のスーパーなどで配布し、「ささいな情報でも連絡を」と協力を呼びかけた。チラシを受け取った主婦らは「あれからもう3年ですか」と話していた。
2008年 舞鶴高1女子殺害事件発生
詳細は舞鶴高1女子殺害事件を参照。
2008年11月15日 下着ドロ、賽銭ドロで逮捕
この時、中勝美60歳。生活保護を受給し鉄屑拾いをして糊口を凌いでいた。
2009年4月7日 女子高生の殺人容疑で逮捕
詳細は舞鶴高1女子殺害事件を参照。
2013年5月28日 大阪市西成区内のコンビニにてアダルト雑誌を万引きし現行犯逮捕
京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で殺人罪などに問われ、2審・大阪高裁で無罪判決を受けた大阪市西成区梅南、無職、中勝美被告(64)=検察側が上告=が、自宅近くのコンビニでアダルト雑誌1冊を万引したとして、窃盗容疑で現行犯逮捕された。
中容疑者は「家から持ってきた」と否認している。
28日午前7時45分ごろ、大阪市西成区旭の「ファミリーマート花園町店」で、アダルト雑誌1冊(680円相当)を万引した。中容疑者が成人雑誌コーナーで雑誌を手に取り、シャツの下に隠して店外に出るのを、控室で防犯カメラ映像を見ていたアルバイトの女性店員(34)が発見。店内の男性客とともに店のすぐ近くの路上で中容疑者を取り押さえ、通報で駆けつけた署員に引き渡した。
中容疑者が万引したのは人妻を特集した雑誌だった。
小杉さん殺害事件をめぐっては、大阪高裁が2012年12月、「被告を犯人とするには合理的疑いが残る」として、中容疑者を無期懲役とした1審京都地裁判決を破棄、逆転無罪を言い渡している。
2014年 推定無罪を勝ち取る
中勝美被告に1審無期懲役判決。京都地裁、笹野明義裁判長
京都府舞鶴市で2008年に府立高校1年の小杉美穂さん(当時15歳)が殺害された事件で、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた中勝美被告(62)に対し、京都地裁は2011年5月18日、無期懲役(求刑・死刑)を言い渡した。
笹野明義裁判長は「被告が被害者の遺留品の特徴を知っていたことから犯人であることが強く推認される」とし、「犯行態様は冷酷残虐だが、周到に計画したり、ことさらに残忍な殺害方法を選択した事案とは異なり、死刑の選択がやむを得ないとまでは言い難い」と量刑理由を述べた。被告側は控訴する。
公判で被告側は一貫して無罪を主張。被告と事件を結びつける直接証拠がない中、防犯ビデオの画像鑑定や目撃証言など、検察側が積み重ねた状況証拠をいかに評価するかが最大の焦点となった。
判決は、現場に至る道路で被告と被害者を見たとする目撃者2人の証言の信用性を認め、道路沿いの3カ所にある防犯ビデオの画像も目撃証言と合わせて検討し、「映っている男は被告であり、犯行現場近くに犯行時刻に近接した時間、被害者と一緒にいた」と認定した。
一方、検察側の画像鑑定は「単なる印象に基づくものが多い」として証拠能力を認めなかった。
続いて被害者の遺留品を詳細に説明した被告の供述について検討。「自発的にされたと認められ、供述を求めた捜査官に違法なものはない」としたうえで、「非公表の特徴と合致する具体的な供述で、知る機会があるのは犯人の他にはほとんど考えられない」と検察側の立証に沿う判断をした。
量刑について笹野裁判長は「経緯、動機に酌むべき点はない」と指弾したが、「同種前科の刑期終了後は暴力的犯罪を行っておらず、偶発的な面もある」などとして死刑回避の理由を述べた。
事件は裁判員制度の施行約1カ月前に起訴され、裁判官3人が審理した。
京都地裁は状況証拠の積み重ねによる立証を認め、無期懲役を言い渡した。和歌山毒物カレー事件(1998年)や仙台・筋弛緩剤混入点滴事件(2000年)と同様、直接証拠がない中で有罪を導いた。
状況証拠による立証について最高裁は2010年4月、「犯人でなければ合理的に説明できない事実関係が必要」との基準を示した。同年12月、鹿児島夫婦殺害事件(2009年)の裁判員裁判はこの基準を踏襲し、現場から被告の指紋が出ていたが無罪(求刑・死刑)を言い渡した。
今回の判決では、防犯ビデオの画像と目撃証言を合わせ、検察側が主張する被告と被害者の事件前の足取りを認定し、被害者の遺留品に関する被告の供述調書も「自発的なもの」と認めた。しかし、ビデオ画像が不鮮明だったことには言及せず、別人物が犯行に及んだ可能性については「想像し難い」と説明しただけで、最高裁基準を厳密に検討した形跡は見られない。
舞鶴高1女子〈小杉美穂さん〉殺害事件。中勝美被告の無罪確定へ(2014年7月)
京都府舞鶴市で2008年、高一少女を殺害したとして、殺人罪などに問われた中勝美被告(65)について、最高裁第一小法廷(横田尤孝(ともゆき)裁判長)は、検察側の上告を棄却する決定をした。
無期懲役とした一審・京都地裁判決を破棄し、逆転無罪とした二審・大阪高裁判決が確定する。決定は8日付で、裁判官五人の全員一致。
中被告は一貫して否認。裁判では、凶器など直接証拠がない中、目撃証言など状況証拠の評価が争点となった。
決定理由で横田裁判長は「事件現場近くで被害者と歩く被告と似た男を目撃したとする男性の証言は、取り調べを重ねるにつれ、年齢や目など被告の特徴と一致するように変遷している」と信用性を否定した。
中被告は捜査段階で「知人が被害者の化粧ポーチや下着を川に捨てるのを見た」と供述。一審は、中被告がポーチの色や形状などを詳細に説明した点を「犯人のほかに考えられない」と判断したが、横田裁判長は「遺留品の特徴について当初はあいまいだったが、長時間の取り調べで具体的になり、信用性に疑問がある」と取調官の誘導を示唆。
「二審の判断に事実誤認があるとは認められない」と結論付けた。
2011年5月の一審判決は検察側の死刑求刑に対し無期懲役、2012年12月の二審判決は無罪とした。中被告は二審判決後に釈放されたが、窃盗罪で実刑判決を受け、大阪拘置所で服役中。弁護士を通じ「無実が証明されてほっとしている。京都府警と検察官に強い憤りを持っている」とコメントした。
京都府舞鶴市の女子高生殺害事件の上告審で、最高裁第1小法廷は捜査機関による供述の示唆や誘導を否定して上告した検察側の主張を退けた。最高裁が証拠の内容を再検討して無罪を維持したことで、状況証拠の積み重ねによる有罪立証の難しさを改めて示す形となった。
状況証拠による立証のあり方について、最高裁は2010年、大阪市の母子殺害放火事件の判決で「被告が犯人でなければ合理的に説明できない事実関係が含まれることを要する」と述べ、高いハードルを課している。
記録が残る1983年以降、死刑求刑に対する無罪判決が最高裁で確定するのは、広島市の母娘3人殺害事件の上告棄却決定(2012年2月)に続き2例目。異例の事案だけに、小法廷も判例に沿って目撃証言や被告の供述の信用性を精査し、2審判断を「合理的」と結論付けたとみられる。
直接証拠がない事件で、死刑求刑に対して被告が無罪を主張した裁判員裁判では、鹿児島地裁が夫婦殺害事件で2010年に無罪を、さいたま地裁が首都圏連続不審死事件で2012年に死刑を選択している。
中勝美元被告、女性刺し現行犯逮捕。舞鶴高1女子殺害事件で無罪確定(2014年11月)
大阪府警は2014年11月5日、大阪市北区で女性を刺したとして、殺人未遂で、舞鶴高1女子殺害事件で逮捕・起訴され無罪判決が確定した無職、中勝美(66)を現行犯逮捕した。
中は、5日午前8時40分ごろ、大阪市北区兎我野町の雑居ビルで女性(38)を刺した。府警曽根崎署や消防によると、女性は顔や胸、背中など約10カ所を刺された。中は「ママの上半身を数回ナイフで刺した」などと供述している。
中は京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の女子生徒=当時(15)=が殺害された事件で殺人罪などに問われたが、2014年7月に無罪が確定している。
2013年5月には、大阪市西成区のコンビニで雑誌を万引したとして窃盗で逮捕され、大阪地裁で同8月、懲役1年2月の実刑判決を言い渡されていた。
現場は大阪市営地下鉄谷町線東梅田駅から東に約300メートルの繁華街。
舞鶴高1の母親「驚きと憤り」無罪の男逮捕受け
中勝美容疑者(66)が殺人未遂で大阪府警に逮捕されたことを受け、京都府舞鶴市で殺害された高校1年小杉 美穂さん=当時15歳=の母親(44)は5日、「一報を聞いて、驚きと共に憤りを感じた。一番恐れていたことが現実となってしまった」とのコメントを発表した。
代理人の細川治弁護士が同日、京都地裁で記者会見してコメントを発表。母親は「捜査機関には(大阪の事件の)真相解明に向けて全力を挙げてほしい。被害に遭われた方の回復を心から願っています」とつづった