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'''秦 真次'''（はた しんじ）は、日本の軍人、宗教活動家。

元陸軍中将、東京憲兵司令官、第2師団長を歴任。[[真崎甚三郎]]や[[荒木貞夫]]と同じ、[[国家革新派]]だった。{{Sfn|三村|1953|p=249}}

東京憲兵司令官だった頃、[[大川周明]]とともに、民間の維新運動の会合所となっていた東京・[[神田]]の[[道了堂]]を訪問して、若い活動家をよく煽動していた{{Sfn|三村|1953|p=249}}。

軍にあったときに「まこと」というパンフレットなどを出版{{Sfn|三村|1953|p=250}}。

退役した後、[[伊勢]]の[[皇学館大学]]に入学{{Sfn|三村|1953|p=250}}。在学中は[[猿田彦神社]]の社務所に下宿し、同神社の社家で猿田彦命の末孫と言われた宇治土公（うじとこ）貞幹の世話になっていた{{Sfn|三村|1953|p=250}}。

卒業後、神典や国学を研究し、著書『言霊学』などを出版した{{Sfn|三村|1953|p=250}}。

1935年10月に[[真崎甚三郎]]や[[畑俊六]]らと[[天津教]]の神宝を拝観し、同年12月28日にヒヒロイガネ製の装飾品などの天津教の神宝を[[靖国神社]]の[[遊就館]]に預ける。天津教に入信し、のち同教の神官となった。{{Sfn|原|2009|p=180}}

東京・[[世田谷区]]の[[代田]]もしくは[[馬橋]]の邸宅に住んでいたが、後に[[代々木]]の神代村に移り、間もなく重病になって長期入院し、比較的早くに亡くなった{{Sfn|三村|1953|p=250}}。

==付録==
=== 脚注 ===
{{Reflist|18em}}
=== 参考文献 ===
*{{Aya|原|year=2009}} 原武史『松本清張の「遺言」 - 『神々の乱心』を読み解く』〈文春新書〉文藝春秋、2009年、ISBN 978-4166607037
*{{Aya|三村|year=1953}} 三村三郎『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』八幡書店、1986年
**初出：日猶関係研究会、1953年
**新装版：八幡書店、2000年、ISBN 4893500163

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