「凱旋門賞ウィークエンド」の版間の差分
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+ | [[1920年]]に創設された[[凱旋門賞]]は世界最高峰のレースの1つとなったが、[[1984年]]に創設された1日に複数の高額賞金重賞レースを施行する[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ|ブリーダーズカップ]]に地位を脅かされていた。 | ||
− | + | ブリーダーズカップに対抗するため、[[1988年]]にスポンサーとなったCigaホテルグループ<ref>イタリアのホテルグループ。CIGAとは'Compagnia Italiana Grandi Alberghi'のこと。当時の大株主は[[アーガー・ハーン4世]]であった。</ref>により「Ciga Weekend」の名で週末に重賞レースを集め凱旋門賞とともに開催したことが始まりである。さらに[[1989年]]には開催の充実を図り土曜日に2歳G1レース[[ジャン・リュック・ラガルデール賞|グランクリテリウム]]を加え、[[1991年]]にも土曜日に長距離G1レース[[カドラン賞]]を加え、週末に5つのG1を開催することとなった。 | |
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+ | [[2008年]]にカタール競馬馬事クラブ(Qatar Racing and Equestrian Club)がスポンサーとなった。これにより凱旋門賞の総額賞金を前年の2倍となる400万ユーロとし、[[アラブ種|純血アラブ]]のレースも開催されるようになった<ref>[http://www.jairs.jp/contents/newsprot/2008/2/2.html 凱旋門賞、芝の最高賞金レースへ(フランス)<nowiki>[</nowiki>開催・運営<nowiki>]</nowiki>] [[ジャパン・スタッドブック・インターナショナル]] [[2008年]][[1月17日]]</ref>。さらに、[[2012年]]には[[イギリス]]のブリティッシュ・チャンピオンズデーに対抗して凱旋門賞を除くレースの賞金を増額し週末開催全体の総賞金額を950万ユーロとした<ref>[http://www.jairs.jp/contents/newsprot/2012/4/2.html 凱旋門賞ウィークエンド強化のために賞金額を増加(フランス)<nowiki>[</nowiki>開催・運営<nowiki>]</nowiki>] ジャパン・スタッドブック・インターナショナル [[2012年]][[1月19日]]</ref>。 | ||
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+ | == 実施される重賞 == | ||
+ | 日程は2012年のもの<ref>[http://jra-van.jp/lite/tokusyu/gaisen2012_sp/outline/longchamp.html 2012凱旋門賞特集] [[JRA-VAN]]競馬情報 [[2013年]][[7月11日]]</ref>。毎年変更される可能性がある。 | ||
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2024年4月23日 (火) 18:45時点における最新版
凱旋門賞ウィークエンド(がいせんもんしょうウィークエンド、week-end du Prix de l'Arc de Triomphe)とはフランスのロンシャン競馬場において凱旋門賞が施行される毎年10月1週の日曜日とその前日(土曜日)の2日間で行われる重賞レース集中開催のことである。英語ではPrix de l'Arc de Triomphe weekendと表記される。省略してアークウィークエンド(Arc Weekend)とも呼ぶ。日本では凱旋門賞ウィークや凱旋門賞デーとも呼ばれる。
概要[編集]
1920年に創設された凱旋門賞は世界最高峰のレースの1つとなったが、1984年に創設された1日に複数の高額賞金重賞レースを施行するアメリカのブリーダーズカップに地位を脅かされていた。
ブリーダーズカップに対抗するため、1988年にスポンサーとなったCigaホテルグループ[1]により「Ciga Weekend」の名で週末に重賞レースを集め凱旋門賞とともに開催したことが始まりである。さらに1989年には開催の充実を図り土曜日に2歳G1レースグランクリテリウムを加え、1991年にも土曜日に長距離G1レースカドラン賞を加え、週末に5つのG1を開催することとなった。
1994年にスポンサーがトラストハウス・フォルテ(Trusthouse Forte)に戻ったが、この契約は3年で終わり1997年と1998年はスポンサー無しで開催されることとなった。なお、1995年にはグランクリテリウムが元の開催日程に戻されG1は4つに減っている。
1999年にルシアン・バリエール(Groupe Lucien Barrière)[2]がスポンサーとなり2000年には凱旋門賞を総賞金額が1050万フランに増額、カドラン賞の開催を土曜日から日曜日に変更、オペラ賞をG1昇格と改編され凱旋門賞の開催日に5つのG1が施行されることとなる[3]。さらに、2001年には日曜日にグランクリテリウムを加えG1を6つに増やした。また、2005年からは土曜日にフォレ賞も加わり2日間で7つのG1と4つのG2が開催される現在の形式となった。
2008年にカタール競馬馬事クラブ(Qatar Racing and Equestrian Club)がスポンサーとなった。これにより凱旋門賞の総額賞金を前年の2倍となる400万ユーロとし、純血アラブのレースも開催されるようになった[4]。さらに、2012年にはイギリスのブリティッシュ・チャンピオンズデーに対抗して凱旋門賞を除くレースの賞金を増額し週末開催全体の総賞金額を950万ユーロとした[5]。
実施される重賞[編集]
日程は2012年のもの[6]。毎年変更される可能性がある。
土曜日[編集]
施行 | レース名 | フランス語表記 | 格 | 出走資格 | 施行距離 | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|---|
第2レース | アラビアントロフィー・デ・ジュモン | Arabian Trophy des Juments | G1 PA | 4歳以上アラブ牝馬 | 芝2000m | 15万ユーロ |
第3レース | ショードネイ賞 | Prix Chaudenay | G2 | 3歳 | 芝3000m | 20万ユーロ |
第4レース | ダニエルウィルデンシュタイン賞 | Prix Daniel Wildenstein | G2 | 3歳以上 | 芝1600m | 20万ユーロ |
第5レース | ロワイヤリュー賞 | Prix de Royallieu | G1 | 3歳以上牝馬 | 芝2800m | 25万ユーロ |
第7レース | ドラール賞 | Prix Dollar | G2 | 3歳以上 | 芝1950m | 20万ユーロ |
日曜日[編集]
施行 | レース名 | フランス語表記 | 格 | 出走資格 | 施行距離 | 総賞金額 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1レース | カドラン賞 | Prix de Cadran | G1 | 4歳以上 | 芝4000m | 30万ユーロ |
第2レース | アベイ・ド・ロンシャン賞 | Prix de l'Abbaye de Longchamp | G1 | 2歳以上 | 芝直線1000m | 35万ユーロ |
第3レース | マルセルブサック賞 | Prix Marcel Boussac | G1 | 2歳牝馬 | 芝1600m | 30万ユーロ |
第4レース | ジャン・リュック・ラガルデール賞 | Prix Jean-Luc Lagardere | G1 | 2歳牡馬・牝馬 | 芝1400m | 35万ユーロ |
第5レース | オペラ賞 | Prix de l'Opera | G1 | 3歳以上牝馬 | 芝2000m | 40万ユーロ |
第6レース | 凱旋門賞 | Prix de l'Arc de Triomphe | G1 | 3歳以上牡馬・牝馬 | 芝2400m | 400万ユーロ |
第7レース | アラビアンワールドカップ | Arabian World Cup | G1 PA | 4歳以上アラブ | 芝2000m | 70万ユーロ |
第8レース | フォレ賞 | Prix de la Forêt | G1 | 3歳以上 | 芝1400m | 30万ユーロ |
脚注[編集]
- ↑ イタリアのホテルグループ。CIGAとは'Compagnia Italiana Grandi Alberghi'のこと。当時の大株主はアーガー・ハーン4世であった。
- ↑ フランスの代表的な高級ホテルグループ。
- ↑ 1日の総賞金額1580万フランは当時の欧州最高額。
- ↑ 凱旋門賞、芝の最高賞金レースへ(フランス)[開催・運営] ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2008年1月17日
- ↑ 凱旋門賞ウィークエンド強化のために賞金額を増加(フランス)[開催・運営] ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2012年1月19日
- ↑ 2012凱旋門賞特集 JRA-VAN競馬情報 2013年7月11日
凱旋門賞ウィークエンド |
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アラビアントロフィー・デ・ジュモン | ショードネイ賞 | ダニエルウィルデンシュタイン賞 | ロワイヤリュー賞 | ドラール賞 | カドラン賞 | アベイ・ド・ロンシャン賞 | マルセルブサック賞 | ジャン・リュック・ラガルデール賞 | オペラ賞 | 凱旋門賞 | アラビアンワールドカップ | フォレ賞 |
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