西宮女児連れ去り傷害事件

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西宮女児連れ去り傷害事件とは、2006年9月5日兵庫県西宮市で発生した誘拐傷害事件。

事件の発生

9月5日15時20分(JST)ごろ、阪神電鉄西宮駅北側の広場で遊んでいた女児(当時2歳)が誘拐され、当時24歳の看護師である石若美咲に連れ回された。女児は看護師の自宅で重傷を負わされ、16時35分ごろ、自宅から約200m離れた和上公園のベンチに寝かせて放置した。 [1]

事件まで

逮捕された看護師に似た女が6月26日に1歳の男児を、7月30日に3歳の女児を、いずれも「迷子」として百貨店2階の警備員に届けていた。

男児のケースでは、親が警備員に迷子の届けを出した7分後に、女が「迷子です」と届けた。7月30日の事件は、数十分にわたって女児を連れ歩く女の姿が防犯カメラに映っていた。事件の当日、容疑者は百貨店内の衣装直し店を訪問。百貨店側は伝票から氏名と住所を確認しており、これが事件で容疑者特定につながった。 なお、兵庫県警捜査一課と西宮警察署は、被疑者が関与を否定していることと、物的証拠が得られないことから、傷害容疑での立件は断念した。[2]

被疑者の経歴

両親ともに教師の家庭の出身で、高校卒業まで淡路島の洲本市ですごす。高校卒業後、呉大学の看護学科を卒業した後、神戸市の兵庫県立の専門学校で助産師の資格を取得。兵庫県立西宮病院の産婦人科に勤務。しかし、2006年3月ごろより休職し、7月に復職していた。

脚注

  1. 西宮の女児連れ去りで24歳看護師の女逮捕 2006年9月7日付日刊スポーツ大阪版
  2. 西宮女児誘拐 県警、傷害容疑の立件断念2007年9月4日付神戸新聞