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2019年2月6日 (水) 00:18時点における最新版
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『あふがにすタン』は、ちまきing がWeb上で連載していたWeb漫画作品である。また、その主人公の少女の事を指す。愛称は「あふがん」。アフガニスタンとその周辺国を萌え擬人化した作品である。
概要[編集]
アフガニスタンとその周辺国を題材とした4コマ漫画である。19世紀の帝国主義の時代から続くアフガニスタン周辺の紛争、産業、近年の動向などを漫画を交えて解説されている。
紛争地域を題材にした萌え漫画ということや、国家を萌え擬人化することに対する批判も少なくないが、適当な歴史描写と各国の背景と性格を擬人化された人物の性格とうまく融合させようという試みは注目されている。
現在は連載を終了し、続編として『ぱきすタン』が連載されていたが、4話をもって更新を停止した。
2005年6月末、作者の使用しているパソコンがファイル共有ソフト“Winny”を感染源とするコンピュータウイルスに感染していたことが判明。インターネット上で物議を醸している。
2005年7月26日、幾度の延期を経て三才ブックスから単行本『あふがにすタン』(ISBN 4861990092)が発売された。2007年12月には先述の「ぱきすタン」が単行本化されることが同社から発表された。
作者の公式サイトは、上記のコンピュータウイルス感染による個人情報流出が発覚して以後、一部のリンクを外した以外は全く更新されなくなった。 流出騒動に伴う一連の疑惑についても未だ沈黙を守ったままである。 また、サークル参加予定だったコミックマーケットにも姿を見せることは無く、そのため作者の現在の消息は不明である。2006年4月6日よりサイトが表示されなくなっている(消滅)。五十嵐一の項目も参照。
あふがにすタンの登場人物[編集]
カッコ内はモデルとなった国・組織。
- あふがにすタン(アフガニスタン)
- 本作の主人公。癖の強い隣人に囲まれた薄幸な少女。
- ぱきすタン(パキスタン)
- 自慢したがりで寂しがり屋。あふがにすタンのことを慕っている。
- うずべきすタン(ウズベキスタン)
- 威張りんぼうで負けず嫌い。ぱきすタンとよくケンカをしている。
- たじきすタン(タジキスタン)
- ケンカっ早いが仲直りも早い江戸っ子気質。実は少女趣味。
- きるぎすタン(キルギスタン)
- 要領がよく、毒舌家。いつも木馬に乗っている。
- とるくめにすタン(トルクメニスタン)
- 何を考えているかわからない、不思議な性格の持ち主。
- めりけん(アメリカ合衆国)
- 近所で一番のお金持ち。ケンカが強く、自分の正義を疑わない。
- あるにゃいだ(アルカーイダ)
- ご近所を騒がす野良猫集団。外泊中のあふがん宅に住み着いてしまった。
漫画としての評価[編集]
中央アジア諸国という、日本人にはあまり馴染みのない地域の歴史や地理について気軽に学習できるという点で、本書は啓蒙書の一つと考えることができる。事実、作者の公式サイトが稼動していた時期、設置されていた掲示板には「わかりやすい」「興味を持てた」という書き込みがみられ、また三才ブックスより単行本として発売された際の帯にも、アフガニスタンの現実を広く知らしめるという意味のメッセージが込められていた。
だがその一方で、過酷な現実を「萌え」という表現で(悪く言えば)茶化し、また複雑な構図を単純化させすぎているという批判も一部には存在する。特に、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件という、事実として多くの人が犠牲になった悲惨な事件を「アル・カーイダという猫がアメリカに噛み付いたような事件」と表現しており、あふがにすタンに登場するキャラクターを用いた2次作品「カシミール紛争入門」ではこの点が痛烈に批判されている。また、アフガニスタンでは、治安が不安定で多くのアフガン人が貧困やテロで亡くなってること、幼児死亡率が高いことなどを上げて「不謹慎だ」という批判もあった。
とはいえ、本書の啓蒙書・学習漫画としての価値には、複雑な歴史の事情を噛み砕いて解説していること、キャラクターが親しみやすい、といった点などが大いに貢献している。前述の「物事を単純化しすぎる」という批判も、一般向けにわかりやすく解説をする際には当然の事と言える。作者失踪により話は終了してしまったが、この作品に影響を受け「分かりやすい萌え歴史シリーズ」が作られるようになった事は評価できる点である。
関連項目[編集]
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