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2021年12月5日 (日) 22:03時点における最新版
兼六園(けんろくえん,Kenroku-en)は石川県金沢市にある日本庭園である。日本三名園の1つと言われる。
概要[編集]
加賀藩を統治した前田家により1676年(延宝4年)、加賀藩5代藩主前田綱紀が金沢城に面する傾斜地に「蓮池御殿」という庭園つきの別荘を建てたことが、兼六園の基礎となっている。1759年(宝暦9年)の大火で別荘は焼失したが、1774年(安永3年)11代藩主前田治脩が再建に着手し、翠滝や夕顔亭、1776年(安永5年)に内橋亭を建築した。12代前田斉広は「竹沢御殿」という隠居所を築造した。13代前田斉泰は庭園を改造し、庭園内に栄螺山などを築いた。明治維新後の1874年(明治7年)兼六園は一般市民に開放され、1922年(大正11年)に国の名勝として指定され、1985年(昭和60年)には「特別名勝」に格上げされた。
名称の由来[編集]
兼六園の名前は、庭園に必要な6つの景勝からつけられた。
- 宏大 - 気宇広大である
- 幽邃 - 奥ゆかしく幽玄である
- 人力 - 人手をかけ丁寧に
- 蒼古 - 趣があり、荘重である、鬱蒼としている
- 水泉 - 水辺を楽しめる
- 眺望 - はるかを見渡せる
ミシュラン[編集]
2009年に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の三ツ星を獲得した。
アクセス[編集]
- 開園:3月1日~10月15日 7:00~18:00,10月16日~2月末日 8:00~17:00
- 所在地:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
- 交通:JR金沢駅より城下まち金沢周遊バス 兼六園口(旧東口)7番のりば「兼六園下・金沢城(石川門向い)」8番停留所下車
- 入園料:大人 320円