「緊急地震速報」の版間の差分

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<nowiki>緊急地震速報(きんきゅう じしん そくほう)とは、大きな[[地震]]が来ると予測した際に[[気象庁]]が発令する。
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緊急地震速報(きんきゅう じしん そくほう)とは、大きな[[地震]]が来ると予測した際に[[気象庁]]が発令する。
 
日本の気象庁が中心となって提供していて、同種のシステムとしては世界初の予報・警報。
 
日本の気象庁が中心となって提供していて、同種のシステムとしては世界初の予報・警報。
 
2004年に一部試験運用を開始、
 
2004年に一部試験運用を開始、

2015年7月12日 (日) 02:06時点における最新版

緊急地震速報(きんきゅう じしん そくほう)とは、大きな地震が来ると予測した際に気象庁が発令する。 日本の気象庁が中心となって提供していて、同種のシステムとしては世界初の予報・警報。 2004年に一部試験運用を開始、 2007年10月1日からは一部の離島を除いた国内ほぼ全域すべての住民を対象とした本運用を開始した。


メカニズム[編集]

地震は、初めに来る小さな揺れ、P波(以後、P)と呼ばれる初期微動と後から来る大きな揺れのS波(以降、S)と呼ばれる主要動で構成されている。 震度計で初期微動を感知し、推定震度を図り、その情報にもとづいて発表するもの。

推定震度5弱以上のときに発表されテレビ・ラジオ放送などで「(震度4以上の)強い揺れとなる地域」を伝える「一般向け」(地震動警報)と、発表基準が低く誤報の可能性が高いものの「各地の震度や揺れの到達時間」などが分かる「高度利用者向け」、主にパソコン・スマホ・タブレットなど(地震動予報)の2種類がある。


ミス・誤報[編集]

  • 2011年3月11日3時ごろ東日本大震災の時、気象庁は同警報を東北地方にのみ発令。実際には関東地方でも大きく揺れ、全国放送していたミヤネ屋の制作局である大阪の読売テレビでも揺れたとミヤネなどが伝えた。
  • 2011年9月19日 深夜に、毎日放送で「大阪で地震」などが流れた。これは停波後の局内でのテストであったが、実は一部の中継局が停波しておらず、視聴者の連絡で判明した。
  • 2013年8月8日 震源地が奈良県沖、緊急地震速報が西日本地域に出されたが、全く揺れなかった。実際には和歌山県で微弱な地震で、ほぼ同時刻に、三重県南東沖に設置していた海底地震計がノイズを検知しており、気象庁は、これを地震動として計算を行ったため実際より過大な揺れを予想したものが原因だった。

なお、この誤報については、緊急地震速報 誤報 夏を参照。

  • 2014年10月19日 KBC九州朝日放送で、「福岡北西沖で地震。強い揺れのおそれ福岡県・佐賀県」などが出たが、緊急地震速報の送出機器の交換をしていて、交換後の動作確認中にテスト用のテロップを誤って送出したのが原因だった。

テレビ・ラジオ放送局の対応[編集]

テレビ[編集]

  • 基本的にNHKとBS各局は全国で震度5以上を出された場合に発表。
  • 地上民放各社は、各放送エリアや周辺で震度5以上が出された場合に表示される。
  • なお、BSのDlifeでは英語も併記し、CSの日テレNEWS24では全画面表示される。
  • BSのウェザーニューズでは緊急地震速報は自動ではなく、即座に予報センターに切り替え、そこから手動で伝える仕組みをとっている。
  • WOWOW、スター・チャンネルでは震度6以上で発表
  • BS11、TwellV(BS12)、群馬テレビ、NHKワールド、大半のCS放送局では表示・導入していない。

ラジオ[編集]

  • NHKはテレビ同様全国放送。
  • キー局及び関東地方のラジオ局では、関東地方で震度5以上が出された場合に発表する。
  • ラジオでは、NHKは緊急地震速報で震源地などを発表されるが、民放では関東地方で地震が発生したという情報のみで震源地は伝えない。