タマゴタケモドキ
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タマゴタケモドキ (Amanita subjunquillea) は、ハラタケ目テングタケ科テングタケ属マツカサモドキ亜属タマゴテングタケ節のキノコ。アマトキシン類を含む猛毒キノコで、日本では死亡事故が数件報告されている。
特徴[編集]
夏-秋に広葉樹林や針葉樹に生える。菌根菌で中型~やや大型のキノコである。世界においてはアジア極東部のみ発見されている。色は鮮やかな黄色である。傘は条線がなく、ひだ、つば、つぼは白い。
名前からはタマゴタケに似た印象があるが、形態的にはタマゴテングタケに近く、同様に猛毒であり、1本食べたら必ず死ぬ。なおタマゴテングタケモドキ(A. longistriata、別名アカハテングタケ)というキノコもあるが、こちらは灰褐色の傘にタマゴタケのような条線があり、毒性は弱い[1]。村上康明は、現在のタマゴタケモドキに「タマゴテングタケモドキ」と名付けるべきであった、と書いている[2]。
類似するキノコ[編集]
- キタマゴタケによく似るが、キタマゴタケは、傘に条線があり、ひだ、つばが黄色いので区別ができる。
- ウスキテングタケは、薄黄色なので間違える可能性がある。
- タマゴテングタケに似ているがタマゴテングタケの方が大きい場合が多い。しかし正確に同定するには顕微鏡で胞子の大きさや形を確認することが必要である。
タマゴタケモドキの画像[編集]
関連項目[編集]
- タマゴテングタケ - 近縁種。
- ドクツルタケ - 同上。
- シロタマゴテングタケ - 同上。
脚注[編集]
- ↑ タマゴテングタケモドキ
- ↑ 「朝日百科 キノコの世界」P.31(朝日新聞社、1997年 ISBN 4023800112)