ATOM
提供: Yourpedia
ATOM(アトム)はラーメンズの第12回公演である。2002年12月25日から2003年1月12日まで行われた。
概要[編集]
ラーメンズとしては全体の作品数は少なめであり、その分一つ一つのクオリティに力が注がれていることがうかがえる。全体的に暗めでブラックな内容となっており、ラーメンズ初心者には向かない内容となっている。また、副題は「THE BOX WITH FILLED LAUGH.」(笑いに満たされた箱)である。
作品[編集]
- 上下関係
- 使用箱:1個(左側)
- 「完全」である上司(片桐)と「不完全」であるその部下(小林)の掛け合いを描く。公演を重ねるに連れて内容が完全に変わってしまった作品である(ビデオに収録されているのは後期のネタ)。
- 新噺(いまようばなし)
- 使用箱:4個(真中)
- 落語をテーマにしたネタ。様々な落語のネタを抽出し、奇抜さを混ぜ合わせた奇妙な世界観を確立している。なお、この作品のみ小林は黄色いメガネをかけている。
- アトム
- 使用箱:4個(左奥)
- 30年ぶりに再会を果たした父(片桐)と息子(小林)。21世紀に異常なほどの期待を抱き、勝手に現実のギャップに打ちのめされていく父と、そのわがままな思いに翻弄される息子の憤りを表した作品。いたるところに二つの時代を象徴するものが出てくる。また、表題の「アトム」は鉄腕アトムともう一つの意味のダブルミーニングとなっている。
- 路上のギリジン
- 使用箱:1個(真中)
- 前作に登場した怪傑ギリジン(片桐)が再登場。隅でフードをかぶって体育座りをしている客(小林)に向かって路上シンガーのように演奏する。余談だが、この作品をフィーチャーした作品「路上のギリジン-Shou+rt Mix-」がネット上で一定の人気を博した。
- 採集
- 使用箱:なし
- あらゆるところに伏線が張り巡らされた、ラーメンズ史上最大の問題作。田舎の真夜中の中学校の体育館(照明が薄暗く、声に少しエコーがかかる)。そこで数年ぶりに再会を果たした親友。東京に行った男(小林)と田舎に残った中学教師(片桐)。たわいもない会話をしていた二人だが、一方が舞台からいなくなってしばらく経った時、もう一人は恐るべき事実に気付いてしまう・・・。
- アトムより
- 使用箱:なし
- 映画監督の富樫君(小林)の家に遊びに来た、奇妙な語尾をしゃべる男、ノス(片桐)。彼は必至に富樫君を展覧会に連れて行こうとする。劇中の一部に他のコントとリンクする場面が出てくる。
スタッフ[編集]
- 作・演出:小林賢太郎
- 出演:ラーメンズ(片桐仁/小林賢太郎)
- 舞台監督:野口毅
- 照明:大迫浩二/秋元智美
- 音響:寺澤信
- 美術:Nielson
- 音楽:徳澤青弦
- デザイン:good design company
- 協力:講談社ヤングマガジンアッパーズ編集部
- アシスタント:山田祐香/豊田竜太
- 制作:浦山裕之
- 映像収録:共立
- ディレクター:松永彗(visual and echo japan)
- プロデューサー:池田正義(ポニーキャニオン)
- ビデオ制作:visual and echo japan
- 制作・著作:トゥインクル・コーポレーション
このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・ATOMを利用して作成されています。変更履歴はこちらです。 |