モデルエージェンシー
モデルエージェンシー(model agency)は、モデルになる人材を発掘、教育し、モデルを企業に売り込み、マネジメントをする会社である。
概要[編集]
有料職業紹介業務にあたり、厚生労働大臣への認可申請が必要であるが認可を受けずに稼動している事務所も多く、芸能プロダクションと同じく優良な事務所よりも悪徳(悪質、インチキ)な事務所が多い事も現実である。
モデルには様々なジャンルの活動場所があり、エージェンシーによってファッションショーや雑誌、企業広告など得意なマネジメント分野が異なる傾向がある。
モデルエージェンシーに所属すると即戦力でない限り多少なりのレッスンがあり、多くの事務所ではレッスン料金が発生し、「先行投資」が必用になってくる。レッスン料の他にも入会金や登録料がかかることも多く、オーディションの書類選考のために必要な宣材写真の撮影にも料金がかかることが多い。モデルとして売り出していくためにはブックといわれるこれまでの作品、雑誌に掲載された写真、コンポジットをまとめたモデルの資料が必要で、事務所ごとのブックの体制によってもかかる料金が異なる。欧米ではモデル育成のためだけの学校もあり、モデルはマネジメントだけを会社に委託するのが一般的である。
また近年ではモデルエージェンシーのスカウトを装った詐欺や金銭トラブルも少なくない。モデルになる前には、契約内容やレッスンなどにかかる費用について、事務所からきちんと説明を受けることが必要とされる。
モデル事務所社長、「女性を内面からきれいにする特訓」と称し乱暴[編集]
大阪府警南署は2013年4月22日までに、モデルとしてスカウトした女子大学生に「特訓」と言って乱暴したとして、強姦の疑いで、モデル事務所「なでしこプロモーション」(大阪市中央区日本橋)を経営する片岡登喜男(56)を逮捕した。
大阪地検が同日、同罪で起訴した。南署には同様の被害相談が複数あり、関連を調べている。
片岡は3月下旬、大阪・ミナミの路上で大阪市に住む大学生(22)に「神戸コレクションやミス・インターナショナルに興味はないですか」などと声をかけて喫茶店に誘い、所属モデルを同席させた上で「一流になれる」などと信じ込ませて面接。
後日、呼び出して「女性を内面からきれいにするための特訓」「脳からエロになれば女はキレイになる」などと言って乱暴した。片岡は「お前のために脱げと言ったが、どなってはいない。性交はしたが、無理やりではない」と否認している。
起訴状によると、3月31日午後7時半ごろ、事務所兼自宅マンションで大学生に乱暴したとしている。大学生は翌4月1日に被害届を提出した。