クリスチーネ剛田

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クリスチーネ剛田(クリスチーネごうだ)は、東京都出身の日本の女性漫画家である。年齢、本名は非公開。リスペクト感に溢れる作風で知られ、数多くの名作をこの世に送り出している。愛称はクリ先生、クリテンテー。特定意志薄弱児童監視指導員による歴史改変犯罪の被害者としても有名だが、その過酷な運命を乗り越えた不言実行の人としても知られ国内外の評価は高く、現代の手塚治虫とも呼ばれている。

概要[編集]

幼少のころから作画・ストーリー性とも大人のプロ漫画家並みの異才を発揮。小学生の時自費出版で出した『虹のビオレッタ』が出版社の目に止まりデビューした。デビュー後数年は少女漫画の分野で数々の名作を残したが、20代になって青年漫画の分野にも進出。SF超大作から社会派の骨太な作品に至る幅広い作品群はいずれもクオリティー高く国内外で評価が高い。デビュー作の『虹のビオレッタ』単行本の定価は500円だったが、現在はコレクターの間で1冊10万円以上の値がついている。

フランス・パリ生まれでフランスでの実名はジャネット(Gianette)。父親がフランス人、母親が日本人の日仏ハーフで、生後まもなく日本びいきの父親が母親の実家「剛田商店」(現在のワールドメガストアチェーン"ジャイアンズ"の母体)を継ぐことを決めて来日したため、公式プロフィールの出身地は東京都練馬区月見台とされている。世界的なロック歌手として知られるtakeshiは実兄。ずんぐりとした団子鼻の顔立ちの自画像は有名だが、実際のクリ先生の容貌は写真の通りであり、実際に本人と会った人物はそのギャップに驚くとともに、漫画家には珍しく控え目でかつ芯の通った大人な姿勢に感銘を受け、例外なくファンになるという。

性格もよく、売れっ子漫画家になることが確実であったにもかかわらず、狸型ロボットによる歴史改変犯罪に巻き込まれ、結婚相手を奪われた過去を持ち、現在も独身を貫いている。田嶋陽子はフェミニズムの観点から「しずかこそ性を売りにする女性の敵であり、クリスチーネ先生こそが自立した女性のあるべきモデル」と論評しているが、これに対してクリスチーネ先生は「人それぞれの事情があってのこと」として大人の態度を示しており、一層評価が高まっている。江川達也は「むしろクリテンテーのほうがのび太の結婚相手としてふさわしい。体の相性ものび太と最も良い」と賞賛しているかもしれないし、かもしれなくもない。

現在は東京・六本木ヒルズにアトリエ兼プロダクション事務所を構え、後進の指導にもあたっている。年収は国家予算の3割程度ともいわれる。兄のtakeshi同様、国内外の社交界や芸能界、政財界に多くの知人・友人があり、漫画以外にも服飾デザインなど幅広く事業を展開している。一方で現在も新人時代から抱く作家精神を失うことなく、精力的に作品を発表し続けているところは、某先生や某先生も見本にしてもらえたらと思わなくもない。

同人活動[編集]

自らも小学生のころから同人誌を作っていた経験から、商業作家としては珍しく自作品のキャラクターを使った2次創作にも寛容な姿勢を示し、自らもコミックマーケットで同人誌や同人ゲームを毎回発表している。雑誌インタビューで「記憶に残る作品作りを心懸けたい。著作権を守るのも大事だが、読者あっての漫画家。作品を読むみなさんを一番に考えたい」との考えを述べている。

また2007年夏コミでは新刊、グッズ、同人ゲームをディオーノレとのコラボバッグ(時価10万円相当)に入れた「2007夏コミ新作全部セット」を1万円で発売したが、同人ゲームのプログラムに重大なバグが見つかり、ユーザーの携帯電話やパソコンが故障する被害が相次いだ。これに対しクリスチーネ先生は即座に謝罪会見を開いた上で、ソフトの回収と故障したパソコンなどの完全無償修理を行い、その迅速で真摯な対応に各界から賞賛の声が上がった。翌2008年の夏コミでは前年のバグ騒動のお詫びとして、来場者にカルテェエの腕時計入り土産袋を手渡しで配布した。

ペンネームの由来[編集]

本人が由来を語った事は無く、詳細は不明である。剛田は本名からであるが、クリスチーネの由来は諸説有り、17世紀のスウェーデン女王アレクサンドラ・クリスティーナからとったという説、あるいはイギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティから取ったという説が有力である。しかし、これらはあくまでも仮説の域を出ていない。

剛田が漫画家を志して間もない頃は、「剛田ジャイ子」というペンネームを使用していた。なお、「ジャイ子」とは剛田の幼少時のニックネームである。当時、執筆した原稿を兄の友人に読ませた所、非常に侮辱的な態度を取られ、大きなショックを受けた剛田はペンネームを変更したといわれる。

作品[編集]

初期は少女誌「コミック少女」「パンジー」「ルンルン」「マンガレット」「少女ブレンド」「ギャオ」で活躍。感動系が多かった。のち少年誌・青年誌にも進出し、ギャグからシリアス、不条理ものに至るまで幅広いジャンルでさまざまな名作を残している。80年代末期には漫画と音楽の融合を目指し、ジャイケル・マクソンとのコラボレーション活動を展開。また近年の萌え文化を日本に広めたのもクリテンテーである。2008年には通算30回目の少学館漫画賞を受賞した。

主な単行本作品[編集]

ゲームキャラクターデザイン[編集]

イラスト[編集]

テレビ[編集]

  • ガリレイ(2007年)…148話に本人役として4秒間出演、この回だけ最高視聴率96%を記録
  • 熱姫(2008年)…MHK大河ドラマ。衣裳デザインで協力。MHKからは出演も依頼されたが本人が断ったという

クリスチーネ先生とオタク文化[編集]

周知の通り、ジャイ子クリスチーネ先生はいわゆる妹萌えの元祖であり、そのジャンルを世間に認知させたキャラクターとしても有名である。また、知り合いの少年をストーキングするが、「ギャグ漫画の主人公にするつもり」と言い張り、好意の存在をを否定する、いわゆるツンデレとしての要素も持ち合わせている。それ故に「最古にして最高峰の萌えキャラ」とされ、一部では神格化されている。

また、近年女子の間でベレー帽が流行っているが勿論クリスチーネ剛田リスペクトであり、その影響力が窺い知れる。

関連項目[編集]