「魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物」の版間の差分
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− | '''魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物''' | + | '''魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物'''(まほうしょうじょリリカルなのはシリーズのとうじょうじんぶつ、英:''Characters in Magical girl lyrical Nanoha series'')は、[[テレビアニメ]]作品『[[魔法少女リリカルなのは]]』シリーズに登場する架空の人物の一覧である。 |
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:陸士訓練校でスバルと出会った当初は頑なな態度を取っていたが、スバルの「異様なワガママさと強引さ(ティアナ談)」に感化され、次第に態度を軟化させていく。かつては「ナカジマ訓練生」「ランスターさん」と他人行儀で呼び合っていたが、ある休日にスバルの姉、ギンガ・ナカジマにもらした親しい呼び名の「ティア」という名前をスバルに知られ、またその頃からスバルのこともギンガと分ける為にファーストネームで呼ぶようになり、以降だんだんと親密になっていった。現在はスバルと強い信頼関係で結ばれており、彼女に支えられる事もしばしば。 | :陸士訓練校でスバルと出会った当初は頑なな態度を取っていたが、スバルの「異様なワガママさと強引さ(ティアナ談)」に感化され、次第に態度を軟化させていく。かつては「ナカジマ訓練生」「ランスターさん」と他人行儀で呼び合っていたが、ある休日にスバルの姉、ギンガ・ナカジマにもらした親しい呼び名の「ティア」という名前をスバルに知られ、またその頃からスバルのこともギンガと分ける為にファーストネームで呼ぶようになり、以降だんだんと親密になっていった。現在はスバルと強い信頼関係で結ばれており、彼女に支えられる事もしばしば。 | ||
:「StrikerS」本編は彼女らが機動六課に配属となるところから始まる。なのはのことは「有名な魔導師」としては知っていたが、実際に顔を合わせるのは配属後が初。 | :「StrikerS」本編は彼女らが機動六課に配属となるところから始まる。なのはのことは「有名な魔導師」としては知っていたが、実際に顔を合わせるのは配属後が初。 | ||
− | :{{SpoilerH|ティアナ}} | + | :{{SpoilerH|ティアナ}}両親を生まれてすぐに亡くし、育ててくれた兄ティーダ・ランスターも彼女が10歳の頃に凄腕の時空犯罪者(魔導士タイプ)との交戦の末返り討ちにされ殉職している。管理局員のエリートだった兄はティアナにとって憧れの存在だったが、その死が心無い上司により不名誉扱いされてしまった事がトラウマとなり、過剰なまでに力を求めるようになってしまう。周囲への劣等感や兄への想い、そして日々の訓練で自分が強くなっている実感が湧いて来ない焦燥感<ref>サウンドステージ01より。シャマル曰く、実際は強くなっているようだが、ティアナ自身は、その変化に気付かなかっただけらしい。</ref>から、任務や訓練で無茶を続けていく。そして、遂に模擬戦においてまで教導無視の捨て身の攻撃を実行した事で、なのはから戒めとして逆に叩きのめされてしまう。その後もティアナはなのはに対する反発を強めていくが、状況を見かねたシャリオからなのはが過去に重傷を負って苦しんだ事、教え子達には自分と同じ思いをさせないように教導している事を教えられる。そして、なのはとの語らいで自分の将来をも気にかけ深慮してくれていた事を知り和解した。{{SpoilerF}} |
;エリオ・モンディアル(声・[[井上麻里奈]]) | ;エリオ・モンディアル(声・[[井上麻里奈]]) | ||
:10歳の少年。陸戦Bランクの魔導師ランクを保有する陸戦魔導師で、階級は三等陸士。機動六課ではキャロと共にライトニング分隊に所属。「ガードウイング」を勤める。 | :10歳の少年。陸戦Bランクの魔導師ランクを保有する陸戦魔導師で、階級は三等陸士。機動六課ではキャロと共にライトニング分隊に所属。「ガードウイング」を勤める。 | ||
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;キャロ・ル・ルシエ(声・[[高橋美佳子]]) | ;キャロ・ル・ルシエ(声・[[高橋美佳子]]) | ||
:10歳の少女。魔導師ランクは陸戦C+だが竜召還を習得している召還魔導師で、階級は三等陸士。使用する魔法の大系はミッドチルダ式。中でも召還魔法を専門とする。竜と共に暮らし、使役する少数民族「ル・ルシエ」の出身。機動六課ではエリオと共にライトニング分隊に所属、「フルバック」を務める。 | :10歳の少女。魔導師ランクは陸戦C+だが竜召還を習得している召還魔導師で、階級は三等陸士。使用する魔法の大系はミッドチルダ式。中でも召還魔法を専門とする。竜と共に暮らし、使役する少数民族「ル・ルシエ」の出身。機動六課ではエリオと共にライトニング分隊に所属、「フルバック」を務める。 | ||
− | : | + | :生まれついて竜召還士として類稀な素養を持つにもかかわらず何故か一方的に危険視され故郷の集落から追放され、その後各地を転々としていた所を時空管理局に保護され、後に事情を知ったフェイトが保護者となった。エリオと同じくフェイトを強く慕っている。自立して生きていくことを望み、フェイトの紹介で自然保護隊に入隊したが、その後機動六課設立時には自ら志願して転属した。 |
:竜使役という特殊技能を持った召還魔導師、竜召還士であり、傍らには使役する竜フリードリヒが寄り添い、彼女を守っている。召還魔法以外の補助系魔法に長けており、特に対象を強化するブースト系の魔法に冴えを見せるが、彼女自身の戦闘力は低い。 | :竜使役という特殊技能を持った召還魔導師、竜召還士であり、傍らには使役する竜フリードリヒが寄り添い、彼女を守っている。召還魔法以外の補助系魔法に長けており、特に対象を強化するブースト系の魔法に冴えを見せるが、彼女自身の戦闘力は低い。 | ||
:使用するデバイスはグローブ型のブーストデバイス、「ケリュケイオン」。 | :使用するデバイスはグローブ型のブーストデバイス、「ケリュケイオン」。 | ||
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:時空管理局・本局査察部所属の査察官。カリム・グラシアの義弟。幼いころに教会に保護された。クロノやはやてとは旧知の仲で、クロノの親友でもある。またユーノとも親しい。はやてからは「ロッサ」の愛称で呼ばれている。 | :時空管理局・本局査察部所属の査察官。カリム・グラシアの義弟。幼いころに教会に保護された。クロノやはやてとは旧知の仲で、クロノの親友でもある。またユーノとも親しい。はやてからは「ロッサ」の愛称で呼ばれている。 | ||
:「古代ベルカ式魔法」の継承者。 | :「古代ベルカ式魔法」の継承者。 | ||
+ | :過去の生い立ち('''サウンドステージ02参照''')から魔力を持たぬ者を見下しており、StS最終回時、レジアスの死について暗にその無力さを皮肉る主旨の発言をしている。 | ||
;ティーダ・ランスター | ;ティーダ・ランスター | ||
:ティアナの兄。幼い彼女の親代わりとして彼女を育ててきた。執務官志望のエリートだったが、ティアナが10歳の時(『StrikerS』本編から約6年前)に死んでいる。享年21歳。 | :ティアナの兄。幼い彼女の親代わりとして彼女を育ててきた。執務官志望のエリートだったが、ティアナが10歳の時(『StrikerS』本編から約6年前)に死んでいる。享年21歳。 | ||
− | :{{SpoilerH|ティーダ}} | + | :{{SpoilerH|ティーダ}}彼の最後の任務は逃走した違法魔導師の追跡・捕縛であり、対象の魔導師との交戦に敗れ殉職した(ちなみにその魔導師はその後駆け付けた援軍により処分された)。その際、心無い上司により魔導師を捕縛出来なかった事を非難され、その死は不名誉で無意味だったと侮辱される。しかし管理局のエリートを返り討ちに出来る程の「大物」ならば当然管理局側も事前にある程度の情報を持っている筈であり、当然、それ程の使い手が相手なら局員の殉職も充分想定の範疇の事象であっただろう事から、ファンの間では陰謀説も囁かれている(ちなみに、事件の詳細は他メディアでも取り上げられていない)。{{SpoilerF}} |
;レジアス・ゲイズ(声・[[石原凡]]) | ;レジアス・ゲイズ(声・[[石原凡]]) | ||
− | : | + | :首都防衛隊代表。階位は中将。古くからの武闘派。かつて闇の書事件の原因となったはやて(厳密には彼女は事件の「'''被害者'''」なわけだが)が部隊長を務める機動六課のことを快く思っていない。しかしそれは正しくなく、実際はこの件そのものに対してよりも、この件にも顕れている魔道士への極端な優遇政策そのものへの悪感情であった事が劇中で明らかになっている。 |
+ | :数々の武勲をあげ、時空犯罪の大幅な減少にも多大な貢献をして来た人物ではあったが、実は、'''魔力を持たない'''(地球人基準で)'''普通の人間'''に近い存在。…そしてその事が直接的または間接的な原因で本局からは軽んじられ続け、彼は数多くの鬱屈を抱え込みそれが後の悲劇へと繋がった。 | ||
;副官オーリス(声・[[桑谷夏子]]) | ;副官オーリス(声・[[桑谷夏子]]) | ||
− | : | + | :レジアス・ゲイズの秘書にして実の娘。父の死を目の当たりにした後謎の男達に連行されていたが、スタッフによると暫く亡き父の為に法廷に立ち彼の名誉を守る為に懸命に努力するも、魔道士優遇の世界の現実に失望し、何とかつてを辿って反管理局組織に身を投じたとの事である。 |
;レオーネ・フィルス | ;レオーネ・フィルス | ||
:法務顧問相談役。時空管理局が黎明期の頃の功労者である「伝説の三提督」の一人。だが現在はヴィータに言わせると、好意的な比喩の意味合いで「普通の老人会」との事。 | :法務顧問相談役。時空管理局が黎明期の頃の功労者である「伝説の三提督」の一人。だが現在はヴィータに言わせると、好意的な比喩の意味合いで「普通の老人会」との事。 | ||
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;プレシア・テスタロッサ(声・[[五十嵐麗]]) | ;プレシア・テスタロッサ(声・[[五十嵐麗]]) | ||
:フェイト・テスタロッサの「母さん」。非常に優秀な研究者であり魔導師でもある。 | :フェイト・テスタロッサの「母さん」。非常に優秀な研究者であり魔導師でもある。 | ||
− | :{{SpoilerH|プレシアおよびフェイト}}過去、仕事上のプレッシャーに加えて実の愛娘・アリシアを実験中の事故で亡くしてしまった事により精神に異常をきたす。<br />ただ、事故の原因である大型魔力駆動炉の実験に関しては、無茶な開発日数や前任者の不手際、上層部からの追加注文等。<br />問題が山積した上に、本部から派遣された上司が安全基準をほとんど無視した結果であって、彼女自身はある意味被害者とも言える。( | + | :{{SpoilerH|プレシアおよびフェイト}}過去、仕事上のプレッシャーに加えて実の愛娘・アリシアを実験中の事故で亡くしてしまった事により精神に異常をきたす。<br />ただ、事故の原因である大型魔力駆動炉の実験に関しては、無茶な開発日数や前任者の不手際、上層部からの追加注文等。<br />問題が山積した上に、本部から派遣された上司が安全基準をほとんど無視した結果であって、彼女自身はある意味被害者とも言える。(小説版『魔法少女リリカルなのは』を参照。ちなみに、同作品において前述の前任者・上層部・当時のプレシアの上司はその件に関し何故か一切責任を負っておらず、事実上プレシアひとりに押し付けられたかたちとなっている)<br />『使い魔を超える人造生命の作成と死者蘇生の研究プロジェクト』、通称「F計画」を始め、前者の完成品でありアリシアの身代わりとしてクローン体「フェイト」を生み出すが、彼女はアリシアには成り得なかった。後者の最終目的である「アリシアを完全に生き返らせる」ためにフェイトを使ってジュエルシードを集め、死者蘇生の秘術を求めて忘れられし都「アルハザード」を目指し、禁断の儀式を行おうとする。「フェイト」とは、F計画の開発コードである。<br />以前は温和な人物であったのだが、現在は非常に冷酷な人物になり、フェイトを道具と見なしていた。最終決戦で自分に手を差し伸べるフェイトを最後まで拒絶し、アリシアの亡骸とともに時間の狭間へと消えていった。 |
− | : | + | :F計画の波紋はStrikerSで再び広がることとなる(但し、実際劇中においては大して掘り下げられる事はなかった)。{{SpoilerF}} |
;アリシア・テスタロッサ(声・[[水樹奈々]]) | ;アリシア・テスタロッサ(声・[[水樹奈々]]) | ||
:プレシア・テスタロッサの娘。5歳の時に、魔導実験の事故で亡くなった。 | :プレシア・テスタロッサの娘。5歳の時に、魔導実験の事故で亡くなった。 | ||
− | :{{SpoilerH|アリシア}} | + | :{{SpoilerH|アリシア}}フェイトは彼女の遺伝子を元に作り出されたクローンであり、当然ながら二人は容姿も声もほぼ同一のもの。しかしアリシアはプレシアの魔法資質を受け継がなかったため魔法が使えない(但し、'''ある種の隔世遺伝のようなかたちでその高い魔法資質はフェイトへと受け継がれている'''(あるいはアリシアの細胞をフェイトへクローニングする際に生じた要素である可能性もある))、大人相手にも物怖じしない活発で明るい性格、左利きであるなど、外見以外は正反対である。<br />1期では保存された遺体と過去の回想のみの登場で、最後にはプレシアと共に次元断層の闇に消えていった。A'sでは「闇の書」に取り込まれたフェイトの「夢」の中で、フェイトの姉として登場した(容姿は五歳当時のまま)。自身が既に死亡していて、夢としてしか存在出来ない事を自覚しており(この辺りの解釈は諸説ある)、フェイトが望み続け、得られなかった「幸福な夢の世界」に留まるようフェイトを誘う。結局「現実」を選び、泣きながら謝るフェイトに「姉」としてその背中を押す。最後には彼女を優しく抱きしめながら消滅した。{{SpoilerF}} |
;リニス(声・[[浅野真澄]]) | ;リニス(声・[[浅野真澄]]) | ||
:プレシア・テスタロッサの使い魔。アリシアの飼っていた山猫を素体としている。基本的に耳や尻尾を隠しているので、一見すると普通の人間との違いがわかりにくい。フェイトの教育係兼育ての親でもあり、フェイトに対して親同然の愛情を持っていた。フェイトの為にバルディッシュを製作する。フェイト自身も彼女を強く慕っていたが、役目を終えてプレシアとの契約を解き消滅する。 | :プレシア・テスタロッサの使い魔。アリシアの飼っていた山猫を素体としている。基本的に耳や尻尾を隠しているので、一見すると普通の人間との違いがわかりにくい。フェイトの教育係兼育ての親でもあり、フェイトに対して親同然の愛情を持っていた。フェイトの為にバルディッシュを製作する。フェイト自身も彼女を強く慕っていたが、役目を終えてプレシアとの契約を解き消滅する。 | ||
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<!--とりあえず暫定的にこの欄に置いておきます--> | <!--とりあえず暫定的にこの欄に置いておきます--> | ||
:休暇中のエリオとキャロが保護した謎の幼い少女。左右で瞳の色が異なる。なのはに懐く。 | :休暇中のエリオとキャロが保護した謎の幼い少女。左右で瞳の色が異なる。なのはに懐く。 | ||
− | :{{SpoilerH|ヴィヴィオ}}人造生命体であり、その能力は未知数。エリオは彼女の様子が普通の女の子と変わらない事から、元となった人格があると考えている。クアットロからは「聖王の器」と呼ばれている。{{SpoilerF}} | + | :{{SpoilerH|ヴィヴィオ}}人造生命体であり、その能力は未知数。エリオは彼女の様子が普通の女の子と変わらない事から、元となった人格があると考えている。クアットロからは「聖王の器」と呼ばれている。 |
+ | :実は聖王教会の過去の汚点と、後述のジェイル・スカリエッティの犯罪の大半が実は時空管理局のある「計画」の為に行われていた事実との両者を立証する、いわば「生き証人」とも言える存在でもある。物語終了後のエピローグにおいて、「高町ヴィヴィオ」として正式になのはの娘になったが…!?{{SpoilerF}} | ||
==== スカリエッティ&ナンバーズ ==== | ==== スカリエッティ&ナンバーズ ==== | ||
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2016年11月9日 (水) 16:50時点における最新版
魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物(まほうしょうじょリリカルなのはシリーズのとうじょうじんぶつ、英:Characters in Magical girl lyrical Nanoha series)は、テレビアニメ作品『魔法少女リリカルなのは』シリーズに登場する架空の人物の一覧である。
目次
主人公[編集]
シリーズ通しての中心人物。
- 高町なのは(たかまち なのは)(声・田村ゆかり)
- フェイト・テスタロッサ→フェイト・T・ハラオウン(声・水樹奈々)
- 八神はやて(やがみ はやて)(声・植田佳奈)
ヴォルケンリッター[編集]
魔道書「闇の書」の主であるはやてを守る守護騎士達。『A's』から登場。守護騎士システムに関する詳細はヴォルケンリッターを参照。
- シグナム(声・清水香里)
- ヴィータ(声・真田アサミ)
- シャマル(声・柚木涼香)
- ザフィーラ(声・一条和矢)
なのは達の友人・仲間[編集]
魔法関係[編集]
- ユーノ・スクライア(声・水橋かおり)
- 異世界、ミッドチルダからなのは達の世界にやってきたなのはと同い年の少年。遺跡の発掘を生業とするスクライア一族の出身で、自らが発掘した「ジュエルシード」が事故によって散らばってしまったことに責任を感じ、独自にその回収を行っていた。封印に失敗して重傷を負ったところをなのはと出会い、一命を取り留める。その後の成り行きから彼女に協力を申し出、「レイジングハート」を託す。
- 魔導師としても優秀な能力を持つ結界魔導師。結界魔法による防御・治癒などの補助魔法を得意とし、また豊富な知識をもってなのは達をサポートしている。
- なのは達の世界にいるときはフェレットに姿を変えており、その姿のまま高町家にペットとして預かられることになる。またアルフには「ネズミ型使い魔」に間違われ、クロノには「フェレットもどき」とからかわれる事もある。
- 最初、なのはに保護されたときも(体力・魔力の温存のため)フェレットの姿だったため、なのはもフェレットが本当の姿だと思っていたらしく(そのためユーノの前で平気で着替えたりしていた)、後々ユーノが人間に戻ったときは仰天していた。一方ユーノ自身は初対面時に人間の姿を見せたものだと勘違いしていた。
- A'sの「闇の書事件」では主に裏方にまわり、「闇の書」に関する調査をほぼ一人で引き受け、事件解決に大きく尽力した。また、最終局面ではなのはのもとに駆け付け、なのはのフォローに「闇の書の闇」転送サポートにと地味ながら堅実な活躍をしている。6年後では管理局の「無限書庫」司書長に就任し、眼鏡をかけている。考古学者としても古代史の論文を著す等の実績を積んでいる。
- StrikerS
- 19歳。魔法術式・ミッドチルダ式/魔導師ランク・総合A。現在も時空管理局「無限書庫」司書長を勤め、若き考古学者としても名を馳せ、「先生」と呼ばれるように。なのはとの関係は、恋愛という点では全く進展していないが「絆的な物」で結ばれた[1]家族のような間柄に落ち着いている模様[2]。メールなどで定期的にやり取りもしている。
ヴェロッサが無限書庫に調べ物にやってきた際、ユーノが調べ物に協力した事があり、それ以後、彼とも親しい。ユーノがホテル・アグスタのオークションでゲストとして呼ばれた際、なのはやフェイト達も、機動六課の任務でその場に居合わせていた。その後、ヴェロッサから機動六課にユーノの護衛任務という形で引き継がれ、フェイトやなのはと親しく語り合っていた。
- アルフ(声・桑谷夏子)
- ミッドチルダの山奥に住む狼を元にフェイトが作った使い魔。初登場時点で2歳。大形の狼の姿をしており、人間(外見年齢16歳)の女性に姿を変えることもできる他、A'sでは小型犬に変身する新形態「こいぬフォーム」も披露した。勝気で明るい性格。
- 生まれて間もなく死病に侵されて群れからも見放された所をフェイトに拾われ、彼女と契約することで一命を取り留めた。契約内容は「ずっとそばにいること」であり、実質どちらかが死を迎えるまで契約は有効となる。
- フェイトを心から慕っており、その関係は主従というより仲のいい姉妹のよう。戦闘の援護から身の回りの世話まで献身的にこなす一方、フェイトを虐待するプレシアには強い反感を抱いていた。イヌ科である狼型の使い魔なためか、なのはの世界のドッグフードが大好物。よくも悪くも少々短絡的な性格で、A'sにおける最終局面では彼女の何気ない一言が状況打開の一手を導きだした。ユーノとはなんとなく仲がいい。6年後もフェイトの傍に寄り添い、登校するフェイトをこいぬフォームで見送っている。
- 戦闘時はフェイトのサポートとして抗バリア魔法・捕縛系バインド魔法等の補助系魔法や拳での格闘を得意とし、積極的に前に出る。前衛を行くフェイトの更に前に出る戦闘スタンス。
- StrikerS
- フェイトに仲間ができ、戦闘での補助もほとんど必要としなくなったことで彼女のそばを離れ、ハラオウン家で家事や「無限書庫」でのユーノの手伝いなどをメイン活動としている。フェイトの魔力を食わない為の姿を追求した結果、人間形態でも子供の姿を採るようになっている。サウンドステージ01でフェイトの帰る場所を守ろうと決めて一線を引いたのが4年前(A'sエピローグ前後)だと判明。
- エイミィ・リミエッタ → エイミィ・ハラオウン(声・松岡由貴)
- 時空管理局通信主任兼執務官補佐で、アースラの管制官。16歳。頭の回転が早く、明るくお喋り好きな女の子。気さくな性格で、なのはたちともすぐに仲良くなる。
- 直属の上官であるクロノとは学生時代からの友人。公私に渡って彼をサポートする良きパートナーで、彼女の存在は父を失い、周囲から心を閉ざしていたクロノの人格にかなり影響している。管理局内でも二人のコンビはそれなりに知られているようだ。
- オペレータとして非常に優秀で、艦長のリンディ、執務官クロノに次ぐ実質的なアースラのNo3。1期ではプレシアの本拠を突き止めたり、A'sでは不在の二人に代り、臨時で現場の指揮をとっていた。A'sの「闇の書事件」では、ヴォルケンリッターの追跡や本拠の特定に失敗し、常に後手後手を踏んでしまっていることに責任を感じていた。
- 6年後では管制司令としてアースラに乗艦、クロノとのコンビも健在である。クロノとは婚約しており、結婚を1年後に控えていた。
- StrikerS
- クロノと結婚し、ハラオウン姓を名乗っている。二児「カレラ」「ビエラ」(サウンドステージ01にて判明)をもうけ、管理局を休職して育児に専念している。26歳。子供の遊び相手や家事の手伝いでアルフが助けになってくれている。
- リンディ・ハラオウン(声・久川綾)
- 時空管理局提督で巡行艦「アースラ」の艦長。クロノの実の母で、11年前の事件で夫・クライドを亡くして以降、女手一つで彼を育ててきた。穏やかでどこかほのぼのとした雰囲気を持つが仕事の上では厳しく、時に冷酷とも思える判断を下し、なのはを叱責することも。指揮官としての職務が主だが、1期終盤では現場に赴き魔導師として活躍した。大の甘党で、緑茶に砂糖やミルクを入れるなど変わった味覚の持ち主。
- なのはが魔法や次元世界と関わりを持ちながら魔法を捨てることもなく(表向き)平穏な暮らしができたり、フェイトが大きく罪を減刑出来たりしたのは、本人の経緯や功績に加えて彼女の働きかけによる所が大きい。
- 1期では優秀な指揮官として全体を指揮し、時に直接現場に赴いて被害を最小限に収める。
天涯孤独となったフェイトに養子にならないかと誘っていた。A'sでは後方からクロノ達の行動をバックアップし、最終局面では魔導砲・アルカンシェルで闇の書のコアを撃ち抜き、夫の死の因縁にその手で終止符を打った。(12話)
6年後では艦長職を退き地上勤務に転任。養女となったフェイトに弁当を作るなど、良好な親子関係を築いている模様。(13話)
「StrikerS」においては時空管理局本局の総務統括官を務める。
- 当作の元作品『とらいあんぐるハート3』でも、なのはにレイジングハートを渡すなど役回りが大きく違うが、登場している。
日常関係[編集]
- アリサ・バニングス(声・釘宮理恵)
- なのはのクラスメートで親友。なのは、すずかと3人で常に行動を共にする。実業家の両親を持つお嬢様でかなり気が強い。成績が非常に優秀で「学校のテストなんて100点で当たり前」と言っていた。
- 以前は大分ひねくれていたようで、小学1年生の時すずかにいたずらをして、止めに入ってきたなのはと大喧嘩をやらかした。この出来事をきっかけになのはやすずかとは親友になった。友達思いだが素直になれない性分で、「魔法」に関わり、一人で思い悩むなのはと彼女の力になれない自分に苛立ち、なのはに辛く当たってしまった(後に和解)。
- 大の犬好きで自宅では10匹もの犬を飼っている。プレシアに逆らった事で大きなダメージを受け、逃げ延びたものの力尽きて倒れたアルフを助け、結果的にアルフをなのはと巡り合わせた。
- A'sでは新たにクラスに転入してきたなのはの友達・フェイトを迎え[3]、質問攻めでフェイトを困らせたクラスメートをまとめるなどリーダーシップを見せていた。終盤、結界内に取り残される形で「闇の書事件」に巻き込まれ、その際なのは・フェイトの戦う姿を目撃。後、事件終了後に全てを打ち明けてもらった。最終話エピローグにおいては髪型も一新して登場、ノートの貸し借り等で管理局の任務で欠席の多いなのは達をサポートしている。
- StrikerS
- すずかと一緒に大学に通っている。なのは、フェイト、はやて達とは今も変わらない親友で、メールのやり取りもしている。彼女達が任務で地球にやってくる際は、別荘のコテージを拠点として貸している。
- 月村すずか(つきむら すずか)(声・清水愛)
- なのはのクラスメートで親友。なのはの兄・恭也の恋人である月村忍の妹[4]。資産家の娘で大きな屋敷に姉やメイド達と共に暮らしている。大の猫好きで猫を何匹も飼っている。大人しく引っ込み思案な性格だが運動神経は抜群で、フェイトが驚愕するほど[5]。
- アリサにいたずらされていた所をなのはに助けられ、大喧嘩を始めたなのはとアリサを止めて以来、3人は親友になった。物静かで温厚な性格で、一期ではなのはを心配するあまりキツく当たってしまうアリサとなのはの緩衝役となり、見守っていた。また、A'sでは偶然からはやての貴重な友人となり、たびたび彼女の家にも遊びに行っていた。その際ヴォルケンリッターの面々とも顔見知りとなっている。はやては「すずかなら全てを知っても受け入れてくれる」というほど彼女を信頼していたが、この事が良くも悪くも「闇の書事件」の転機を呼んだ。彼女もアリサと共に結界内に取り残される。事件終了後全ての真実を知ったときは、はやての思った通りに受け入れている。最終話エピローグにもアリサとともに登場している。
- StrikerS
- アリサと一緒に大学に通っている。なのは達とは今でも親友。彼女達が任務でやってきた際の中継地点としても敷地を貸している。
機動六課[編集]
『StrikerS』から登場。はやてが設立した時空管理局の新部隊。
なのは、ヴィータ、スバル、ティアナの4名で構成される『スターズ分隊』。フェイト、シグナム、エリオ、キャロの4名で構成される『ライトニング分隊』が存在するが、各分隊で行動する機会は少なく、むしろスバル、ティアナ、エリオ、キャロの前線フォワード4名で行動する機会の方が多い。それに加えて部隊長のはやてが直接率いる支援部隊『ロングアーチ』がサポートする。
前線フォワード部隊[編集]
『StrikerS』における中心人物達。高町なのはの後輩であり、また教え子にもあたる。新人フォワードのバリアジャケットは各分隊長のものを参考に制作されたもので、所属が一目でわかるように工夫されている。各人のバリアジャケットは機動六課正式始動時に、それぞれの専用デバイスと共に配備されている[6]。
- スバル・ナカジマ(声・斎藤千和)
- 15歳の少女。陸戦Bランクの魔導師ランクを保有する陸戦魔導師で、階級は二等陸士。使用する魔法の大系は近代ベルカ式。機動六課では憧れのなのはの部下として、スターズ分隊のフロントアタッカーを勤める。
- 『StrikerS』本編から4年前の新暦71年4月29日(当時11歳)、密輸品として持ち込まれたレリックの爆発が原因で起こったミッドチルダ北部臨海第八空港の大規模火災に巻き込まれる。その際火災から助けてくれたなのはの姿に憧れ、彼女の様に「誰かを守れる人間」になりたいと思う様になり、今までは嫌っていた魔法とシューティングアーツの鍛錬を率先して行う様になる。なのはに対する敬愛は深く、彼女の写った雑誌の切り抜きを肌身離さず持ち歩く程である。
- 翌年の新暦72年6月(当時12歳)に時空管理局武装隊ミッドチルダ北部第四陸士訓練校に入学、寮のルームメイトとなったティアナとコンビを組み、最終的には彼女と共に訓練校を主席で卒業。その後機動六課に配属されるまではティアナと共に救助隊に所属していた。
- 基本的に前向きで人当たりのいい性格だが快活で明朗という訳ではなく、以外と内気で気が弱い。しかしティアナに曰く「強引」であり、一度決めた事は何だかんだ言ってやり通す一本気な面もある。ちなみにアイスが大好物。ナカジマ家の先祖は地球出身だが、ゲンヤ一家は地球へ行った事は今までに一度も無かった[7]
- 使用するデバイスは、ローラーブーツ型のインテリジェントデバイス「マッハキャリバー」[8]と非人格式のアームドデバイス「リボルバーナックル(右手用)」。なお、リボルバーナックルは母親の形見であり、彼女も生前は管理局の陸戦魔導師だった。元々は左右一対のデバイスとして母親は両手で使っていたが、スバルとギンガは2人で分けてそれぞれ利き腕に合せた方を使用している。
- 変則的な近代ベルカ式魔法を操る格闘型と呼ばれるタイプで、「マッハキャリバー」を駆使した格闘技法「シューティングアーツ」を修得しており、中、遠距離での射撃魔法を持たないが近距離では抜群の攻撃力を誇る。ベルカ式を用いるが騎士ではなく魔導師と登録している。シューティングアーツも母親ゆずりだが、スバルは基礎までしか学んでおらず、なのはと出会い管理局入りを目指してから訓練校入学までの半年で、姉ギンガに教わった部分が大きい。しかし天性の素養は充分で、かなりの力持ちで運動神経が高い上に魔力の保有量も大きく、たったの1年で陸士訓練校有数の実力の持ち主となった。
- 「StrikerS」本編は彼女らが、機動六課に配属となるところから始まる。
- ティアナ・ランスター(声・中原麻衣)
- 16歳の少女。愛称はティア。陸戦Bランクの魔導師ランクを持つ陸戦魔導師で、階級は二等陸士。使用する魔法の大系はミッドチルダ式。スバルとは陸士訓練校からのパートナーで、互いに信頼しあっている。機動六課ではスターズ分隊の「センターガード」を勤める。
- スバルより一つ年上で背も高い。髪型はツインテール。強気でプライドの高い性格だが、ドジを連発するスバルに憤りながらも世話を焼くような面倒見のいい一面がある。天涯孤独の身の上である事から、優しい家族に支えられているスバルやなのはを羨ましがっている節がある。その性格もあってか、機動六課では新人達のリーダー格となる事が多い。その事から、なのはに「指揮官訓練を受けてみないか」と誘いを受けるが、戦闘訓練も忙しいからと断っていた。
- 変則的なミッドチルダ式の射撃型魔道師で、当初はカートリッジシステムを搭載した銃型の簡易ストレージデバイス「アンカーガン」を使用していたが、機動六課入隊後の故障を契機に、使用するデバイスは銃型のインテリジェントデバイス「クロスミラージュ」に代えた。時空管理局の中でも栄えぬきのエースや才能あるエリートが揃う機動六課において、自分だけが「凡人」であるという劣等感を持っている[9]が、現在では使い手の少ない幻術魔法を使いこなし、時間はかかるがAAランクの射撃魔法も扱い、その実力は自己評価以上のものとといえる。執務官を目指し、陸士訓練校に入校前は空戦魔導師を希望していたが空戦適性が認められず、士官学校の入学試験にも落第している。現在は陸戦のAランク、そして「スタンドアロンでも戦える射撃型」を目指して日々訓練を重ねている。この辺りのポジションはなのはと共通する。
- 陸士訓練校でスバルと出会った当初は頑なな態度を取っていたが、スバルの「異様なワガママさと強引さ(ティアナ談)」に感化され、次第に態度を軟化させていく。かつては「ナカジマ訓練生」「ランスターさん」と他人行儀で呼び合っていたが、ある休日にスバルの姉、ギンガ・ナカジマにもらした親しい呼び名の「ティア」という名前をスバルに知られ、またその頃からスバルのこともギンガと分ける為にファーストネームで呼ぶようになり、以降だんだんと親密になっていった。現在はスバルと強い信頼関係で結ばれており、彼女に支えられる事もしばしば。
- 「StrikerS」本編は彼女らが機動六課に配属となるところから始まる。なのはのことは「有名な魔導師」としては知っていたが、実際に顔を合わせるのは配属後が初。
両親を生まれてすぐに亡くし、育ててくれた兄ティーダ・ランスターも彼女が10歳の頃に凄腕の時空犯罪者(魔導士タイプ)との交戦の末返り討ちにされ殉職している。管理局員のエリートだった兄はティアナにとって憧れの存在だったが、その死が心無い上司により不名誉扱いされてしまった事がトラウマとなり、過剰なまでに力を求めるようになってしまう。周囲への劣等感や兄への想い、そして日々の訓練で自分が強くなっている実感が湧いて来ない焦燥感[10]から、任務や訓練で無茶を続けていく。そして、遂に模擬戦においてまで教導無視の捨て身の攻撃を実行した事で、なのはから戒めとして逆に叩きのめされてしまう。その後もティアナはなのはに対する反発を強めていくが、状況を見かねたシャリオからなのはが過去に重傷を負って苦しんだ事、教え子達には自分と同じ思いをさせないように教導している事を教えられる。そして、なのはとの語らいで自分の将来をも気にかけ深慮してくれていた事を知り和解した。
- エリオ・モンディアル(声・井上麻里奈)
- 10歳の少年。陸戦Bランクの魔導師ランクを保有する陸戦魔導師で、階級は三等陸士。機動六課ではキャロと共にライトニング分隊に所属。「ガードウイング」を勤める。
- 使用する魔法の大系は近代ベルカ式。元々は孤児で、フェイトがそれを保護した。それが切っ掛けとなってフェイトが保護者(法的後見人はリンディ)となっている。ティアナ曰く「フェイト執務官の秘蔵っ子」。
- 真面目で実直、律儀な性格をしており、人当たりも良い。だがその性格が災いしてかサウンドステージ01などで女性陣にからかわれる事が多く、また羞恥心に欠ける部分もあるキャロの少々過剰なスキンシップに困惑する事もある。ある事件から自分を救い、その後も保護者となって何かと面倒を見てくれたフェイトに深い恩義を感じている。新人フォワード4人の中ではなのは達との付き合いが一番長い。
- 近接戦闘を得意とする正統派のベルカ式魔導師だが、機動系に関してのみ一部のミッドチルダ式魔法を習得している。また魔力変換資質・電気を保有し、魔法による変換のプロセスを踏む事なく電気を発生させる事が出来る。立派な「騎士」を目指して日々精進を続けている。
- 使用デバイスは槍型のアームドデバイス「ストラーダ」。似た境遇のキャロやフリードとは、機動六課に配属されるまでは面識が無かったが、数々の訓練や任務を経て、互いにコンビとして信頼していくようになっていく。まだ子供なのでシャーリーが作った休日のプランは実はデートコースということに気づいていない。
スカリエッティの台詞よりフェイトを造った技術の大本となった「F計画」に何らかの関係を持ち、下水道でスバルが人造魔導師について話している最中の表情が暗かった理由は不明。
- キャロ・ル・ルシエ(声・高橋美佳子)
- 10歳の少女。魔導師ランクは陸戦C+だが竜召還を習得している召還魔導師で、階級は三等陸士。使用する魔法の大系はミッドチルダ式。中でも召還魔法を専門とする。竜と共に暮らし、使役する少数民族「ル・ルシエ」の出身。機動六課ではエリオと共にライトニング分隊に所属、「フルバック」を務める。
- 生まれついて竜召還士として類稀な素養を持つにもかかわらず何故か一方的に危険視され故郷の集落から追放され、その後各地を転々としていた所を時空管理局に保護され、後に事情を知ったフェイトが保護者となった。エリオと同じくフェイトを強く慕っている。自立して生きていくことを望み、フェイトの紹介で自然保護隊に入隊したが、その後機動六課設立時には自ら志願して転属した。
- 竜使役という特殊技能を持った召還魔導師、竜召還士であり、傍らには使役する竜フリードリヒが寄り添い、彼女を守っている。召還魔法以外の補助系魔法に長けており、特に対象を強化するブースト系の魔法に冴えを見せるが、彼女自身の戦闘力は低い。
- 使用するデバイスはグローブ型のブーストデバイス、「ケリュケイオン」。
- その来歴上同世代の友人を持った事が無く、「パートナー」という存在に強い憧れを持っており、自分と同じ境遇と思いを持つエリオとは、機動六課での訓練と任務を経て互いに信頼しあっていく。
6歳の頃から白竜(フリードリヒ)を使役し、黒竜(ヴォルテール)の加護を受ける異例な才能を持っていた事が災いし、部族を滅ぼしかねない危険な存在として長老達によって集落から追放された。その事から自分の能力に恐れを抱いており、フリードリヒをまともに制御出来ずにいた。しかし機動六課としての初出動でガジェット・ドローンIII型によってエリオが窮地に陥った際、「大切な人を守りたい」との強い願いが竜魂召喚の魔法を成功させ、真の姿を見せたフリードリヒを制御する事に成功する。また長老達に黒竜と呼ばれていたアルザスの守護竜「ヴォルテール」なる存在も召還する事が出来るらしいが、その強大さと巨体、何よりもその立ち場柄、よほどの緊急事態でないと召還してはいけないらしい。
- フリードリヒ
- キャロが使役する竜で、通称フリード。通常は膝程もない小型形態だが、口から吐く火炎は強力であり、キャロの指示次第では有効な戦力となる。キャロ自身が卵から孵して育てたらしい。
その真の姿は10メートルを超える巨体を有するの飛竜であり、「白銀の飛竜」とも呼ばれる。初出動の際、エリオの窮地を救いたいと願ったキャロの「竜魂召喚」によって完全制御に成功、それが契機となってその後は模擬戦などの機会でも真の姿へ変身しても完全制御出来るようになった。
ロングアーチ[編集]
- リインフォースII(ツヴァイ)(声・小林沙苗(A'sエピローグ)、ゆかな(StrikerS))
- A's最終話エピローグから登場。StrikerS時点で魔法術式・古代ベルカ式/魔導師ランク・総合A+。
- 「闇の書事件」から2年後(StrikerSからは8年前)、遺された夜天の書の欠片を元に八神はやてが試行錯誤の果てに作り出したユニゾンデバイスの管制人格。愛称は「リイン」。A's時に消滅を迎えた初代リインフォースの後裔(妹とされる事が多い)にあたり、彼女に代わる「第5のヴォルケン・リッターの2代目」といえる存在。
- 具現化時の外見は10歳程度の幼い少女。通常は体長30cm程で、飛行している。造られてから余り時間が経っていないせいか精神年齢は低く、性格は明るく幼いもの。任務時には意識してはやての事を「マイスターはやて」と呼ぶようにしているが、普段は「はやてちゃん」と呼んでいる(リィンフォースⅡにとって、はやてはマイスターであると同時にロードでもある)。出会うことの叶わなかった初代のリインフォースに憧れと敬意を持っている。
- 漫画版時点ではストレージデバイス「蒼天の書」をはやてと共用。単独での魔法使用も可能だが、生まれて間もない為まだ知識や経験が足りない部分があり、常に周りから様々な事を学んで成長し続けていた。現在は六課隊員に使用者のいない「凍結・冷却系」魔法を習得。またデータ容量の増加に伴ない「蒼天の書」をはやての「夜天の書」と分割し、彼女専用ストレージとしている。
- 機動六課では補佐官として部隊長はやてやシグナム、ヴィータの補佐を勤め、また前線における現場管制を勤める。階級は空曹長。曰く「ちっちゃい上司」。
- ちなみに、体のサイズを普通の子供サイズ位までなら変化させられることがサウンドステージ01で述べられており、地球など魔法文明が存在しない異世界で活動する時などは、大きくなって活動するらしい。ただし燃費は悪いとの事。また4年前までは、はやてやヴォルケンリッターと共に海鳴市に住んでおり、アリサやすずか、高町家の人々とも面識がある。
- 本体についての詳細はこちらを参照のこと。
- グリフィス・ロウラン(声・箭内仁)
- リンディの友人のレティ・ロウラン提督の息子。時空管理局管制司令補を勤める。階級は准陸尉。シャリオとは幼馴染。
- まじめかつ実直な性格。二種キャリア、通称一般キャリア試験に合格しており、キャリア指揮官への道を歩んでいる。
- 「機動六課」では指揮官補佐として、部隊長はやての副官的役割を担う。はやて達が異世界へ出張するなどで留守の際は、彼女に代わって指揮を執る事も。なお、機動六課には陸士部隊の運営補佐の研修を兼ねての配属となる。
- シャリオ・フィニーノ(声・伊藤静)
- 漫画版時点で時空管理局通信士。17歳。グリフィスとは幼馴染。新暦71年5月にフェイトの希望指名を受け、フェイト付きの執務官補佐になり、その際の経験からなのはたちとも交流がある。愛称はシャーリー。
- 非常に明るく人懐っこい性格で、フェイトの補佐として次元世界中を飛び回ったこともあって多方面に顔が広い。スバル達フォワード一同とも親しい。スバル、ティアナが入校した陸士訓練校の卒業生。通信士科だったが精密機器関係の知識も深く、在校中に「デバイスマイスター」の資格を取っている。
- 「機動六課」では通信主任とメカニックデザイナー(自称)を勤め、六課新メンバーのデバイスの製作、整備を主任として担当している。階級は一等陸士。
- ヴァイス・グランセニック(声・中村悠一)
- 「機動六課」のロングアーチでヘリパイロットを勤める青年。ヘリ操縦士としては最高位のA級ライセンスを保有している。階級は陸曹。
- 武装隊の経験者で、入隊直後の上官がシグナムだった縁から八神家やなのはとは顔なじみとなっており、その縁から機動六課に引き抜かれる。
- 漫画版でなのはに「おもしろい人」と評されており、また、一時期、秘密特訓を続けていたティアナにアドバイスをして彼女を見守るなど、気が良い兄貴分な性格をしている。
武装隊出身である故に魔導師の経験がある。彼曰く、ヘリパイロットになったのは単にヘリが好きだったからとの事。
- アルト・クラエッタ(声・升望)
- 「機動六課」のロングアーチで通信士や機器整備員などを勤める少女。階級は二等陸士。
- 時空管理局内でも魔導師としての能力を持たない内勤組。元はヴァイスと同様シグナムの指揮する部隊で働いており、その縁で「機動六課」に引き抜かれた。漫画版でシグナムの紹介によってなのはとも顔なじみとなっている。
- ルキノ・リリエ(声・ゆかな)
- 「機動六課」のロングアーチで通信士や経理事務員などを勤める少女。階級は二等陸士。
- 元は艦船「アースラ」で事務員兼通信士補を勤めており、フェイトの推薦によって「機動六課」に引き抜かれる。
時空管理局[編集]
『A's』から登場[編集]
- レティ・ロウラン(声・鈴木菜穂子)
- 時空管理局本局運用部の提督。リンディとは友人同士であり、クロノとも面識がある。管理局の装備・人事・運用の責任者であり、フェイトの嘱託魔導師試験の採点官でもある。「優秀な人材であれば過去や出自は問わない」という信条を持っており、なのはやフェイト、はやてが管理局で働けるようになったのも彼女の存在が大きい。
- マリー(声・阪田佳代)
- レティの部下。エイミィの後輩にあたる。時空管理局本局メンテナンススタッフ。
- ギル・グレアム(声・長克巳)
- 英国出身の老紳士で、時空管理局顧問官を務める局の重鎮。クロノの父・クライドの上官であり、ハラオウン母子との親交も深く、クロノの執務官研修の担当官を勤めた。また、フェイトの保護監察官でもある。非常に温厚で、物腰穏やかだが威厳のある人物。
- なのはの世界のイギリス出身。高い魔法資質の持ち主で、傷ついた管理局員を助けたことにより魔法と出会うなど、なのはと似ている部分がある。
- A'sの11年前、艦隊司令として「闇の書」を護送中、闇の書の防衛プログラムが暴走。クライドの乗艦「エスティア」が闇の書に取り込まれてしまう事態となり、最後まで艦に残ったクライドごと闇の書を破壊した。その件について深く思い詰めており、「闇の書の永久封印」に密かな執念を燃やす。
独自の調査によって闇の書の次の主がはやてであることを突き止め、身寄りのない彼女に「両親の知人」と偽って生活の援助を行いつつ、はやてもろとも闇の書を封印するという非情な作戦を進めていた。しかし内心では自分の行いに葛藤を抱えており、闇の書覚醒時にクロノによって作戦を看破された際に実行を断念。闇の書封印の切り札として製作されたデバイス、氷結の杖「デュランダル」を彼に託した。事件終結後は自ら局を辞職し、故郷でリーゼ姉妹とともに隠遁生活を送っている。
- StrikerS
- StrikerSには直接登場していないが、クロノ・ハラオウンがリーゼロッテ&リーゼアリアが変身してた「仮面の男」の仮面を付けた時、それを「友人の遺品」と言っている事から、A'sからStrikerSまでの10年間の間に亡くなったらしい(ただしそれは漫画版の番外編で語られており、ストーリーは完全なギャグだった為、クロノの冗談であった可能性もある)。
- リーゼアリア&リーゼロッテ(声・アリア/谷井あすか、ロッテ/松来未祐)
- グレアムに長年仕える双子の使い魔。猫を素体としている。通称アリアとロッテ、二人を指すときはリーゼと呼ばれる。双子ゆえに髪型以外はほぼ同一の容姿だが、冷静沈着なアリアに対して奔放ないたずらっ子のロッテと性格は対照的。
- クロノの幼い頃の魔法と戦闘の師であり、アリアは魔法、ロッテは体術の師として持てる技術を教え込んだ。
- 主であるグレアムの意思に賛同し、彼の手足となって様々な場面で暗躍する。
- クライド・ハラオウン(声・中田譲治)
- クロノ・ハラオウンの父親であり、リンディ・ハラオウンの夫。
A'sの11年前、艦隊として「闇の書」を護送中、闇の書の防衛プログラムが暴走。自分の艦である「エスティア」のコントロールをジャックされてしまう。クルーを全員脱出させたのち、艦隊司令のギル・グレアムに嘆願し「エスティア」と運命を共にした。
『StrikerS』から登場[編集]
陸士108部隊[編集]
時空管理局の一部隊。機動六課とも交流が深く、協力体制が整っている。
- ギンガ・ナカジマ(声・木川絵里子)
- ミッド西部エルセア出身。スバルの姉。17歳。時空管理局・陸士108部隊所属の捜査官。階位は漫画版時点で二等陸士、本編では陸曹。魔法術式・近代ベルカ式/魔導師ランク・陸戦A。
- 母から格闘技術「シューティングアーツ」を学んでおり、スバルが管理局員を目指した際には師として教えている。左利きで、母親の形見の「リボルバーナックル(左手用)」を所持している。スバルにとっては母親的存在。性格はスバルと共通点が多く、人当たりの良い性格。戦闘の際には白いリボルバーナックルと「ブリッツキャリバー」を使用。ブリッツキャリバーは、密輸物のルート捜査への協力の礼として機動六課より譲渡された物で、スバルのマッハキャリバーと同型の兄弟機。
- 空港火災時にスバルを助けようとして、逆にフェイトに助けられている。それ以降、フェイトに対して憧れの感情を抱いているようだ。
- ゲンヤ・ナカジマ(声・大川透)
- 陸士108部隊部隊長。スバルとギンガの父親。先祖が地球の日本出身で、日系人であると言える。娘ふたりを局員にはしたくなかったらしい。はやての元上司。階級は三等陸佐。ちなみにスバルによれば「魔力ゼロ」らしく、娘二人の魔法の才能は母親譲りであるらしい。
- ラッド・カルタス(声・柿原徹也)
- 陸士部隊の捜査官。ギンガの上官。階級は二等陸尉。
その他[編集]
- ヴェロッサ・アコース(声・小野大輔)
- 時空管理局・本局査察部所属の査察官。カリム・グラシアの義弟。幼いころに教会に保護された。クロノやはやてとは旧知の仲で、クロノの親友でもある。またユーノとも親しい。はやてからは「ロッサ」の愛称で呼ばれている。
- 「古代ベルカ式魔法」の継承者。
- 過去の生い立ち(サウンドステージ02参照)から魔力を持たぬ者を見下しており、StS最終回時、レジアスの死について暗にその無力さを皮肉る主旨の発言をしている。
- ティーダ・ランスター
- ティアナの兄。幼い彼女の親代わりとして彼女を育ててきた。執務官志望のエリートだったが、ティアナが10歳の時(『StrikerS』本編から約6年前)に死んでいる。享年21歳。
彼の最後の任務は逃走した違法魔導師の追跡・捕縛であり、対象の魔導師との交戦に敗れ殉職した(ちなみにその魔導師はその後駆け付けた援軍により処分された)。その際、心無い上司により魔導師を捕縛出来なかった事を非難され、その死は不名誉で無意味だったと侮辱される。しかし管理局のエリートを返り討ちに出来る程の「大物」ならば当然管理局側も事前にある程度の情報を持っている筈であり、当然、それ程の使い手が相手なら局員の殉職も充分想定の範疇の事象であっただろう事から、ファンの間では陰謀説も囁かれている(ちなみに、事件の詳細は他メディアでも取り上げられていない)。
- レジアス・ゲイズ(声・石原凡)
- 首都防衛隊代表。階位は中将。古くからの武闘派。かつて闇の書事件の原因となったはやて(厳密には彼女は事件の「被害者」なわけだが)が部隊長を務める機動六課のことを快く思っていない。しかしそれは正しくなく、実際はこの件そのものに対してよりも、この件にも顕れている魔道士への極端な優遇政策そのものへの悪感情であった事が劇中で明らかになっている。
- 数々の武勲をあげ、時空犯罪の大幅な減少にも多大な貢献をして来た人物ではあったが、実は、魔力を持たない(地球人基準で)普通の人間に近い存在。…そしてその事が直接的または間接的な原因で本局からは軽んじられ続け、彼は数多くの鬱屈を抱え込みそれが後の悲劇へと繋がった。
- 副官オーリス(声・桑谷夏子)
- レジアス・ゲイズの秘書にして実の娘。父の死を目の当たりにした後謎の男達に連行されていたが、スタッフによると暫く亡き父の為に法廷に立ち彼の名誉を守る為に懸命に努力するも、魔道士優遇の世界の現実に失望し、何とかつてを辿って反管理局組織に身を投じたとの事である。
- レオーネ・フィルス
- 法務顧問相談役。時空管理局が黎明期の頃の功労者である「伝説の三提督」の一人。だが現在はヴィータに言わせると、好意的な比喩の意味合いで「普通の老人会」との事。
- ラルゴ・キ-ル
- 武装隊栄誉元帥。レオーネ、ミゼットと同じく「伝説の三提督」の一人。
- ミゼット・クローベル
- 本局統幕議長。「伝説の三提督」の一人。かつて護衛任務を受け持った、はやてやヴィータ達の事を気に入っている。
- ファーン・コラード
- 時空管理局・第四訓練校学長。階位は三佐。
- なのはやフェイトの訓練校時代に彼女たちを指導した人物。かつて本局の戦技教導隊に所属していた経験がある。
- 漫画版で、ガジェットの出現とその対策についてフェイトから相談を受けていた。
魔法関係の勢力[編集]
テスタロッサ家関係[編集]
主に第1期に登場。フェイトと深い繋がりがある。
- プレシア・テスタロッサ(声・五十嵐麗)
- フェイト・テスタロッサの「母さん」。非常に優秀な研究者であり魔導師でもある。
過去、仕事上のプレッシャーに加えて実の愛娘・アリシアを実験中の事故で亡くしてしまった事により精神に異常をきたす。
ただ、事故の原因である大型魔力駆動炉の実験に関しては、無茶な開発日数や前任者の不手際、上層部からの追加注文等。
問題が山積した上に、本部から派遣された上司が安全基準をほとんど無視した結果であって、彼女自身はある意味被害者とも言える。(小説版『魔法少女リリカルなのは』を参照。ちなみに、同作品において前述の前任者・上層部・当時のプレシアの上司はその件に関し何故か一切責任を負っておらず、事実上プレシアひとりに押し付けられたかたちとなっている)
『使い魔を超える人造生命の作成と死者蘇生の研究プロジェクト』、通称「F計画」を始め、前者の完成品でありアリシアの身代わりとしてクローン体「フェイト」を生み出すが、彼女はアリシアには成り得なかった。後者の最終目的である「アリシアを完全に生き返らせる」ためにフェイトを使ってジュエルシードを集め、死者蘇生の秘術を求めて忘れられし都「アルハザード」を目指し、禁断の儀式を行おうとする。「フェイト」とは、F計画の開発コードである。
以前は温和な人物であったのだが、現在は非常に冷酷な人物になり、フェイトを道具と見なしていた。最終決戦で自分に手を差し伸べるフェイトを最後まで拒絶し、アリシアの亡骸とともに時間の狭間へと消えていった。
- F計画の波紋はStrikerSで再び広がることとなる(但し、実際劇中においては大して掘り下げられる事はなかった)。
- アリシア・テスタロッサ(声・水樹奈々)
- プレシア・テスタロッサの娘。5歳の時に、魔導実験の事故で亡くなった。
フェイトは彼女の遺伝子を元に作り出されたクローンであり、当然ながら二人は容姿も声もほぼ同一のもの。しかしアリシアはプレシアの魔法資質を受け継がなかったため魔法が使えない(但し、ある種の隔世遺伝のようなかたちでその高い魔法資質はフェイトへと受け継がれている(あるいはアリシアの細胞をフェイトへクローニングする際に生じた要素である可能性もある))、大人相手にも物怖じしない活発で明るい性格、左利きであるなど、外見以外は正反対である。
1期では保存された遺体と過去の回想のみの登場で、最後にはプレシアと共に次元断層の闇に消えていった。A'sでは「闇の書」に取り込まれたフェイトの「夢」の中で、フェイトの姉として登場した(容姿は五歳当時のまま)。自身が既に死亡していて、夢としてしか存在出来ない事を自覚しており(この辺りの解釈は諸説ある)、フェイトが望み続け、得られなかった「幸福な夢の世界」に留まるようフェイトを誘う。結局「現実」を選び、泣きながら謝るフェイトに「姉」としてその背中を押す。最後には彼女を優しく抱きしめながら消滅した。
- リニス(声・浅野真澄)
- プレシア・テスタロッサの使い魔。アリシアの飼っていた山猫を素体としている。基本的に耳や尻尾を隠しているので、一見すると普通の人間との違いがわかりにくい。フェイトの教育係兼育ての親でもあり、フェイトに対して親同然の愛情を持っていた。フェイトの為にバルディッシュを製作する。フェイト自身も彼女を強く慕っていたが、役目を終えてプレシアとの契約を解き消滅する。
- 使い魔ながら高い能力を持ち(プレシアが「維持するのも楽じゃない」と言うほど)、主人に反論したりすることもある。
A'sにおいて「闇の書」に取り込まれたフェイトの「幸福な夢の世界」で登場したが、アニメ本編で出てきたのはこの時のみである(サウンドステージ02では全編において登場している。)。
闇の書関係[編集]
主に『A's』で登場。
- 闇の書の意思(声・小林沙苗)
- 闇の書の機能を司る管制人格。10代後半相当の銀髪赤眼の女性の姿をとる。闇の書の全機能は彼女の管理下にあるため、守護騎士達の精神ともリンクしている。闇の書そのものであると同時に「第五の騎士」と言うべき存在。
明確に姿を取って現れるのは闇の書の完成・暴走開始後となるが、本人の意思はヴォルケンリッターの出現時に目覚めており、騎士たちと主との暮らしを見つめていた。同時に、これまでと同様に暴走への道を進んでいることを悲嘆していた。
終盤、グレアムの策略により絶望したはやてを取り込んで覚醒を果たす。主の「全てが夢であればいい」という願いを叶えるため世界を破壊し尽くそうとし、なのは達と交戦する。なのはから蒐集したスターライトブレイカーに代表される種々の魔法を駆使し、フェイトを自らの内に吸収する等、圧倒的な強さでなのはの前に立ちふさがった。しかし、彼女の内で意識を取り戻したはやてに諭され、「リインフォース」の名を贈られて暴走した防衛プログラムから分離。以後ははやてのパートナーとして防衛プログラム=「闇の書の闇」との決戦に臨んだ。
事件解決後、やがて闇の書の再生機能が防衛プログラムを再生し、再び暴走してしまうであろうとして自分の破壊を進言。なのはとフェイト、4人の騎士達、そして儀式の場に駆けつけたはやてに看取られ、剣十字の紋章と感謝の言葉を残して静かにその生涯を閉じた。
- 仮面の戦士(声・檜山修之)
- ヴォルケンリッターやなのは達の前に現れ、闇の書完成を支援するかのような行動をとる謎の男。なのはの砲撃を難なく防いだ直後に別の次元にいたフェイトを奇襲する等、通常ではありえない動きを見せる。
その正体は、魔法で能力を強化し姿を変えて、グレアムの意を受けて暗躍していたアリアとロッテ。前述のトリックも二人が分散して別の次元に赴いていたためであった(なのはと対峙したほうは魔法を、フェイトと対峙したほうは接近戦を行っていることからどちらかを確認できる。)。
終盤、闇の書のページ蒐集が十分と見てなのはとフェイトを拘束し、なのはたちになりすましてはやての元に出現。闇の書の最後のページとして彼女の目の前で騎士たちを消滅させて深い絶望を与え、闇の書の主として覚醒させる。闇の書の意思をなのはたちにぶつけた後は封印の機会を窺っていたが、クロノが独力で身に付けた魔法の前に正体を暴かれ、封印を断念する事となる。
聖王教会[編集]
『StrikerS』から登場。機動六課の設立に大きく貢献した。
- カリム・グラシア(声・高森奈緒)
- 聖王教会・教会騎士団所属の騎士。管理局にも(名目上)籍を置いている。ヴェロッサの義姉。
- クロノやはやてとは友人。はやてとは8年前(闇の書事件から1年後)からの付き合い。物腰穏やかな女性で、はやてにとっては姉のような存在。また、はやてが「機動六課」を設立する際には尽力している。
- 「古代ベルカ式魔法」の継承者。また希少技能を持ち、その為滅多に教会の外に出ることがない。
彼女の持つ希少技能とは『プロフェーティン・シュリフテン』と呼ばれる古代ベルカ文字で書かれた未来を予言した詩文を書き出す能力であり、次元航行部隊と教会は参考扱いとして目を通すが陸士部隊はトップがトップだけに聞く耳を持たないとのこと。機動六課設立の真相と後見人としてカリムが関わったのにはここ数年の予言の文章の解析結果が関係している。
- シャッハ・ヌエラ(声・阪田佳代)
- 聖王教会所属の修道女。幼い頃からカリムに付き従っている。
所属不明[編集]
いずれも『StrikerS』から登場。
- ヴィヴィオ(声・水橋かおり)
- 休暇中のエリオとキャロが保護した謎の幼い少女。左右で瞳の色が異なる。なのはに懐く。
人造生命体であり、その能力は未知数。エリオは彼女の様子が普通の女の子と変わらない事から、元となった人格があると考えている。クアットロからは「聖王の器」と呼ばれている。
- 実は聖王教会の過去の汚点と、後述のジェイル・スカリエッティの犯罪の大半が実は時空管理局のある「計画」の為に行われていた事実との両者を立証する、いわば「生き証人」とも言える存在でもある。物語終了後のエピローグにおいて、「高町ヴィヴィオ」として正式になのはの娘になったが…!?
スカリエッティ&ナンバーズ[編集]
Dr.スカリエッティと、ナンバーズと呼ばれる少女達。機動六課と敵対する。
- ジェイル・スカリエッティ(声・成田剣)
- 「Dr.」の通り名を有する、生体改造や人造生物の開発に異常な執念を抱く科学者。その目的の為に、過去に幾つもの次元犯罪を起こし、広域指名手配がかかっている次元犯罪者。
- かねてよりレリックを狙っており、確保の為にガジェットドローンを造り、ナンバーズを指揮する。しかしレリック確保は何者かの依頼によるものらしく、彼本人がレリックを求めているかは不明。フェイト・T・ハラオウンは仕事だけでなく個人的にも彼を追っている。ルーテシアや騎士ゼストらと何らかの繋がりがあり、ルーテシアの能力を高く評価している。その性格と言動は人に好かれ難く、ゼストには疎まれ、アギトからは「変態医師」呼ばわりされている。
機動六課が保護した少女(アニメ雑誌によれば名前はヴィヴィオ)を「聖王の器」として狙い、探していたらしい。
- ウーノ(声・木川絵理子)
- ナンバーズの1。ジェイル・スカリエッティの秘書を勤める側近であり、ナンバーズのリーダー格でもある。現時点では秘書としての活動しか行っていない為、戦闘力やインヒューレントスキル(以下IS)は不明。
- トーレ(声・木川絵理子)
- ナンバーズの3。長身で他のナンバーズよりも頭一つ分大きい。ISは、高速移動魔法「ライドインパルス」。
- クアットロ(声・斎藤千和)
- ナンバーズの4。大きな丸めがねと独特の甘ったる喋り方が特徴。ISは、幻影魔法「シルバーカーテン」。
ヴィータに対し、ルーテシアを介して8年前の事故を知っているかのような言動を残している。
- セイン(声・水橋かおり)
- ナンバーズの6。ボーイッシュな外見と性格をしている。ISは、無機物潜行魔法「ディープダイバー」。
- ノーヴェ(声・斎藤千和)
- ナンバーズの9。行動的な性格で、ISが調整中にも関わらず出動を願い出た。
- ディエチ(声・升望)
- ナンバーズの10。左目に何らかの機械を埋め込まれているらしく、優れた望遠能力と解析能力を有する。ISは、推定Sランクの物理破壊型砲撃魔法「ヘヴィバレル」。
ルーテシアと仲間達[編集]
ルーテシアを中心とした小集団。総じてベルカ式魔法を扱う者達で構成されている。スカリエッティと連携しているが配下ではなく、レリックが絡まない限り不可侵の締約を結んでいる。「あるもの」を探して行動しており、その過程で機動六課と衝突する。
- ルーテシア(声・桑谷夏子)
- ベルカ式ベースの召喚魔法を操る謎の少女。ジェイル・スカリエッティからゼストと共に「レリックウェポンの実験体」と呼ばれ、彼と何らかの関係がある。ゼストと共に「XI番(11番)のコア」を探している。アギトからは「ルールー」と呼ばれる。スカリエッティに対してはゼストやアギトほど嫌悪感を抱いておらず、レリックとは無関係の時でも個人的に協力する事もある。
- 強力な召喚魔導師で、キャロが使用するケリュケイオンと酷似したデバイス「アスクレピオス」を使用している。ガジェットなどの機械を遠隔操作できる銀色の虫「インゼクト」の他、専属の僕であるガリューや広域攻撃を行うジライオを召喚出来る。
- ガリュー
- ルーテシアに付き従う四つ目の人型召喚虫。人間大の体と忍者に似た外見・能力を持ち、姿を透明化する能力を持っている。ルーテシアの危機には己の身を挺して彼女を守り、またルーテシアもガリューの事を深く信頼し、大切に思っている。格闘戦に優れるらしく、腕から伸びる長大な角が主武器である。飛行能力と機敏な機動力を持ち、その戦闘力はスバル・ナカジマと拮抗する程。人語を解するようだが話せるかは不明。赤いマフラーを身にまとっている。
- ジライオ
- 甲虫に似た巨大な召還虫で、頭部には後方に向けて伸びる金色の二本角を有する。自分を中心とした周囲に上方向からの強力な圧力をかける能力を持ち、その威力は広大な地下水路施設を全て押し潰す程。ちなみに能力発動中は二本の角の間に光の球が発生する。
- ゼスト(声・相沢正輝)
- ルーテシアと行動を共にする謎の巨漢。アギトからは「旦那」と呼ばれる。ルーテシアと共に彼女の「探し物」を探している模様。スカリエッティ等から「騎士ゼスト」と呼ばれており、ベルカ式に携わる能力を持つと思われる。だがゼスト自身は、アギトと同じくスカリエッティに対してはあまり良い感情を抱いておらず、彼がルーテシアに何かさせようとしても拒否する姿勢をとる。常にルーテシアの事を心配しており、ルーテシア自身もゼストには多少心を開く。
- アギト(声・亀岡真美)
- ルーテシアやゼストと共に行動する少女。「烈火の剣精」を自称し、炎系の古代ベルカ式魔法を操る。レプリカではないオリジナルのユニゾンデバイスであり、全長はリインフォースIIと同じ程度(=30センチ程度)。だがマイスターもロードも既に居らず、自分と似たような存在でありながらも恵まれた環境にあるリインフォースIIをライバル視している。勝気で口の悪い所もあるが、面倒見の良いどこか憎めない性格で、ジライオが六課の面々を押しつぶした際、「死んじゃうかもしれないんだぞ」とやりすぎを心配していたりもする。バックに花火を出して派手に登場した事もある目立ちたがり屋な一面もある。ゼストと同様、スカリエッティの事は快く思っていない。
海鳴市の人々[編集]
原作の舞台に住む人々。『とらいあんぐるハート3』のスピンオフキャラも多い。原作では超人的な戦闘力を誇る剣士や吸血鬼、ロボットなど、現実離れした設定を持ったキャラが多いが、アニメでも同じ設定かどうかは明確に明かされているキャラは少ない。
高町家[編集]
なのはの家族。原作では複雑な家庭環境[11] にあり、本シリーズでも原作者の都築氏により、一部を除いた設定[12] が流用されているとの明言がある。ちなみに、原作ゲーム内の隠しシナリオ『魔法少女リリカルなのはCMスポット(ジョーク作品)』でも士郎が生存している設定になっており、ここでも士郎と桃子は『万年新婚夫婦』と言われている。原作における詳細はこちらを参照のこと。
- 高町恭也(たかまち きょうや)(声・緑川光)
- なのはの兄。(第1期・A's当時19歳)。クールで朴訥だが優しく、なのはにとっても頼れる人物。父・士朗から「小太刀二刀御神流」という剣術を受け継ぐ。なのはの親友である月村すずかの姉、月村忍は両家公認の恋人である。「StrikerS」時点では忍と共にドイツで仕事をしている。[13]
- 当作の元作品であり、パラレルワールド関係を持つ別作品『とらいあんぐるハート3』の主人公でもある。原作における詳細はこちらを参照のこと。
なのはは無茶を続けた結果、11歳の頃に重傷を負った経験がある事が明かされたが、恭也も原作においては父が死亡した後、過剰な鍛錬が元で10歳程度の頃に事故に遭い、右膝に後遺症を負っている。その事故も原因で、原作の恭也は美由希を鍛える事に情熱を注いでいたが、この辺りの関係は、なのはとフォワード4人の関係に共通する部分もある。
- 高町美由希(たかまち みゆき)(声・白石涼子)
- なのはの姉。第1期・A's当時で私立風芽丘学園2年生(17歳)。眼鏡にみつあみの明るい少女。兄・恭也と父・士朗より「小太刀二刀御神流」を教えてもらっている。可愛いもの好きで、フェレット状態のユーノを非常に可愛がっていた。また、アースラスタッフが近所に引っ越して来た時は、年齢の近いエイミィと気が合うようだった。StrikerSサウンドステージ01にて、A's以降の10年間にも交友が続いていたことが判明している。
- 当作品の元作品の『とらいあんぐるハート3』のヒロインの一人でもある。原作における詳細はこちらを参照のこと。
- 高町士郎(たかまち しろう)(声・一条和矢)
- なのはの父(第1期・A's当時37歳)、喫茶店「翠屋」店主、地元少年サッカーチームの監督も務めている。器が大きく、包容力のある人物。「小太刀二刀御神流」正当継承者であり、恭也・美由希に伝えている。かつてボディーガードとして世界中を飛び回っていた際テロに遭い、瀕死の重傷を負うものの無事生還する。しかし彼の看病や実家の切り盛りのため、なのはは少々寂しい幼少期を送ってきたらしい。
- 高町桃子(たかまち ももこ)(声・天野エリカ)
- なのはの母(第1期・A's当時33歳)。「翠屋」のパティシエール及び経理。なのはを心から心配しながら、なのはを信頼し、その意思を尊重する優しい母。士郎とは新婚さながらの仲の良さ。原作における詳細はこちらを参照のこと。10年経ったStrikerS時点でも、スバルとティアナが驚く程の若さを保っている。
その他の人々[編集]
- 月村忍(つきむら しのぶ)(声・松来未祐)
- 高町恭也の高校時代からの同級生(18歳)で恋人。なのはの級友月村すずかの姉。大の機械好き。StrikerS時点では、恭也と共にドイツで暮らしているとのこと。『とらいあんぐるハート3』のスピンアウトキャラ。原作における詳細はこちらを参照のこと。
- ノエル・K・エーアリヒカイト(声・氷青)
- 月村家のメイド長。クールな容貌の大人の女性。『とらいあんぐるハート3』のスピンアウトキャラ。原作における詳細はこちらを参照のこと。
- ファリン・K・エーアリヒカイト(声・谷井あすか)
- ノエルの妹で、月村家のすずか専属メイド。ドジっ子。『とらいあんぐるハート3』には登場しないアニメ独自キャラ。
- 槙原愛(まきはら あい)(声・木下紗華)
- 槙原動物病院院長。重傷を負ったユーノを治療した。『とらいあんぐるハート2』の登場人物で『とらいあんぐるハート3』以外のとらハシリーズからは唯一のスピンアウトキャラ。原作における詳細はこちらを参照のこと。なおクレジットでは「槙原院長」となっており、本編中でも名前が呼ばれるシーンはない。
- 石田幸恵(いしだ さちえ)(声・佐久間紅美)
- 海鳴大学病院医師。はやての主治医。
脚注[編集]
- ↑ サウンドステージMより、フェイト談。
- ↑ ちなみにアリサやすずか、高町家の人々が、ユーノの事をどう思っているかは不明である。
- ↑ 漫画版A'sで、自分やすずかの知らない場所でなのはが親しくし、自分達の間に新たに入ってきたフェイトに関して少なからぬ不安があったことが語られている。
- ↑ すずかの容姿は、髪にウェーブがかかっている点を除けば『とらいあんぐるハート3』や『とらいあんぐるハート1・2・3 DVD EDITION』のミニシナリオで登場していた、姉の忍の幼少期の姿と同じ。なお、すずかは当作の元作品である『とらいあんぐるハート3』では出生前に両親が死亡している設定のため登場しない
- ↑ A's漫画版より。余談だが原作では、姉の忍が「夜の一族」という吸血鬼の一族で、身体能力も常人よりは高いという設定があったが、アニメ版でも同様の設定であるかは不明。あくまで原作設定を示唆させる程度の物に留められている。
- ↑ 厳密にはインテリジェントデバイスのメモリー内に記録されているので、デバイスの受け渡し時に同時に支給されているようなものである。
- ↑ サウンドステージ01で、スバルは機動六課の仲間と共に任務で初めて地球に出張した。
- ↑ 漫画版の訓練校時代及び本編4話までは自作のローラーブーツを使用していた。
- ↑ ただし、スバルやヴァイスが言うように機動六課の面々からティアナが認められていない訳ではなく、ティアナ自身が一人で劣等感を抱いているだけであると思われる。
- ↑ サウンドステージ01より。シャマル曰く、実際は強くなっているようだが、ティアナ自身は、その変化に気付かなかっただけらしい。
- ↑ なのはと恭也は異母兄妹、美由希は恭也・なのはの父方の従兄妹(ある事情から幼少時に預けられている)。つまり高町家の家族は血の繋がりが薄く、しかし血の繋がり以上の絆で結ばれていた。
- ↑ 原作の士郎は、なのはが産まれる直前にテロにより死亡している。各キャラクター個別の設定を抜きにすれば、士郎の生死が『とらハ世界』と『なのは世界』がパラレルワールドとして分離するきっかけとさている。
- ↑ 『とらいあんぐるハート3』の忍ルートのエンディングでは、忍と結婚して、三児の子供を儲ける。その際、恭也と忍の子供の一人が「月村雫」と月村姓を名乗っている事から、恭也は婿入りして月村姓を名乗っていた事となっていた。年齢から考えれば『StrikerS』時点の恭也も忍と結婚していてもおかしくない年頃だが、しかし高町と月村のどちらを名乗っているのかは不明である。
外部リンク[編集]
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