「ジュニアアイドル」の版間の差分

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ジュニアアイドルのイメージDVDのギャラは1本あたり10万から30万円程度が相場とされているが<ref>香月真理子 『欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち』 [[朝日新聞出版]]、2009年、148頁。ISBN 978-4022505019。</ref>、1本1万5000円程度というケースもある<ref>読売新聞社会部 『親は知らない―ネットの闇に吸い込まれる子どもたち』 [[中央公論新社]]、2010年、169頁。ISBN 978-4120041709。</ref>。
 
ジュニアアイドルのイメージDVDのギャラは1本あたり10万から30万円程度が相場とされているが<ref>香月真理子 『欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち』 [[朝日新聞出版]]、2009年、148頁。ISBN 978-4022505019。</ref>、1本1万5000円程度というケースもある<ref>読売新聞社会部 『親は知らない―ネットの闇に吸い込まれる子どもたち』 [[中央公論新社]]、2010年、169頁。ISBN 978-4120041709。</ref>。
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[[2007年]]以降、いわゆる[[ショタコン]]をターゲットとした男子のジュニアアイドルのイメージDVDもリリースされている。<ref name="yokubouboy">『欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち』161-166頁。</ref>。
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活動媒体の多様化により、[[2000年代]]後半に入るとテレビ、音楽、出版、インターネット等、様々な場所でジュニアアイドルの活動は今まで以上に多く見られるようになった。
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また、出演モデルに年齢を詐称をさせている作品もあり<ref group="注">一例として、1991年生の[[藤間ゆかり]]は当初公称1993年生としており、実年齢15歳当時に「13歳」の触れ込みで出したDVDがあるが、18歳時のAVデビューに際して実年齢が発覚した。</ref>(16歳女子高生とうたっていながら実際は18歳以上など)、それは一目瞭然なものもあるがモデルによっては分かりにくいこともある。
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男子のジュニアアイドルの特徴として、[[砂浜]]で上半身裸になって[[空手]]や[[ビーチボール]]を披露する、[[ふんどし]]や白い[[ブリーフ]]1枚の姿になる、[[半ズボン]]の学校制服を着る、水着姿で砂遊びをしたり[[風呂]]場で玩具を使って遊ぶなどの表現がある。
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ジュニアアイドルの年齢の範囲においては厳密な定義は無く、概ね下は小学生から上は高校卒業年齢の18歳ぐらいまでがジュニアアイドルに当て嵌まると見てよい。また15歳以下(中学生以下)は[[労働基準法]]第56条の年少労働者として例外的に就業することができる者(修学時間外に限る)という点から、年齢の区切りとして一つの根拠を持つ。また便宜上、13歳以下=U-13(アンダー・サーティーン)、15歳以下=U-15(アンダー・フィフティーン)など、ある一定の年齢で区切りを設ける場合もある。
  
 
== 問題点 ==
 
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2018年1月27日 (土) 02:37時点における版

ジュニアアイドル

ジュニアアイドルとは、日本の芸能界で活躍する低年齢の児童アイドルのこと。「チャイドル」や「ローティーンアイドル」とも呼ばれる。1990年代以降、アイドルの概念の拡大と共に注目されるようになった。

低年齢のファッションモデルもジュニアアイドルに因んで、ジュニアモデル(ティーンズモデル)と呼ばれる。 

その多くは大成せず、人知れず引退している場合が多い。

概要

ジュニアアイドル

1990年代中頃、テレビ等での活動が増え始めた小学生のタレントやアイドルを指してフリーライター・作家の中森明夫により、「チャイドル」(「チャイルド」と「アイドル」の混成語)という造語も作られた。「チャイドル」という言葉の最初の使用例は、1996年3月の『週刊SPA!』の特集記事である[1]。元々子役等のほかアンダーグラウンドな媒体で小学生・中学生のモデルの活動は見られたが、1990年代には日本の被服文化の影響を受けたブルセラがブームとなり、お菓子系アイドルという呼び名も生まれた。2000年代に入るとそれらを含めた広義での「ジュニアアイドル」という呼称が主流となる。

雑誌や広告等のモデルや俳優子役)から始まり、地上波のテレビドラマやテレビコマーシャルなどの出演により人気が出る場合が多い。ジュニアアイドルによってはグラビアアイドルとして写真集などを出したり、歌手などへ活動範囲を広げ、アイドル的な芸能活動を行なう場合も多い。

成長して「ジュニア―」の範疇に含まれなくなった場合にはもちろん普通の“アイドル”に変わり、また「歌手」「女優」などと呼ばれることになる。

活動媒体

ジュニアアイドル

1970年代頃から小中学生のモデルを起用した写真集やイメージビデオなどが多く発売されるようになったが、モデルがヌードになる作品も多かった。水着止まりのビデオや写真集は知名度のあるアイドル以外では商品価値が低く売上が見込めなかった(多くの大手出版社も少女ヌードを通常の作品もしくはアートとして販売しており、それが普通だった)。少女のヌードは1980年代後半頃から徐々に自主規制や批判の対象とされ、1999年11月に児童ポルノ禁止法が施行されると市場からは姿を消した。

2002年過ぎ頃からはいわゆるお菓子系といわれるジャンルで活動するジュニアアイドルの水着や着エロ作品がDVDソフト市場の成長にも乗じて発売本数を増やし、新しいマーケットを形成した。2000年代中頃から参入メーカーも増え、拡大し、アイドルDVDのひとつのジャンルとなった。

ジュニアアイドルとして活動し、その後も引き続き活動するケースも多く、ジュニアアイドル出身の女優やタレントも多く活動している。ジュニアアイドル時代に知名度を上げる者もいればその後の活動で知名度を上げる者もいる。また、わが子をアイドルにしたいという夢を持つ熱心な親を持つ者も多い。

ジュニアアイドルのイメージDVDのギャラは1本あたり10万から30万円程度が相場とされているが[2]、1本1万5000円程度というケースもある[3]

2007年以降、いわゆるショタコンをターゲットとした男子のジュニアアイドルのイメージDVDもリリースされている。[4]

活動媒体の多様化により、2000年代後半に入るとテレビ、音楽、出版、インターネット等、様々な場所でジュニアアイドルの活動は今まで以上に多く見られるようになった。

また、出演モデルに年齢を詐称をさせている作品もあり[注 1](16歳女子高生とうたっていながら実際は18歳以上など)、それは一目瞭然なものもあるがモデルによっては分かりにくいこともある。

男子のジュニアアイドルの特徴として、砂浜で上半身裸になって空手ビーチボールを披露する、ふんどしや白いブリーフ1枚の姿になる、半ズボンの学校制服を着る、水着姿で砂遊びをしたり風呂場で玩具を使って遊ぶなどの表現がある。

ジュニアアイドルの年齢の範囲においては厳密な定義は無く、概ね下は小学生から上は高校卒業年齢の18歳ぐらいまでがジュニアアイドルに当て嵌まると見てよい。また15歳以下(中学生以下)は労働基準法第56条の年少労働者として例外的に就業することができる者(修学時間外に限る)という点から、年齢の区切りとして一つの根拠を持つ。また便宜上、13歳以下=U-13(アンダー・サーティーン)、15歳以下=U-15(アンダー・フィフティーン)など、ある一定の年齢で区切りを設ける場合もある。

問題点

問題点としては、ジュニアアイドルが水着や下着を着用してメディアに露出することにより、性的対象の低年齢化を増長している可能性がある点である。U-13の範疇に入っていた小林万桜入江紗綾などがヌードグラビアなどと共に掲載されていたのが現状である。篠崎愛など大人以上のグラマラスな体を持つ場合は15歳以下でもU-15と呼ばれることは少ない。それらは肉体派アイドルや巨乳アイドルなどとみなされることが多く、やはり性欲の対象とされてしまうことも少なくない。三津谷葉子小向美奈子のように濡れ場や痴漢シーンなどU-15時代よりも過激な演出や露出をすることで注目を集めている場合もあれば、橋本愛実永岡真実などのようにU-15時代から体つきがより成熟して注目され続けている場合もあるが、いずれにしろやはり性欲の対象として評される場合が少なくないのが現状である。

マニアの間の隠語として、ジュニアアイドルの容貌が自分の好みに合わなくなっていくこと(稀に、単に大人びたり性別らしい体つきに変化することも含む)を「劣化」と呼ぶ。

主な「ジュニアアイドル」

主なジュニアアイドルについてはジュニアアイドル一覧及び、子役の項参照。

関連項目

外部リンク

  • チャイドル年表’94—’97、『日経エンタテインメント!』1997年9月号より。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  • 香月真理子 『欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち』 朝日新聞出版、2009年、148頁。ISBN 978-4022505019
  • 読売新聞社会部 『親は知らない―ネットの闇に吸い込まれる子どもたち』 中央公論新社、2010年、169頁。ISBN 978-4120041709
  • 『欲望のゆくえ 子どもを性の対象とする人たち』161-166頁。

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