「Chakuwiki」の版間の差分
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− | その後、「各『[[県]]』の噂を持ち寄ることによって、ご当地のイメージを明らかにする」をテーマとして、主として全く知らない[[地方]]・[[外国]]に関する思い込みを共有するための「ご当地の噂」がスタートされ、[[2005年]][[3月]]には[[MediaWiki]]にプラットフォームを移し「借力のウィキ版」という意味で"チャクウィキ"と名づけられ、開始された。なお、チャクウィキでいう「[[バカ]] | + | その後、「各『[[都道府県|県]]』の噂を持ち寄ることによって、ご当地のイメージを明らかにする」をテーマとして、主として全く知らない[[地方]]・[[外国]]に関する思い込みを共有するための「ご当地の噂」がスタートされ、[[2005年]][[3月]]には[[MediaWiki]]にプラットフォームを移し「借力のウィキ版」という意味で"チャクウィキ"と名づけられ、開始された。なお、チャクウィキでいう「[[馬鹿|バカ]]」とは、罵倒語としての否定的な用法ではなく「生まれ持った主観で物事を捉える」という肯定的な意味、あるいは「バカバカしい、間抜けな物・事・勘違い」、という意味として用いられている。とはいえ、最近では新参者の流入などにより、事実に基づいた主観的ながらも的にあたる(うなずける)投稿が主流となりつつある。また、主旨に反したバカでない投稿も増えており、チャクウィキユーザーを困らせている。 |
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== 記事 == | == 記事 == | ||
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+ | チャクウィキは日本語版だけでなく、英語版も(日本語版創設の数日後から)存在している。ただ、英語版の投稿スタイルも箇条書きではあるものの、百科事典に近い形式をなしており、[[アンサイクロペディア]]に似ている。(アンサイクロペディアとの関係については[[#アンサイクロペディアとの相違|後述]])これは、日本語版が「ご当地の噂」がWikiとして分割されるまで、暫くの間ブログ上で進行され、その間にスタイルが確立されていたことに対し、英語版ではその準備期間に当たるものがなかったためと思われる。また、ウィキペディアが中立的な観点を掲げて、各言語版間の差をなくすことに努めているが、チャクウィキではその正反対で、言語圏間の意識の差を尊重しているので、実質「日本版」「英語圏版」であるといえる。「外国人の見た世界」というテーマでは、英語版より記事を翻訳して、この差を楽しんでいる。 | ||
== アンサイクロペディアとの相違 == | == アンサイクロペディアとの相違 == | ||
− | + | [[アンサイクロペディア]]とは、ユーモラスな点で共通点があるが、いくつかの根本的な違いもみられる。例えば、アンサイクロペディアは原則として百科事典調の記事を書くことを推奨するが、一方でチャクウィキでは上記のような投稿スタイルにより記事を共同で作ってゆくという点が挙げられる。また記事の内容も、アンサイクロペディアは事実の風刺や投稿者のネタで成立しているのに対し、一応「思い込みを共有する」という、大真面目な原則を持っており、基本的に「思いつき」による[[ネタ]]があまり歓迎されない点で根本的に異なっている。しかし「勝手に国づくり」など、一部のテーマはアンサイクロペディアと似通っているため、区別のつかない投稿者も見受けらる。また、[[ウィキペディア]]とアンサイクロペディアの両方の投稿者を兼任するケースが多い事と同様、アンサイクロペディアとチャクウィキの両方で活動する投稿者も少なくない。 | |
− | + | 簡潔にいえば、アンサイクロペディアのテーマが「'''ユーモア'''」であるのに対し、チャクウィキのテーマが「'''バカ'''」であるという違いである。 | |
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+ | {{internet-stub|ちやくういき}} |
2007年10月13日 (土) 21:18時点における版
Chakuwiki(チャクウィキ)とは、表向きには個人の持つ主観を共有するという主旨のもとに運営されているウィキサイトだが、実はウィキペディアを批判しつつ本音を書くサイトである。主に地域情報を扱う。管理人は一刀(いっとう)。
概要
このサイトは個人のブログサイト借力(ちゃくりき)が基となっている。借力では、2003年7月に始められた、"何の資料も参照せずに地図を書くとどうなるか"をテーマとして、ブログのコメント欄に寄せられた勘違いや思い込みの情報を日本地図の画像に順次反映させてゆく「バカ日本地図」、2004年2月からの「バカ世界地図」等、次々とユーモラスなプロジェクトが企画進行され、一部は現在も継続されている。また、一部のコンテンツは書籍として出版されるまでになり、サイトの知名度も上昇していった。
その後、「各『県』の噂を持ち寄ることによって、ご当地のイメージを明らかにする」をテーマとして、主として全く知らない地方・外国に関する思い込みを共有するための「ご当地の噂」がスタートされ、2005年3月にはMediaWikiにプラットフォームを移し「借力のウィキ版」という意味で"チャクウィキ"と名づけられ、開始された。なお、チャクウィキでいう「バカ」とは、罵倒語としての否定的な用法ではなく「生まれ持った主観で物事を捉える」という肯定的な意味、あるいは「バカバカしい、間抜けな物・事・勘違い」、という意味として用いられている。とはいえ、最近では新参者の流入などにより、事実に基づいた主観的ながらも的にあたる(うなずける)投稿が主流となりつつある。また、主旨に反したバカでない投稿も増えており、チャクウィキユーザーを困らせている。
投稿スタイル
ウィキペディアのような百科事典スタイルではなく、多数の投稿者が、テーマ(主に地域)毎の「思い込み」を短い箇条書き形式で少しずつ書き足していき、それに対するコメントや関連する噂を入れ子形式で追加するというスタイルをとっている。一見するとチャットや電子掲示板に類似しているが、そのスタイルは独特のものであり、したがってサブスタブという概念もなく、テーマ毎に一行でも投稿があれば記事として成立する。
チャクウィキのユーザーには、ウィキペディアンを兼ねる者や2ちゃんねらーを兼ねる者も多く内在しており、それらから経由されてきた情報や噂を供給している。しかし、チャクウィキ独特のスタイルはそれらの書式とはかなりの相違があるためか、戸惑うユーザーも少なくない。そのためか、スタイルに合わせられずに長文の解説・論説を書き並べてしまうケースも多々見受けられている。これらはチャクウィキでは分割あるいは削除の対象となる。また、2ちゃんねらーの大量流入により「バカの風潮が弱まった」など2ちゃんねらーを煙たがるチャクウィキユーザーも多い。
記事
チャクウィキの公式な目的は、バカが、バカなテーマで、バカな情報を集める場と記されており、具体的には、「物事のイメージを噂から明らかにすること」・「バカな情報の共有」・「客観的事実より主観(勘違い・思い違い・噂)の共有」等とされている。ただし最近では、その比較的自由な性質から方向性がさまざまに拡大され、"もし歴史上の○○が○○だったら"というケースでの思い込みや妄想をバカなりにシミュレートする「歴史のif検討委員会」や、"もし日本国内にこんな独立国があったら"という妄想を、その地域の噂などの情報を交えながら具体化する「勝手に国づくり」、さまざまなステレオタイプに対する思い込みを共有・検証する「ベタの法則」など、さまざまなコンテンツが、利用者によって作られ、進行されている。
英語版
チャクウィキは日本語版だけでなく、英語版も(日本語版創設の数日後から)存在している。ただ、英語版の投稿スタイルも箇条書きではあるものの、百科事典に近い形式をなしており、アンサイクロペディアに似ている。(アンサイクロペディアとの関係については後述)これは、日本語版が「ご当地の噂」がWikiとして分割されるまで、暫くの間ブログ上で進行され、その間にスタイルが確立されていたことに対し、英語版ではその準備期間に当たるものがなかったためと思われる。また、ウィキペディアが中立的な観点を掲げて、各言語版間の差をなくすことに努めているが、チャクウィキではその正反対で、言語圏間の意識の差を尊重しているので、実質「日本版」「英語圏版」であるといえる。「外国人の見た世界」というテーマでは、英語版より記事を翻訳して、この差を楽しんでいる。
アンサイクロペディアとの相違
アンサイクロペディアとは、ユーモラスな点で共通点があるが、いくつかの根本的な違いもみられる。例えば、アンサイクロペディアは原則として百科事典調の記事を書くことを推奨するが、一方でチャクウィキでは上記のような投稿スタイルにより記事を共同で作ってゆくという点が挙げられる。また記事の内容も、アンサイクロペディアは事実の風刺や投稿者のネタで成立しているのに対し、一応「思い込みを共有する」という、大真面目な原則を持っており、基本的に「思いつき」によるネタがあまり歓迎されない点で根本的に異なっている。しかし「勝手に国づくり」など、一部のテーマはアンサイクロペディアと似通っているため、区別のつかない投稿者も見受けらる。また、ウィキペディアとアンサイクロペディアの両方の投稿者を兼任するケースが多い事と同様、アンサイクロペディアとチャクウィキの両方で活動する投稿者も少なくない。
簡潔にいえば、アンサイクロペディアのテーマが「ユーモア」であるのに対し、チャクウィキのテーマが「バカ」であるという違いである。
主なユーザー
- Chakuwikiの利用者を参照。