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== 歴史 == | == 歴史 == | ||
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− | + | この情勢下で立ち上がったのが、後に『金色の王』の物語で知られる英雄王、アウレリウス二世であった。『金色の王』とはアネア大陸に伝わる『金色の巨人』伝説をモチーフにして作られた像であり、その目的は味方の士気高揚のためにあった。<br> | |
+ | この像を擁するアウレリウス二世率いる軍は常勝を誇り、最終的には戦わずして敵を退却させることとなる。そして、最終的にはアウレリウス二世が自らエメリアの諸侯たちを説得して国内を治めることによって諸外国の付け入る隙を封じ、争いに終止符を打つ。 | ||
共和制に移行した時期は不明であるが、ユリシーズ落着の時点では旧王族のアルベルト・ローレンス卿が存命である。ちなみに、共和制移行の際の新政府樹立宣言の際に、アウレリウス二世の逸話が引き合いに出されたという。 | 共和制に移行した時期は不明であるが、ユリシーズ落着の時点では旧王族のアルベルト・ローレンス卿が存命である。ちなみに、共和制移行の際の新政府樹立宣言の際に、アウレリウス二世の逸話が引き合いに出されたという。 | ||
=== 小惑星ユリシーズの影響 === | === 小惑星ユリシーズの影響 === | ||
− | + | 1999年に各地に大きな被害をもたらした小惑星「ユリシーズ」。アネア大陸の諸国はその落着の可能性の浮上が遅れたことから、ユージア大陸のストーンヘンジのような迎撃策をとることができずにいた。<br> | |
+ | アネア大陸諸国では国際天文学連合(IAU)とストーンヘンジを擁するFCUに対する不満の声が高まりを見せ、大規模なデモに発展しつつあった。 | ||
− | + | この状況下において、旧王族であり、アウレリウス二世の末裔に当たるアルベルト・ローレンス卿はグレースメリア城の地下を始めとする各所に避難民収容用のシェルターを設置することを提案する。これをエメリア政府は全面的に支援し、保有する航空機や船舶を用いた人員輸送、人道的な国際機関などへの要員派遣を行うことを表明。各国もこれに倣い、国連加盟国だけで約160か所のシェルターが設置されることとなる。<br> | |
+ | 特に、グレースメリア市内には16ヶ所のシェルターが設置され、その収容規模は合計で約20万人に達する。この数字は[[オーシア連邦]]の首都、オーレッドに次ぐものとなっている。 | ||
=== 無計画な援助 === | === 無計画な援助 === | ||
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+ | これと対照的に、エメリア共和国では自国内の被害は小さかったことから、2000年からエストバキアに対するユリシーズ復興援助政策を開始した。しかしその後エストバキア国内での軍閥間の争いが激化し、エメリア政府は援助政策を一時的に凍結した。 | ||
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2010年にエメリア政府はLUFへの支援を打ち切ったが、すでにその時にはこの弾圧がきっかけとなったLUFと各軍閥間での内戦が発生しており、6年もの間続くこととなった。それゆえエメリアのLUFに対する復興支援政策は「無計画な支援」とよばれ、エストバキアとの間に大きな溝を作ってしまった。 | 2010年にエメリア政府はLUFへの支援を打ち切ったが、すでにその時にはこの弾圧がきっかけとなったLUFと各軍閥間での内戦が発生しており、6年もの間続くこととなった。それゆえエメリアのLUFに対する復興支援政策は「無計画な支援」とよばれ、エストバキアとの間に大きな溝を作ってしまった。 | ||
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また、海軍航空隊のアバランチ隊([[F/A-18E/F_(航空機)|F/A-18F]]を運用)や、第3艦隊所属のヘリ部隊であるイエロージャケット隊が存在している。 | また、海軍航空隊のアバランチ隊([[F/A-18E/F_(航空機)|F/A-18F]]を運用)や、第3艦隊所属のヘリ部隊であるイエロージャケット隊が存在している。 | ||
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2016年8月3日 (水) 10:51時点における最新版
エメリア共和国(エメリアきょうわこく、英:Republic of Emmeria)は、連邦制共和国である。
不明 | |
---|---|
(国旗) | ―― |
公用語 | 英語 |
---|---|
首都 | グレースメリア |
最大の都市 | グレースメリア |
大統領 | ベルティエ・カークランド |
首相等不明 | 不明 |
面積 - 総計 - 水面積率 |
世界第xx位 971,418km² 10.9% |
人口 - 総計(2013年) - 人口密度 |
世界第8位 11,187,7108人 人/km² |
政府 | 不明 |
国民的な英雄 | 不明 |
建国年月日 =1671年8月7日 | 不明 |
通貨 | サンチェス ($) (ESN) |
時間帯 | UTC 不明 (DST: 不明) |
国歌 | 大鷲は何処で眠る |
宗教 | 不明 |
国際電話番号 | 178 |
目次
概要[編集]
エメリア共和国は、アネア大陸の中部及び海峡を挟んで大陸西方のケセド島までの西南部を領土とする共和制国家で、東部ではエストバキア連邦と接し、北西部ではノルデンナヴィク王国と国境を接する。
南は海を隔ててベルーサ大陸と接している。アネア大陸の三カ国の中では最も国土面積の広い国家で、人口は1億1千万人(2013年時点)。高い経済力を有する豊かな国で、軍事的にも世界有数の能力を誇る。
歴史[編集]
王制時代[編集]
現在の共和制に移行する以前、15世紀頃は王制国家であった。その当時から、現在の首都であるグレースメリア周辺は恵まれた環境にあった。しかしそのために争いが絶えず、その支配権を巡り諸侯が対立し、さらに諸外国の侵攻を許したことから治安が悪化し、エメリア国内の情勢も混沌とした状況に陥る。
この情勢下で立ち上がったのが、後に『金色の王』の物語で知られる英雄王、アウレリウス二世であった。『金色の王』とはアネア大陸に伝わる『金色の巨人』伝説をモチーフにして作られた像であり、その目的は味方の士気高揚のためにあった。
この像を擁するアウレリウス二世率いる軍は常勝を誇り、最終的には戦わずして敵を退却させることとなる。そして、最終的にはアウレリウス二世が自らエメリアの諸侯たちを説得して国内を治めることによって諸外国の付け入る隙を封じ、争いに終止符を打つ。
共和制に移行した時期は不明であるが、ユリシーズ落着の時点では旧王族のアルベルト・ローレンス卿が存命である。ちなみに、共和制移行の際の新政府樹立宣言の際に、アウレリウス二世の逸話が引き合いに出されたという。
小惑星ユリシーズの影響[編集]
1999年に各地に大きな被害をもたらした小惑星「ユリシーズ」。アネア大陸の諸国はその落着の可能性の浮上が遅れたことから、ユージア大陸のストーンヘンジのような迎撃策をとることができずにいた。
アネア大陸諸国では国際天文学連合(IAU)とストーンヘンジを擁するFCUに対する不満の声が高まりを見せ、大規模なデモに発展しつつあった。
この状況下において、旧王族であり、アウレリウス二世の末裔に当たるアルベルト・ローレンス卿はグレースメリア城の地下を始めとする各所に避難民収容用のシェルターを設置することを提案する。これをエメリア政府は全面的に支援し、保有する航空機や船舶を用いた人員輸送、人道的な国際機関などへの要員派遣を行うことを表明。各国もこれに倣い、国連加盟国だけで約160か所のシェルターが設置されることとなる。
特に、グレースメリア市内には16ヶ所のシェルターが設置され、その収容規模は合計で約20万人に達する。この数字はオーシア連邦の首都、オーレッドに次ぐものとなっている。
無計画な援助[編集]
ユリシーズの破片は主に東のエストバキア連邦に落着し、大きな被害を出すこととなる。
これと対照的に、エメリア共和国では自国内の被害は小さかったことから、2000年からエストバキアに対するユリシーズ復興援助政策を開始した。しかしその後エストバキア国内での軍閥間の争いが激化し、エメリア政府は援助政策を一時的に凍結した。
2007年4月、エストバキア国内でリエース派統一戦線(LUF)が旧政府に代わり旧首都を含むエストバキア西部を統率。
そこでエメリア政府はこのLUFが進めていた復興支援政策を援助する形で、凍結していた援助政策の再開を決定。エストバキアへの物資等の支援を開始した。しかしLUFはエメリアからの支援をもとに次第に敵対する勢力の排除をはじめた。特にLUFの支配に対して反対の姿勢を示していた都市グレジーナにおいては、LUFによる弾圧によりおよそ20万人が死亡するという未曽有の大惨事を引き起こした。
2010年にエメリア政府はLUFへの支援を打ち切ったが、すでにその時にはこの弾圧がきっかけとなったLUFと各軍閥間での内戦が発生しており、6年もの間続くこととなった。それゆえエメリアのLUFに対する復興支援政策は「無計画な支援」とよばれ、エストバキアとの間に大きな溝を作ってしまった。
エメリア・エストバキア戦争[編集]
地理[編集]
都市[編集]
- ヴィトーツェ市(Vitoze) - エメリア共和国西部のケセド島南西部に位置する都市。カンパーニャ飛行場がある。周囲を山に囲まれ、町並みは中世からの赤煉瓦の屋根の建物が多く残っている。
- オルタラ(Ortara) - アネア大陸西部ジャメル砂漠ラルゴムビーチに広がる都市。小さな港を持ち、織物を中心とした手工業が栄えていた。
- グレースメリア(Gracemeria) - エメリア共和国の首都。アネア大陸の中でも極めて発展した大都市である。街は王様湾(King's Bay)によって旧市街のチェスターシティ(Chester City)と新市街のノーヴァスメリア(Novusmeria)の二つに分かれており、その間を「王様橋(King's Bridge)」と呼ばれる長大な橋が結んでいる。旧市街にはグレースメリア城と呼ばれる古城が建っており、その城の中には「金色の王」の像が展示されている。また、城のさらに西に、首都防空の要であるグレースメリア空軍基地を擁する。EE戦争においてエストバキア連邦から最初に攻撃を受けた都市。
- サン・ロマ(San Loma) - エメリア共和国中部南岸、ドイパーム湾周辺に発達する港湾都市。タルボ工業地帯を形成しており、カヴァリア空軍基地がある。
- シルワートタウン(Silvat) - ローリンズ平原の中心に位置する山岳都市。いくつもの集落から成り立っている。
- フォートノートン(Fort Norton) - アルマ川上流にあるラーズリーズ鉱山を中心に発展した鉱山都市。周辺には険しい峡谷が広がっている。
- ミスコ(Misko) - ケセド島中部、シプリ高原に位置する都市。カルツァラーニ川沿いに発展している。
施設[編集]
- 王様橋(King's Bridge) - グレースメリアの新市街と旧市街を結ぶ橋。EE戦争時、最初に攻撃を受け、橋が途中で寸断された。
- カヴァリア空軍基地(Cavallia Air Base) - エメリア中部の防空の要を担っている空軍基地。
- カンパーニャ飛行場(Campagna Airport) - ケセド島南西部に位置する飛行場。
- グレースメリア空軍基地(Gracemeria Air Base) - エメリア東部及び首都防空の要となる空軍基地。都市部から西に外れた場所に置かれている。
- グレースメリア城 - 旧市街の高台の上にある古城。内部にはたくさんの展示物とともに「金色の王」の像が飾られている。小惑星ユリシーズ落下前には古城の安全性を活かした地下シェルターが建造されている。
- キエラ石油基地(Kijera Oil Fields) - ジャメル砂漠東部の石油地帯。エメリア共和国の繁栄を支えている。
- タルボ工業地帯(Tarvo) - アネア大陸中南部に発達した工業地帯。民間と軍が共同使用している空港と、大規模な港湾設備もあり、エメリアの中枢の一つであるといえる。
地域[編集]
- アルマ川(Alma River) - フォートノートンを通る河川。グレースメリアの水源ともなっている。
- カルツァラーニ川(Carzalani River) - シプリ高原を貫く河川。ミスコ市街地を中心にいくつもの橋が架かっている。
- グラジオ渓谷(Grageo Canyon) - 数千年もの長い間の河川の浸食により隆起した赤い台地が少しずつ削られてできた切り立った崖の多い大峡谷地帯。台地上部と峡谷底部の高低差は1kmにおよぶ。河川をせき止めて作った巨大なダムがある。
- グラーバ諸島(Glava Islands) - フォスカン海に浮かぶビナム(Binam)島、ホッド(Hod)島、ケザー(Kether)島、その他小さい島々で構成されている諸島。
- ケセド島(Khesed Island) - アネア大陸の西にある島。
- ジャメル砂漠(Jamel Desert) - アネア大陸西岸に広がる砂漠。アネア大陸屈指の石油地帯。
- シプリ高原(Sipli Field) - ミスコを中心に広がる平原。中央をカルツァラーニ川が流れる。
- セルムナ連峰(Peak of Selumna) - アネア大陸中部にそびえる大山脈地帯。
- ドイパーム湾(Doypalm Bay) - アネア大陸南西部にある湾。サン・ロマを中心とするタルボ工業地帯が広がる。交通の要所。
- フォスカム海(Fuscum Sea) - アネア大陸の南に広がる海。この海を隔てて南にはベルーサ大陸がひろがる。
- ベローナ湖(Lake Verona) - マルチェロ山脈にある湖。
- 北極海(Arctic Sea) - アネア大陸の北。年中流氷に閉ざされた極寒の海。
- マルチェロ山脈(Mt.Marcello) - ケセド島北部に広がる山岳地帯。
- モロク砂漠(Moloch Desert) - 首都グレースメリアの西にある広大な砂漠。
- ラルゴムビーチ(Rargom Beach) - ジャメル砂漠沿岸部にある地域。多くの油田や石油精製施設が建つ。
- ラーズグリーズ海峡(Razgriz Straits) - アネア大陸の北、北極海に存在する流氷に覆われた海峡。この海峡より西側がエメリア、東側がエストバキアとなる「国境の海」。
- ローリンズ平原(Rawllins) - シルワートタウンを中心に広がる平原。平原といっても比較的起伏に富んでいる。
エメリアの軍事[編集]
陸海空軍を保有。各所に大規模な基地を保有する。
- 軍事費は508億ドル。
陸軍[編集]
2015年現在現役兵約187,000人、予備役約33,500人が所属。
海軍[編集]
巡洋艦「マリーゴールド」と、駆逐艦「ネバーランド」「ホーテンシア」「ヴィオラ」「ホワイトファング」などを保有し、大きな海軍戦力を擁している。LCAC部隊及び揚陸艦も保有している。 また、海軍航空隊のアバランチ隊(F/A-18Fを運用)や、第3艦隊所属のヘリ部隊であるイエロージャケット隊が存在している。
空軍[編集]
7万5078名の要員からなり、F-16Cやミラージュ2000-5などの軽戦闘機を主に運用しているのも特徴である。 また、F/A-18Fも陸上機として運用されている。 爆撃機部隊のハンマーヘッド隊などはB-52、A-10などの爆撃機や攻撃機を運用している。
国家治安諜報部[編集]
エメリア共和国の情報機関。エストバキアとの戦時中、エストバキアに対する諜報活動を行っていた。
平時は各種の警察活動として、警備や事件・事故対応、マフィアや反政府グループなどの犯罪組織の摘発などを担当しており、 戦時には戦地での警察・憲兵活動を行う。 またテロ対策・要人警護・人質救出などを担当する独自の特殊部隊(国家憲兵隊 (特殊介入部隊)を保持していて、同部隊はイラク戦争など海外戦争においても戦歴を重ねている。