藍染惣右介

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藍染惣右介(あいぜん そうすけ)は、久保帯人作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『BLEACH』に登場する架空の人物で死神。アニメの声優速水奨。ミュージカルでの俳優は大口兼悟

プロフィール

  • 護廷十三隊五番隊副隊長→五番隊隊長→虚圏
  • 身長:186cm
  • 体重:74kg
  • 誕生日:5月29日
  • 趣味 読書
  • 特技 書道
  • 好きな食べ物 豆腐
  • 嫌いな食べ物 ゆで卵

注意以降に核心部分が記述されています。

人物

柔和な風貌をしており、常に笑みを絶やさない穏やかな性格から護廷十三隊五番隊隊長として皆に慕われていた。しかし、実際は冷酷な性格を持つ男。その本性を曝した後も、一見柔和な言動を保ちながらの教唆や詐術・韜晦が習性のようになっており、端からは本意がつかみ難い。ゲーム「The 3rd Phantom」の過去編では、朱司波という隊長の下で五番隊副隊長をやっていた。

ルキアの処刑を巡る一連の騒動の最中、ルキアの幼馴染の恋次に対し処刑に対する疑問を呈していた。その後、何者かによって殺害されたと思われていたが、これは自身の斬魄刀「鏡花水月」の能力による偽装によるもの。ルキアを殺そうとした張本人である。

その目的は、100年前に浦原が発明した「崩玉」を手に入れることで、死神の限界を超えた力を求めて「死神の虚化」(仮面の軍勢がこれに該当)並びに「虚の死神化」(破面)を狙っていた。崩玉の行方を求め、市丸ギン東仙要に指示を与え暗躍していた。尚、五番隊の副隊長だった頃から当時の隊長の知らないところですでに暗躍を始めていた模様。

浦原の過去を徹底的に調べ上げた結果、崩玉がルキアの魂魄内に隠されたことを最近になってつきとめ、中央四十六室成員を全て殺し、様々な工作を仕掛け、人間への死神能力譲渡の罪を犯してしまっていたルキアを双殛で処刑することにより崩玉を手に入れようとした。中央四十六室からの命令の様に見せかけ処刑日程を縮めていく手口で執行を急ぐも、ルキアを救出しようとする黒崎一護や恋次達の活躍で処刑は失敗に終わってしまう。しかし、一護たちの瀞霊廷侵入後の働きから、既に処刑失敗の可能性を想定し、別の手段を用意する為、自身が暗殺されたように見せかけた。処刑中断後、市丸や東仙を従え、その別の手段でルキアから直接崩玉を取り出し、手に入れることに成功する。その後、「私が天に立つ」と宣言したのちに市丸ギンと東仙要の両名を従えて、ギリアン級大虚(メノスグランデ)の大群と共に、虚圏へと消えていった。

離反後は、自分が崩玉を使って生み出した破面達を率いている。更に宣言の達成のため『王鍵』の創成を目論んでいると尸魂界は予測している。後に井上織姫の稀有な能力に目を付け、ウルキオラに彼女を誘拐するよう指示する。また一護にも何らかの関心を見せている。 配下として従えている十刃・破面を道具程にも思ってないようであり、破面にしても皆が皆、必ずしも心からの忠誠を彼に捧げているわけではなく、本人もそれを承知している模様。

ハンデがあったとはいえ一護の天鎖斬月を指一本で受け止め、同じ隊長格の者を一撃で倒す程の剣の腕や九十番台の鬼道を詠唱破棄で発動させる(但し本人曰く失敗で、本来の3分の1の威力しか無かった)などその実力たるや計り知れず。霊圧は並みの隊長格の2倍はあるらしく、その「闘気」だけでグリムジョーをも圧倒し、織姫も目が合っただけで、体中の力が吸い出されるような感覚に陥っている。

崩玉を手に入れる前は、自らが作り出したを実験目的で、仲間であるはずの死神の下へ送り込んでいた。志波海燕を死に至らしめルキアの心に闇を持たせるに至ったメタスタシア(アニメ版では、テンタクルス)や、檜佐木の右目に傷を付け最終的に自ら市丸と始末した巨大虚(ヒュージ・ホロウ)の大群も、実は彼が作り出した失敗作であった。

護廷十三隊時代は眼鏡をかけていたが、本性を現してからは、伊達だった眼鏡を外し、髪をオールバックにして、一人称も「僕」から「私」になっている他、目も細くなった。また書道の腕も名人級で藍染の授業はいつも満員御礼で、選択科目にかかわらず、常に定員数は100%を超え、廊下で講義を受ける生徒が出る程の人気だった。消息不明になった現在でも、復帰を待ち望む声が多い。 羽裏色は白緑(びゃくろく)。

斬魄刀

斬魄刀の名は『鏡花水月(きょうかすいげつ)

始解

解放の瞬間を一度でも見た相手の五感、霊感等を支配し、対象を誤認させることが出来る「完全催眠」という能力を持つ。これにより、護廷十三隊の隊長格を含むかなりの隊員を自らの催眠下におくことができたが、目の見えない東仙は通じていない。この能力で自らの死を偽装し、特に五番隊副隊長の雛森の精神を錯乱させた。偽装に気付いた卯ノ花は検査のため藍染の偽装遺体に最も長く触れていたこともあって違和感を覚えることが出来たようだ。ちなみに卯ノ花達の催眠を解く前に、この刀を死体の人形に見せかけていた。尚、暗躍していた時は鏡花水月の能力を完全催眠により「流水系の斬魄刀で、霧と水流の乱反射により敵を撹乱させ同士討ちにさせる能力を持つ」と偽っていた。

  • 催眠の解号は「砕けろ『鏡花水月』(くだけろ『~』)」

※解号は、本篇では未詳だが、CD 03「騒乱前夜」では同じく「砕けろ『鏡花水月』」である。

鬼道

  • 詳細はこちらを参照してください。
藍染は九十番台の破道をも使える。詠唱破棄も出来るようである。
破道の九十 黒棺(くろひつぎ)
九十番台の上級鬼道でその威力は並みの鬼道とは別格。ルキアの処刑場において七番隊隊長狛村左陣に対して使用し、戦闘不能に追い込んだ。藍染はこの鬼道を詠唱破棄していたが、本人曰く本来の3分の1も出せてなかったそうであるため、100%の威力は狛村が受けたそれとはまた別格であると思われる。詠唱破棄をしたため詠唱文は不明。

関連項目