長泉町
長泉町(ながいずみちょう)は、静岡県駿東郡の町。
三島市と沼津市の間に位置し、工場の多い工業の町である。近年急速に宅地化が進む。
目次
地理[編集]
長泉町は静岡県の東部、富士山の南東、伊豆半島の付け根の位置にある町である。駿河国の最東部に位置する市町村のひとつであり、伊豆国の区域である三島市に東方で接する。町域は南東から北西にかけて長細い形であり、愛鷹山を北西に抱く。狩野川の支流である黄瀬川は、町域を北から南に横切ったあと、町の西側の境界として沼津市大岡地区との間を流れる。
南東部には、駿東郡清水町の市街地、および双子都市である三島市と沼津市の両市街地をつなぐ、ひとつづきの市街地が形成されている。また、東レの三島工場や協和発酵キリンの医薬研究センター、特種東海製紙の三島工場などの工業施設も集中している。新幹線の停車駅である三島駅は、三島市の長泉町との境界近くに位置しており、町の南東部では御殿場線の長泉なめり・下土狩・大岡各駅とともに町内へのアクセス駅となっている。
このうち、かつての三島駅であった下土狩駅は、町役場の最寄り駅であるなど長泉町を代表する駅であるが、現在の三島駅と直線距離で1 km程度しか離れていない。技能五輪国際大会(沼津市)の開催を控えた2007年10月31日には、シャトルバスの走れる道路として、三島駅北口(新幹線口)と下土狩駅とをほぼ直線で結ぶ長泉町道下土狩文教線(通称:大いちょう通り)が全線開通した。これにより、新幹線を利用した東京などへのアクセスが向上したほか、翌年に長泉町から移転した三島長陵高校(旧長泉高校)の所在地でもある三島市文教地区との交通も便利になった。
北部は裾野市とのつながりが強く、町内にある長泉なめり駅は裾野市南部の最寄り駅ともなっている。
北西部は駿河平とよばれる高原であり、クレマチスの丘・静岡サッカーミュージアムなどの観光施設が立地するほか、静岡がんセンターを中心としてファルマバレーとよばれる医療および医用工業の先進施設が集中した地区が形成されている。また、宅地として高級住宅地が建設されている。この地域には片側2車線の国道246号裾野バイパスが通り、町内唯一の高速バスの停留所である南一色バス停が設置されている。2009年(平成21年)7月27日には伊豆縦貫自動車道(東駿河湾環状道路)が完成し、町内には長泉JCTおよび長泉ICが供用された。2012年(平成24年)4月14日には新東名高速道路が開通し、町内に長泉沼津ICが供用されている。
歴史[編集]
1889年、村制の施行により、小泉荘(主要部は現在の裾野市)の一部と大岡荘(主要部はのちの大岡村から現在の沼津市大岡地区)の一部を一村として長泉村が発足した。長泉の名称は、大岡荘の長窪地区から長の字、小泉荘から泉の字をとって合成した合成地名である。
昭和30年代、三島市との合併が一度決定したが破談した(現在のところ、健全性等を理由に当面は合併の予定がない)。
1960年、長泉村は長泉町となった。
沿革[編集]
産業[編集]
人口[編集]
600px | |
長泉町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 長泉町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 長泉町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 }} |
長泉町(に相当する地域)の人口の推移 テンプレート:人口統計/22 | |
総務省統計局 国勢調査より |
姉妹都市・提携都市[編集]
地域[編集]
郵便関連は三島市にある三島郵便局の区域であり、警察関連は長年沼津警察署の管轄地域であったが、裾野警察署の開設に伴い、裾野警察署の管轄地域となった。
教育[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
道路[編集]
【高速道路】
※東名高速道路も長泉町を通っているが町内にインターチェンジやジャンクションは存在しない
【国道】
【県道】
高速バス[編集]
※2009年3月31日までは、同社とジェイアールバス関東の共同運行路線であった。
路線バス[編集]
施設・名所・祭事・催事[編集]
施設[編集]
- 静岡県立静岡がんセンター
- 特別養護老人ホーム さつき園
- 介護老人保健施設博寿園
- 裾野、長泉清掃施設組合 いずみ苑
- 住宅型有料老人ホーム シフティーン長泉
観光[編集]
祭事[編集]
町内に本社をおく主な企業[編集]
▪︎ ネッツトヨタスルガ (静岡県静岡市以東ネッツトヨタ取り扱い車新車・中古車販売店)
出身有名人[編集]
脚注[編集]
外部リンク[編集]
富士市 | 裾野市 | |||
沼津市 | 三島市 | |||
長泉町 | ||||
清水町 |
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