「洞爺湖町」の版間の差分

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洞爺湖町 Toyako
総人口	11,123人 （2006年9月30日現在）
面積	180.54km²
隣接自治体	伊達市 壮瞥町 豊浦町 真狩村 留寿都村
都道府県	北海道 胆振支庁
郡	虻田郡
シンボル	なし
町長	長崎良夫
洞爺湖町役場	北海道洞爺湖町栄町58番地
外部リンク	洞爺湖町役場

洞爺湖町（とうやこちょう）は2006年3月27日、北海道虻田郡の虻田町と洞爺村が新設合併して設置された町である。

概要[編集]

胆振支庁西部にあり、内浦湾北岸に位置する。洞爺湖岸には洞爺湖温泉があり、東の壮瞥町にある有珠山、昭和新山観光の拠点としての役割も担う道内有数の観光地を抱える町である。著名な観光地は旧虻田町の区域に多く、旧洞爺村の区域には少ない。

洞爺湖は洞爺カルデラ内にできたほぼ円形の湖で、中央にある中島の最高点を中心に洞爺湖町と壮瞥町に二分されており、洞爺湖町の領域となるのは西側の約3分の2である（このうち、南の3分の1程度が旧虻田町、北の3分の2程度が旧洞爺村である）。弁天島全域と中島・観音島の一部を含む。洞爺湖は海との距離が近い割には湖面標高が約84mと高い。このため中心市街にほど近い青葉町まで導水パイプを敷設し、高低差を利用した水力発電（出力19,500kW）が行われている。

長万部と室蘭のほぼ中間にあり、これらを結ぶ道央自動車道、国道37号、JR室蘭本線などが海岸沿いを通っていたり、札幌から中山峠を越える中山国道（国道230号の一部）の終点となっているなど、交通の拠点ともなっている。

町の南西部（旧虻田町西部）は洞爺湖のカルデラ壁から続く斜面が海へと迫り海食崖をなすなど地形は険しく、ここを通る道路・鉄道には多くのトンネルが設けられている。

南部（旧虻田町南部）は赤川や板谷川が生み出した平地となっており、砂浜の海岸を持つ。洞爺駅や役場のある栄町はこの平地の北西部、赤川右岸にある。虻田町南端から伊達市有珠町にかけては、噴火湾では珍しい出入りの激しい海岸線がある。これは約7,000年前の有珠山の爆発による噴出物が海にせり出して作られた地形で、岬状に突出した部分の影に虻田漁港が作られている。

東部（旧虻田町北東部）の洞爺湖に面した地域との間には急峻なカルデラ壁があり、ここを越える国道230号は大きく蛇行しながら湖岸へと降りていく。湖南岸の洞爺湖温泉は1910年の有珠山の火山活動後に発見された温泉で、大型ホテルが多くある。西岸の月浦地区、その西の高台にある花和地区、そして隣接する洞爺村・豊浦町にかけては牧場が点在する。

気候は海洋性で冬でも温暖、積雪も少ない。

• 山: 小有珠（557m）、三角山（310m）
• 河川: 板谷川（二級河川）、トコタン川（準用河川）、赤川、入江川、ホロナイ川、小花井川
• 湖沼: 洞爺湖

隣接している自治体[編集]

• 胆振支庁
  • 伊達市、虻田郡豊浦町、有珠郡壮瞥町
• 後志支庁
  • 虻田郡真狩村、虻田郡留寿都村

歴史[編集]

合併前の歴史については各町村（「虻田町」・「洞爺村」）の頁を参照。

• 2006年3月27日 虻田町と洞爺村の新設合併により成立。
  • もともと両町村は同一の村（虻田村。旧虻田町に相当）であったが、1920年に虻田村から洞爺村が分村された。86年ぶりに1つに戻ったことになる。
• 町名は洞爺湖に面することより。「洞爺」の名は、アイヌ語のトーヤ（湖の岸）に由来する。
• 2007年4月23日政府は、2008年の先進国首脳サミット（G8）の開催地を洞爺湖町に決定。サミットの主会場となる場所はザ・ウィンザーホテル洞爺が使用される。

産業[編集]

旧虻田町域を中心に、洞爺湖温泉を中心とした観光関連産業への依存度が大きく、サービス業や小売業の就業者が多くなっている。旧洞爺村域では農業の割合が高い。

立地企業[編集]

• 北海道あけぼの食品株式会社虻田工場

姉妹都市・提携都市[編集]

• 箱根町（神奈川県） - 1964年7月4日、旧虻田町が姉妹都市提携。
• 三豊市（香川県） - 1975年4月、旧洞爺村と旧財田町の間で姉妹都市提携。

地域[編集]

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教育[編集]

• 高等学校
  • 虻田（道立）、洞爺（町立）
• 中学校
  • 虻田、洞爺湖温泉、洞爺
• 小学校
  • 虻田、洞爺湖温泉、花和、洞爺、大原、成香、香川
• 大学施設
  • 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター洞爺臨湖実験所

交通[編集]

空港[編集]

新千歳空港（千歳市・苫小牧市）が最も近い。道央自動車道利用で約110km。JRの特急を利用すると1時間半ほど。

鉄道[編集]

北海道旅客鉄道（JR北海道）

• 室蘭線 : 洞爺駅
  • 札幌駅と函館駅を結ぶ特急列車が停車、両駅からの所要時間はいずれも約1時間半。洞爺駅から洞爺湖温泉街まではバスで約20分。

バス[編集]

• 道南バスにより、以下のような路線が運行されている。
  • 虻田～洞爺湖温泉・壮瞥
  • 虻田～洞爺村
  • 洞爺村～壮瞥町
  • 豊浦～虻田～伊達
  • 札幌～留寿都～洞爺村～洞爺湖温泉・豊浦（都市間長距離路線の扱いのため、予約が必要である。この他、留寿都～洞爺湖温泉間の区間便(都市間路線でなく通常便扱い)もある。）

道路[編集]

高速道路

• 道央自動車道 : 虻田洞爺湖インターチェンジ
  • 札幌インターチェンジから約140km

一般国道

• 国道37号 : 虻田地区から長万部町まで約45km、室蘭市から約35km
• 国道230号 : 虻田地区から札幌市まで約95km

北海道道

• 北海道道2号洞爺湖登別線
  • 北海道道66号岩内洞爺線
  • 北海道道132号洞爺公園洞爺線
  • 北海道道285号豊浦洞爺線
  • 北海道道560号仲洞爺留寿都線
  • 北海道道578号洞爺虻田線

道の駅

• あぷた（入江地区）

船舶[編集]

• 洞爺湖汽船の観光遊覧船が洞爺湖温泉街と中島を結んでいる。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

名所・旧跡

• 洞爺湖温泉
• 洞爺村温泉（国民保養温泉地）
• 財田温泉
• 火山科学館（洞爺湖温泉地区）
• 西山火口散策路（泉地区）
  • 展望台からは2000年の有珠山噴火でできた新しい火口を間近に見ることができる。
• 洞爺湖森林博物館（中島）
• 入江貝塚公園（入江地区）
• とうや湖ぐるっと彫刻公園（壮瞥町・洞爺村にまたがる洞爺湖岸）
• 浮見堂

催事

• 洞爺湖ロングラン花火大会
  • 洞爺湖温泉街近くの湖上で、4月28日から10月31日までの毎日20時45分より開催。
• 洞爺湖マラソン（5月）

出身有名人[編集]

• 平山晃哉（アクリル装飾、野猿のボーカル。洞爺湖温泉観光親善大使も務めた）

外部リンク[編集]

• 洞爺湖町
• 虻田町・洞爺村合併協議会ホームページ
• 洞爺湖温泉観光協会
• 洞爺湖観光情報

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