「嶋津武仁」の版間の差分

2023年9月30日 (土) 22:58時点における版

嶋津 武仁（しまづ たけひと、1949年 - ）は、静岡県下田市生まれの作曲家・指揮者・音楽教育家。

武士の家系で彼の兄も高等学校の教員という環境に育つ。東京学芸大学院で音楽学を学んだ後、ベルリン芸術大学で尹伊桑に師事。師から非常に高い評価を得、ダルムシュタット夏期講習会の参加などを通していくつかの国際コンクール歴等を重ねる。ベルリン工科大学では電子音楽の研究を重ねて極めて知的な音響作曲法による作品を生み出す。彼の弟子には横田信夫、鴫原孝史、深澤享二等がいる。現在福島大学人間発達文化学類教授。

代表作品

初期のベルリン時代作品はブライトコップフ・ウント・ヘルテル社から、後期の福島時代の作品は主に日本作曲家協議会から出版されており、演奏が極めて難解な作品が多数を占める。

3本のフルートの為の『進化』/Evolution（1977）、 アルト･フルート・ソロの為の『カシオペア』（1978）、 コントラバス・ソロの為の『ソネッテ』（1979）、 2本のフルートとピアノの為の『波形』/Moire　1980）、 弦楽四重奏曲のための『クロモゾム』（1981）、 ファゴット・ソロの為の『モノディB』（1982）、 ピアノ・ソロの為の『フーガ』（1983）、 電子音楽『波の音楽』バレエ音楽（1984）、 ピアノ・ソロの為の『モノディーV』（1992）、 フルートとクラリネット、ヴァイオリン、チェロの為の『狂気の中へ』（1999）

関連項目

• 静岡県出身の人物一覧

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