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「NPOは事業計画書を町側に提出しており、その通りに運用すれば予算が足りなくなることなんてない。しかも、使い途すらはっきりしていない。そんな杜撰なNPOが存在していいんですか!」 | 「NPOは事業計画書を町側に提出しており、その通りに運用すれば予算が足りなくなることなんてない。しかも、使い途すらはっきりしていない。そんな杜撰なNPOが存在していいんですか!」 | ||
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== 「私、逮捕されるんでしょうか」逮捕直前の元代表 == | == 「私、逮捕されるんでしょうか」逮捕直前の元代表 == | ||
逮捕の直前、岡田栄悟容疑者(35)は、北海道旭川市内の自宅で[[ANN]]の単独取材に応じていた。 | 逮捕の直前、岡田栄悟容疑者(35)は、北海道旭川市内の自宅で[[ANN]]の単独取材に応じていた。 |
2014年12月8日 (月) 15:00時点における最新版
岡田 栄悟(おかだ えいご)とは、東日本大震災の復興資金8億円を食い尽くした詐欺師である。NPO法人「大雪りばぁねっと」代表。
妻の岡田光世(32)、岡田栄悟の母親の岡田かおり(57)も同時に逮捕された。
目次
事件概要[編集]
緊急雇用創出事業が食い物にされていた。問題は岩手県山田町で発覚。佐藤町長は「青天の霹靂」と話した。問題のNPO法人は「大雪りばぁねっと。」という。
山田町から緊急雇用創出事業を請け負ったNPO法人は、町民約140人を雇用し、仮設住宅への食料配布などを行なった。しかし山田町によると、NPO法人が年度途中で復興予算から渡される事業費を使い果たしたことが判明。
その結果雇った町民全員を解雇した。事業責任者は当時、「至らない点があった。お詫びしたい」と話していた。
なぜ復興予算からの事業費を使い果たしたのか。町議会議員とNPO法人の本部を訪れた。すると本部には、救助用に使ったとされるアメリカ海兵隊が使うものと同じ型の1200万円したというボートがあった。さらに一台130万円の水上バイクが3台。
緊急雇用創出事業で認められていない50万円以上の物品の購入が多数あった。軍事オタクだったという代表は、各部署を「小隊」と名付けていた。
NPO法人の装備については、活動当初から過剰だという声があがっていた。中でも幹部に配られた一着20万円のスーツに批判が集中している。
NPO法人の元従業員から話を聞いた。元従業員は、「焼肉などを大量に食べれた」と話した。
復興予算による緊急雇用創出事業では、従業員の飲食代や接待費は経費として認められていない。さらに研修と称した積丹半島への旅行や、オカマバーでミーティングなどもしていた。
山田町の町民は怒りを顕にした。町議会議員はNPO法人代表に事業を任せた前町長に問題があったと指摘。その前町長は、「知らなかった」と話した。
「もう我々の手には負えない。こうなったら警察だ、警察!」[編集]
1月7日、岩手県山田町の佐藤信逸町長は、会見で色をなして怒った。東日本大震災で甚大な被害を受けた同町の復興資金約8億円を謎のNPO法人が使い切ったあげく、地元の従業員に給料も払わず同法人の代表が雲隠れした。これは、詐欺なのか支援事業のミスなのか。
問題となっているのは、北海道旭川市に本部を置くNPO法人「大雪りばぁねっと。」(岡田栄悟代表理事)。山田町の緊急雇用創出事業を受託し「復興やまだ応援事業」を行っていたが、2012年11月までに'12年度の予算約7億9000万円が尽きたとし、町に補正予算を求めた。
「町が調べたところ、通帳に残っていたのは75万円だけ。何に使ったのか問い質しても要領を得ない答えが返ってくるばかりで、町議会は当然却下しました。するとNPOは昨年の12月25日に、12月分の給与を未払いのまま雇用していた約140人の従業員全員を突然解雇してしまったのです」(山田町役場関係者)同町の田村剛一議員がこう憤る。
「NPOは事業計画書を町側に提出しており、その通りに運用すれば予算が足りなくなることなんてない。しかも、使い途すらはっきりしていない。そんな杜撰なNPOが存在していいんですか!」
NPO法人「大雪りばぁねっと。」元代表 岡田栄悟容疑者(35)逮捕(2014年2月)[編集]
岩手県山田町から受託した東日本大震災の緊急雇用創出事業の事業費を私的に流用したとして、岩手県警は4日、NPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市、破産手続き中)代表理事の岡田栄悟容疑者(35)を業務上横領容疑で逮捕、自宅などを家宅捜索した。
放漫経営で事業費を年度途中に使い切り、全従業員約140人が突然解雇された問題は、発覚から1年余りで刑事事件に発展した。山田町は法人側が2012年度の事業費のうち約3000万円を、岡田容疑者の親族が経営するリース会社に振り込み私的に流用したとして、同容疑で県警に告訴状を提出した。
法人は、町から委託されて銭湯の運営や防犯パトロールなどをしていたが、特殊な水上バイクといった高額備品の導入などで2012年度の事業費約7億9千万円を年度途中で使い切り、被災者ら約140人を解雇した。
県は約7億9千万円のうち約5億円が使途不明など不適切な支出だったとして、補助金の対象外と判断。穴埋めを迫られた町が岡田容疑者を相手取り、損害賠償を求めて提訴している。
県はその後、2011年度の事業費のうち約1億7千万円が不適切な支出だったと認定。これを受けて、町は賠償請求額を増やす方針だ。
「私、逮捕されるんでしょうか」逮捕直前の元代表[編集]
逮捕の直前、岡田栄悟容疑者(35)は、北海道旭川市内の自宅でANNの単独取材に応じていた。
NPO法人「大雪りばぁねっと。」元代表・岡田栄悟容疑者は「まあ、寝付きは悪くなかったですよ。寝られないという感じではなくて。自分のなかでは、今回のことに関してそういう(罪の)意識は無いので」と言った。
4日朝の新聞で自分が逮捕されるとの記事を見つけ、岩手県警本部に自ら問い合わせる一幕もあった。「新聞に『きょう逮捕へ』とあったんですが、きょう私、逮捕されるんでしょうか?」
そのとき捜査員が来た。「おはようございます。岩手県警です」
午前7時、岩手県警が強制捜査に入り、岡田容疑者は逮捕された。妻の岡田光世と、岡田栄悟の母親の岡田かおりも同時に逮捕された。