擬似セックス

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擬似セックス(ぎじセックス)とは、男性性器を女性性器に挿入せず、セックスをしている演技をすること。

擬似セックスは1970年代ににっかつロマンポルノで全盛を迎えた。当時のポルノ女優・男優はポルノ撮影の際、自分の性器にガーゼとガムテープを貼った。これを前張りという。前張りをした役者はセックスシーンの撮影の際、セックスをしている演技をした。また、日活ロマンポルノではフェラチオも擬似であった。

1980年代になってアダルトビデオが誕生すると、原則的にアダルトビデオではハメ撮りが行われた。しかし、その一方で80年代後半までアダルトビデオにおいても擬似セックスの作品が多数つくられた。ただし、アダルトビデオでは前張りを使用しておらず、フェラチオ・シーンは擬似ではなく本物であった。

80年代後半になるとほとんどのアダルトビデオ作品においてハメ撮りが行われるようになり、ようやく擬似セックスは消滅していった。