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+ | === 内柴、元同僚に恨み節「嘘使ってでもかばってほしかった」第3回公判 === | ||
+ | 内柴正人(34)の第3回公判が[[2012年]][[11月26日]]、[[東京地裁]]([[鬼沢友直]]裁判長)であった。内柴の後輩の男性コーチが証言に立ち、事件後、内柴から“恨み節”のメールが送られてきたことを明かした。 | ||
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+ | メールの内容を証言したのは、内柴が事件当時コーチを務めていた、九州看護福祉大女子柔道部の後輩男子コーチ。届いたメールは捜査機関が保存している。さらに、事件前に、被害者が酔いつぶれることになったカラオケ店での様子について、「内柴が被害者にかぶさり、キスのようなことをしていた」などと語った。 | ||
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+ | また後輩コーチは、内柴が事件後に大学から解雇され、夫人が私物の荷物を引き取りに来た際、夫人から他の人を通じて「怪しいものは処分してくれないか」と頼まれたと証言。具体的にはシャワー室に隠してあったコンドーム、師範室に隠していたバイブレーター、放送室にあったわいせつなDVDなどのことで、後輩コーチが処分したという。さらに「(内柴が)奥さんに土下座しているのを見た」とも証言した。 | ||
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+ | 公判は27日の第4回も証人尋問、28、29日には被告人質問が予定されている。 | ||
== 経歴 == | == 経歴 == |
2012年12月2日 (日) 11:36時点における版
内柴 正人(うちしば まさと、男性、1978年6月17日 - )は、日本の柔道家(五段)で強姦容疑者。学位は学士(体育学)(国士舘大学・2001年)。元九州看護福祉大学客員教授。
目次
概要
国士舘高等学校を経て、国士舘大学卒業後、旭化成に入社した。2004年に開催されたアテネオリンピックや、2008年に開催された北京オリンピックでは、それぞれ柔道男子66kg級にて金メダルを獲得した。その後、競技生活も晩年に差し掛かる2009年より、指導者も務めるようになった。旭化成を退社後、九州看護福祉大学にて客員教授に就任し、2011年まで同職を務めた。
人物
熊本県合志市出身、熊本県玉名市在住。9歳で柔道を始める。そのきっかけは「兄にケンカで勝つため」だった。得意技は巴投。尊敬する選手は野村忠宏。身長160cm、体重66kg。血液型はB型。
中学時代から頭角を現し、パワーとスタミナのある攻めを生かし男子60kg級で活躍。オリンピック金メダリストの野村忠宏を追う存在として期待を集めた。一方で減量に苦しみ、大事な試合で失格を繰り返したため、こだわっていた60kg級でのオリンピック出場を断念。
66kg級に階級を上げて臨んだアテネオリンピックで金メダルを獲得した。全ての試合をそれぞれ違う技で一本勝ちを収めるという珍しい記録を残している。
週刊新潮が報じたところによると、北京五輪直前に酒に酔って俳優・渡瀬恒彦の運転手に暴行、後遺症が残る怪我を負わせたが、金メダル候補ということもあり内密に示談したという。
北京オリンピックでは、柔道日本代表チームの主将に指名され、決勝でバンジャマン・ダルベレに縦四方固めで一本勝ちし、野村忠宏以来の男子柔道連覇を達成。同大会の日本人選手の金メダル第1号となった。
現役時代は常に体脂肪率4%以下を維持していた。2010年10月、野村より自らが先に現役を引退することを決意したことが報道されている。
現役時代の2010年4月より九州看護福祉大学女子柔道部コーチを務めていたが、現役引退に伴い同年末で旧所属の旭化成を退社し、2011年1月に同大学の客員教授に就任した。
2011年11月8日、九州看護福祉大学の女子部員に対するセクハラ疑惑がマスメディアで報じられる。2011年11月29日、九州看護福祉大学は内柴のセクハラ行為に関する調査結果について、未成年女子部員の飲酒を黙認し、その後セクハラ行為を行ったとし、内柴に対し懲戒解雇処分を発表した。2011年12月6日、準強姦容疑で警視庁に逮捕された。内柴は「合意の上だった」と容疑を否認している 。
レイプ事件
教え子の女子柔道部員への準強姦容疑でアテネ、北京両五輪の男子柔道金メダリスト、内柴正人容疑者(33)が逮捕された事件で、事件当時、ホテルの部屋から女子部員の悲鳴らしき声を宿泊客らが聞いていたことが12月26日、捜査関係者への取材で分かった。東京地検は勾留期限となる12月27日、準強姦の罪で内柴容疑者を起訴する見通し。
警視庁捜査1課によると、内柴容疑者は調べに「合意の上だった」などと容疑を否認してきたが、悲鳴らしき声が聞かれていることから、捜査当局は、女子部員との間に合意はなかったと判断したとみられる。
内柴容疑者は2011年9月19日、女子柔道部のコーチを務めていた九州看護福祉大(熊本県玉名市)の遠征先の都内で、10代の女子部員に酒を飲ませて泥酔させ、宿泊先のホテルの部屋に同行。深夜から未明にかけ、乱暴した疑いが持たれている。
捜査関係者によると、この際、部屋から女子部員の悲鳴のような声が上がるのを、同じホテルの宿泊客らが聞いていたという。
また、内柴正人容疑者がこの女子学生をおぶって宿泊先のホテルへ向かう姿が、複数の防犯カメラに映っていた。映像では学生はぐったりしており、警視庁捜査1課は泥酔して抵抗できなかったことを裏付けるとみている。
内柴容疑者は「酔った学生を部屋へ送り届けたが、合意の上だった」などと容疑を否認しているという。
相手女子学生
明るかった彼女を事件は変えてしまった。同大柔道部の関係者によると、東京から熊本への帰りの道中、内柴容疑者もAさんも様子がおかしかったという。
「帰りのバスに、Aさんは笑いながら部員と乗車したかと思えば、車内ではずっとふさぎ込んでいて、ナーバスな感じでした。内柴先生はずっと寝ていました。彼女が周囲に『犯された』って言い始めたのは、熊本に帰ってからすぐの頃でした」
犯行に至る前から内柴容疑者は、教え子との距離を取れない教育者だったようだ。彼を何度か乗せたことのあるタクシー運転手が、こう証言する。
「内柴さんには、赴任直後から、利用していただいていました。いつも、女子部員やコーチたちと一緒に、居酒屋などでお酒を飲んだ帰りのようで酔っ払った様子でした。送り先は、いつも大学の女子柔道部の寮でしたね。」
事件が公に報じられて以降、玉名市内の飲食店で柔道部員と会話をしたという男性が、柔道部員の言葉を再現する。
「私は柔道をしにここへ来ているから、内柴さんがどんな人間でも関係ないし、事件もどうでもいい。むしろ、被害者女性のせいで柔道の練習ができず、指導もしてもらえないのがツラい。正直、被害者女性がうっとうしい。」
体育会系の集団内では、序列を絶対的なものとして、部内の調和を乱す人間を問答無用で排除することが往々にしてある。事件後、Aさんはそういった状況の中で孤立を深めていったようだ。10月中旬、Aさんは「今日、精神科に行きました。薬を貰ってきて、飲み過ぎたら倒れました」という内容で自身の携帯用ブログを更新している。
内柴被告が無罪主張「準強姦は絶対ない」(2012年9月)
指導していた大学の女子柔道部員に遠征先で乱暴したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリスト内柴正人(34)は9月12日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)の初公判で「合意の上で行為に及んだ。準強姦は絶対にしていない」と無罪を主張した。
起訴状によると、被告は2011年9月20日未明、東京都八王子市のホテルの部屋で、酒に酔って熟睡し、抵抗できない部員を乱暴したとしている。
捜査関係者によると、被告はコーチを務めていた九州看護福祉大(熊本県玉名市)女子柔道部の遠征先で部員ら数人と飲酒。酔った部員と2人でホテルに戻ったという。
初公判以降、12月27日の結審まで7回の期日が指定されているが、判決日は未定。被告は2004年アテネと2008年北京の66キロ級で連覇。2010年4月から九州看護福祉大でコーチとなり、現役引退後は客員教授に就任したが、2011年11月に懲戒解雇された。
翌月には全日本柔道連盟が指導者登録を停止し、柔道家としての活動ができなくなった。
別の女子部員も「私もレイプされた」証言(2012年11月)
オリンピックの金メダリスト・内柴正人被告(34)は、都内のホテルで、酒に酔った教え子の女子柔道部員(当時18)に乱暴した罪に問われている。11月2日の裁判では10月、非公開で行われた証人尋問の内容が読み上げられた。 このなかで、別の女子部員も事件の起きた日の夜、「部屋を訪ねてきた内柴被告に乱暴された」などと証言したことが分かった。この女子部員は、「抵抗して嫌がったら、今まで通り指導してもらえなくなると思った」と証言した。
内柴、元同僚に恨み節「嘘使ってでもかばってほしかった」第3回公判
内柴正人(34)の第3回公判が2012年11月26日、東京地裁(鬼沢友直裁判長)であった。内柴の後輩の男性コーチが証言に立ち、事件後、内柴から“恨み節”のメールが送られてきたことを明かした。
「口裏を合わせてでも、本当も嘘も使ってでもかばってほしかった」
メールの内容を証言したのは、内柴が事件当時コーチを務めていた、九州看護福祉大女子柔道部の後輩男子コーチ。届いたメールは捜査機関が保存している。さらに、事件前に、被害者が酔いつぶれることになったカラオケ店での様子について、「内柴が被害者にかぶさり、キスのようなことをしていた」などと語った。
また後輩コーチは、内柴が事件後に大学から解雇され、夫人が私物の荷物を引き取りに来た際、夫人から他の人を通じて「怪しいものは処分してくれないか」と頼まれたと証言。具体的にはシャワー室に隠してあったコンドーム、師範室に隠していたバイブレーター、放送室にあったわいせつなDVDなどのことで、後輩コーチが処分したという。さらに「(内柴が)奥さんに土下座しているのを見た」とも証言した。
公判は27日の第4回も証人尋問、28、29日には被告人質問が予定されている。
経歴
- 1978年6月17日 - 熊本県菊池郡合志町(現合志市)に生まれる
- 1994年 - 一の宮町立一の宮中学校(現阿蘇市立一の宮中学校)卒業
- 1994年 - 国士舘高校に入学
- 1997年 - 国士舘大学に入学
- 1999年1月9日 - 嘉納治五郎杯男子60kg級で優勝
- 1999年 - オーストリア国際男子60kg級で優勝
- 1999年 - 全日本選抜柔道体重別選手権で減量に失敗、計量を前に道端で倒れ出場辞退
- 2000年 - ロシア国際男子60kg級で2位
- 2000年 - 世界大学選手権男子60kg級で優勝
- 2000年 - 全日本選抜柔道体重別選手権男子60kg級で3位
- 2001年 - 国士舘大学を卒業後、旭化成に入社。
- 2001年8月 - ユニバーシアード男子60kg級で優勝
- 2001年11月 - 講道館杯男子60kg級で優勝
- 2002年1月 - 日本国際男子60kg級で優勝
- 2002年2月 - フランス国際柔道大会男子60kg級で3位
- 2002年4月 - 全日本選抜柔道体重別選手権男子60kg級で優勝
- 2002年6月 - ギドシニエ国際男子60kg級で優勝
- 2002年6月 - トレトリ国際男子60kg級で優勝
- 2002年9月 - 釜山アジア大会男子60kg級で銅メダル
- 2002年11月 - 講道館杯男子60kg級で2位
- 2003年 - ドイツ国際男子60kg級で3位
- 2003年4月 - 全日本選抜柔道体重別選手権で減量に失敗、体重オーバーで失格。引退を考えるも再起をかけ階級を66kg級に上げる。
- 2003年3月 - 結婚
- 2003年11月 - 講道館杯男子66kg級で優勝
- 2004年2月 - ドイツ国際男子66kg級で優勝
- 2004年4月4日 - 全日本選抜柔道体重別選手権男子66kg級で優勝。アテネオリンピック代表候補に決定した。
- 2004年5月16日 - カザフスタンアジア選手権男子66kg級で5位、アテネオリンピック出場枠を獲得。
- 2004年6月 - 第1子(長男)誕生
- 2004年8月15日 - アテネオリンピックの男子66kg級で優勝、金メダル獲得。
- 2004年9月 - 熊本県から県民栄誉賞、合志町から町民栄誉賞授与。
- 2005年9月 - 世界柔道選手権で銀メダル獲得。
- 2008年8月10日 - 北京オリンピックの男子66kg級で優勝、オリンピック2連覇を達成。
- 2009年2月 - フランス国際柔道大会男子66kg級で優勝。
- 2009年4月1日 - 九州看護福祉大学(熊本)の非常勤職員に着任。2010年4月に発足する同大学の女子柔道部のコーチに就任。
- 2009年4月4日 - 全日本選抜柔道体重別選手権男子66kg級で優勝。
- 2009年6月 - 第2子(長女)誕生。
- 2009年8月26日 - 世界柔道選手権3回戦敗退。
- 2010年10月 - 現役引退を表明。
- 2011年1月12日 - 九州看護福祉大学の客員教授に就任。
- 2011年11月29日 - 女子部員に対するセクハラ行為が判明し九州看護福祉大学を懲戒解雇される。
- 2011年12月6日 - 準強姦容疑で警視庁に逮捕される。
栄典
- 紫綬褒章 - 2004年秋、2008年秋の2回
なお、紫綬褒章については、実刑の有罪が確定すれば褫奪(ちだつ、剥奪の意)され、執行猶予がついた場合に褫奪されるかどうかは情状によるという。
賞詞
- 2004年 - 熊本県民栄誉賞、合志町町民栄誉賞(市町村合併後は合志市市民栄誉賞)
- 2008年 - 熊本県民栄誉賞特別賞、合志市名誉市民、阿蘇市市民栄誉賞
なお、上記各賞は2011年の逮捕を受けすべて取り消しとなった。
関連項目
外部リンク
- 内柴正人のブログ「内柴一家の秘密の扉」(現在は更新停止)
- JudoInside.com - 選手データ