平塚市

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平塚市
国/地方 日本の旗 日本 
都道府県 神奈川県
団体コード 14203-4
面積 km²
境界未定:なし
総人口 -
( )
人口密度 - 人 /km²
隣接自治体 茅ヶ崎市秦野市厚木市伊勢原市
高座郡寒川町足柄上郡中井町
中郡大磯町二宮町
市の木 クスノキ
市の花 ナデシコ
市の鳥 シラサギ(コサギ)
平塚市役所
市長
所在地 〒254-8686
神奈川県 平塚市浅間町9番1号
外部リンク 平塚市公式ウェブサイト
位置
テンプレート:基礎自治体位置図
特記事項:
湘南平が大磯町との境界未定

テンプレート

平塚市(ひらつかし)は、神奈川県湘南地域に位置する特例市。かつて東海道宿場町であった。

地理

神奈川県のほぼ中央、相模川右岸(西側)に位置し[1]、南は相模湾に面する。相模川から金目川までの間は市域北端部まで平野となっており、南部には市街地が広がる。金目川より西側は大磯丘陵の一部となる丘陵地帯であり、緑も多い。南部は国道1号とJR東海道本線が横断し、相模川沿いに国道129号が縦断する。北部から中西部にかけては、東海道新幹線小田原厚木道路がやや離れて横断している。首都圏にある人口25万を超える都市にも関わらず鉄道の駅はJR平塚駅の一駅だけである。

市勢

県下では横浜・川崎・横須賀に次いで4番目、湘南地区および相模川より西の地域では初めてとなるなど戦後早くから商工業都市として発展したため、リゾート地域としての湘南のイメージは薄いが、かつて存在した湘南市構想では中心的役割を果たすなど地域における存在感は大きい。県内の市ではこの平塚市と厚木市だけが昼夜間人口比率が100%を超えているという事実からも商工業都市としての存在感が窺える。道路の整備が進んでおり、早くから国鉄(現:JR)との立体交差を推進しているなど特筆すべき点がある街であり、自動車で通勤・通学する人も多い。都心にもほど近く、住みやすいので定住率が高い。市街地にはビルやマンションなどが立ち並び、ベッドタウンとしての面もあるが、郊外には緑も多い。東海道線を挟んで北側は宿場町が発展した今日の街であるが、南側はどちらかと言うと古くからのお屋敷町といった感がある。

歴史

  • 縄文時代 市内五領ヶ台、万田に集落が発生する。五領ヶ台の縄文遺跡では住居跡、貝塚等が検出されている。この遺跡は「五領ヶ台貝塚」として、1972年、国の史跡に指定された。ここから出土した土器五領ヶ台式土器と称され、縄文時代中期の土器の代表的な様式のひとつとされている。
  • 弥生時代 中原上宿、南原、上之入(市内岡崎)に集落発生。
  • 4世紀後半 真土大塚山古墳塚越古墳が築造される。(現在、大塚山古墳は消滅。ここからは三角縁神獣鏡やその他の貴重な遺物が出土している。塚越古墳は調査が続いている。(2009年9月現在))
  • 奈良時代8世紀ごろ)現在の平塚市四之宮周辺に下ノ郷廃寺が存在し、国厨・郡厨・大住厨と書かれた墨書土器が出土していることから、既にこの時期に相模国大住郡という行政組織が機能していたことが窺える。また相模国国府跡とも大住郡庁跡ともいわれている。
  • 9世紀終~10世紀初頭 伝承によると、この頃平真砂子高望王の妹)がこの地で没する。(「平塚の塚」の項に詳述。)
  • 11世紀13世紀前半(和田義盛の乱まで)高望王を祖とすると号する中村党の土屋宗遠が土屋周辺を、同じく高望王系である三浦党の岡崎四郎義実中村宗平の女婿)が岡崎周辺、その子佐奈田与一義忠が真田周辺を支配。
  • 1199年 相模川に架けた橋を源頼朝が馬で渡ろうとしたところ落馬し、これが頼朝の死去につながったという説があり、以降の相模川は馬入川の別名で呼ばれることになる。
ただし当時の流域は茅ヶ崎市だったという説がある。詳しくは旧相模川橋脚を参照。
  • 1416年 上杉禅秀の乱の功により中村党系の勢力は所領を失い大森氏の領するところとなる。
  • 1512年 北条早雲が三浦氏の岡崎城攻略。以降、小田原北条氏(後北条氏)の領するところとなる。
  • 1590年 豊臣秀吉が小田原北条氏を滅ぼし、徳川家康が入封。
  • 1596年 徳川家康により中原御殿(現 平塚市立中原小学校~日枝神社)が造営される。現代の中原街道という街道名はこれに由来する。また、同時期に造営された小杉御殿は現在の川崎市 中原区にあった。伝承ながら御殿裏門が市内南原の善徳寺三門に移築され遺構として残る。
  • 1881年 湘南社結成。国会期成同盟が全国統一組織として自由民権運動を推進していたが、神奈川では独自に活動がおこなわれていた。その先鞭をつけたのがこの湘南社であり、現在の行政区分で言うと大磯町に本部を、秦野・平塚・伊勢原に支所(講学会場)を設置した。のちに県下初の盲学校・私立中郡盲人学校を設立した宮田寅治などが主要メンバーとして知られる。
  • 1945年7月16日 平塚大空襲陸軍戦闘機疾風」で有名な日本国際航空工業や、第二海軍火薬廠横須賀海軍工廠分工場、第二海軍航空廠といった軍直轄の軍需工場の密集する平塚市は、当時の市域(現在の東海道線平塚駅を中心として概ね半径2キロの地域。旧平塚市)における面積の約8割、戸数の約6割を焼失、死者237名、重軽傷者268名、罹災戸数7,678戸の大被害を受ける。このとき落とされた爆弾(主に焼夷弾)の数は1162.5トン、447,716本で東京都八王子についで第二位となった。
  • 1951年 第1回七夕まつり開催。前年に開催された(平塚大空襲の)復興祭りが起源とされる。集客数は約300万人であり、これは仙台の約220万を抜いて全国一位である。

行政区域の変遷

  • 1889年4月1日 神奈川県大住郡平塚町須馬(すば)大野村神田村城島村岡崎村金田村小中村豊田村土沢村金目村大根村が、淘綾郡(ゆるきぐん)に山背村が誕生
  • 1896年3月26日 大住郡と淘綾郡が合併、中郡
  • 1909年4月1日 小中村・山背村が合併し旭村
  • 1927年1月1日 須馬村に町制施行、須馬町
  • 1932年4月1日 平塚町と須馬町が合併し市制施行。平塚市の誕生
  • 1944年2月11日 大野村に町制施行、大野町
  • 1954年7月15日 旭村を編入
  • 1955年3月2日 中郡大根村真田地区が金目村に編入
  • 1956年4月1日 豊田村が大野町に編入
  • 1956年9月30日 大野町・神田村・城島村・馬渡・大句地区を除く岡崎村・金田村・土沢村を編入
  • 1957年10月1日 金目村を編入

人口

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平塚市と全国の年齢別人口分布図(比較) 平塚市の年齢・男女別人口分布図
紫色は平塚市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 / 国勢調査2005年

行政

現在の市役所は1964年に建設された。老朽化と容量不足のため改築が検討されているが、財政難から実現していない。近年になってようやく全面建て替えすることが決定したが、緊縮予算や日産車体の工場移転等による税収減が予想されることから市民に反対の声が無いわけではない。

歴代市長

氏名 就任日 退任日
初代 鈴木清寿 1932年8月 1933年8月
2 馬場義也 1933年8月 1935年8月
3 原田敬治 1938年10月 1942年10月
4 篠原忠次郎 1943年1月19日 1946年11月9日
5,6 柿澤篤太郎 1947年4月12日 1955年4月30日
7,8 戸川貞雄 1955年5月1日 1963年4月29日
9-11 加藤一太郎 1963年4月30日 1975年4月29日
12 加藤禎吉 1975年4月30日 1979年4月29日
13-16 石川京一 1979年4月30日 1995年4月29日
17,18 吉野稜威雄 1995年4月30日 2003年4月29日
19,20 大藏律子 2003年4月30日 現職

行政機構

  • 平塚市監査委員
  • 平塚市議会
  • 平塚市教育委員会
  • 平塚市選挙管理委員会
  • 平塚市農業委員会

財政

当初予算規模(2004年度)
814.80億円(一般会計)
908.71億円(特別会計)

2008年度当初予算における一般会計の歳入要求額は720億259万2千円であり、財源移譲にも関わらず税収面が急速に厳しくなっているようである。

独立行政法人

国の行政機関

  • 関東地方整備局 横浜国道事務所 大磯出張所(住所は平塚市唐ヶ原無番地)

都道府県の行政機関

その他

  • 平塚税務署
  • 平塚市民病院(市立)
  • 財団法人平塚市開発公社
  • 財団法人平塚市スポーツ振興財団
  • 財団法人平塚市文化財団
  • 財団法人平塚市生きがい事業団
  • 財団法人平塚市社会福祉協議会

立法

市議会

会派の構成

  • 市議会議長:金子修一(かねこ・しゅういち)
  • 市議会副議長:鈴木晴男(すずき・はるお)
  • 市議会議員数:30
会派名 議席数 代表者
平塚クラブ 7 片倉章博(かたくら・あきひろ)
湘南民主クラブ 6 山原栄一(やまはら・えいかず)
公明ひらつか 5 永田美典(ながた・よしのり)
清風クラブ 5 須藤量久(すどう・かずひさ)
日本共産党平塚市議会議員団 2 渡辺敏光(わたなべ・としみつ)
市民派の会 2 端文昭(はた・ふみあき)
無所属 3

市議会の組織

  • 議会運営委員会
  • 常任委員会
    • 総務経済
    • 環境厚生
    • 教育民生
    • 都市建設

司法

経済

産業

江戸時代は東海道7番目にあたる宿場町として栄え、広大な平野があることから農業も盛んであった。1887年(明治20年)に東海道本線が開通、さらに1905年(明治38年)に軍需工場の設置が行われると民生の近代工業も盛んとなり、数々の企業を生み出し、また誘致している。

工業都市としての発展は、相模川近辺を中心に所在する車両・化学関係の工場によるもので、日産車体が代表格といえるが、最近になり工場施設の市外移転が発表された。その他、JT横浜ゴムキヤノン古河電工SUMCO TECHXIV関西ペイント三菱樹脂田中貴金属JSP、ボールペン等の製造会社パイロット、丸紅建材リース、薬品の第一三共不二家高砂香料工業などの工場がある。これらの多くが戦前戦中にかけて現在の市域に存在したいくつもの巨大な軍需工場が戦後解体され、その跡地に移転・新設されたものである。ちなみに前述の工場群の他、平塚市総合公園・平塚市役所・市立江陽中学校・県立平塚中等教育学校もかつての海軍火薬廠の跡地に新設されたものである。

商業では平塚駅にJR系駅ビルのラスカや平塚唯一の百貨店である梅屋が所在している他、近年では市内にある食品が主力のスーパーに加え、オリンピックウォルマート傘下の西友イオン系列のマックスバリュなどの大型SCが進出している。過去には十字屋長崎屋(昭和23年1月、岩田孝八が平塚市内で創業した衣料品店が同チェーンの第一号店である。平成20年9月30日休業)・ダイクマが本社や本店を平塚市に置いていた。また大型家電量販店ケーズデンキ、テックランド(ダイクマ=ヤマダ電機)、コジマや国道129号などの沿線にみられる外食チェーンなど店舗なども多い。TRIバンクの提携する平塚信用金庫も本店を置いている。農業協同組合はJA湘南が担っている。(本店も平塚市内にある)

市内を走る路線バスは全て神奈川中央交通グループが担っている。本社は平塚市八重咲町に所在しており、平塚駅南口には神奈中グループのグランドホテル神奈中平塚がある。(元々の名称は平塚グランドホテル)

姉妹都市・提携都市

日本国内

姉妹都市

提携都市

日本国外

姉妹都市

地域

教育

小学校

平塚市立

  • 旭小学校
  • 大野小学校
  • 大原小学校
  • 岡崎小学校
  • 勝原小学校

  • 金田小学校
  • 神田小学校
  • 吉沢小学校
  • 城島小学校
  • 相模小学校

  • 真土小学校
  • 金目小学校
  • 崇善小学校
  • 土屋小学校
  • 豊田小学校

  • 中原小学校
  • なでしこ小学校
  • 花水小学校
  • 富士見小学校
  • 松が丘小学校

  • 松延小学校
  • 松原小学校
  • みずほ小学校
  • 港小学校
  • 南原小学校

  • 山下小学校
  • 八幡小学校
  • 横内小学校

中学校

平塚市立

神奈川県立

高等学校

公立

(大原を中等教育学校へ移管し2009年設置)
私立

特別支援学校

短期大学

大学

知的障碍児通園施設
  • アグネス園
心身障碍児通園事業関係施設
  • 平塚市福祉事業センター
肢体不自由児養護施設
その他
  • 進和学園
  • 麦の家

図書館

  • 平塚市中央図書館
  • 平塚市北図書館
  • 平塚市南図書館
  • 平塚市西図書館

博物館・美術館

  • 平塚市博物館
  • 平塚市美術館

公民館

  • 市内に25ヶ所

交通

鉄道路線

市内に所在するのは平塚駅のみだが、北端市境を越えた位置に小田急小田原線が通っており、北部から東京・横浜方面へ向かうには同線の利用が最短経路となる。東海大学前駅は市境に最も近い。

北部を東海道新幹線が通過し、駅の設置(相模新駅)を望む声がある。藤沢市湘南台駅から相鉄いずみ野線を延伸計画もあるが、免許は保有するものの開業の目処は立っていない。

バス路線

道路

高速道路有料道路

※予定区間である海岸沿いの地元住民の反対(景観が悪くなる等)が根強く、着工に至っていない。ただ国道1号国道134号の慢性的な渋滞緩和解消の為に望む声は平塚市民も含め周辺住民より多数あり、反対住民案である半地下化など、施工方法も含めて協議中である。

一般国道

県道

主要地方道
一般県道

スポーツ

平塚市総合公園内の施設
馬入ふれあい公園内の施設

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

レジャー

  • 平塚競輪場
  • 湘南ひらつかビーチパーク(護岸工事により2002年から海水浴が可能になった)

祭り

  • 緑化まつり
  • 湘南ひらつか七夕まつり
  • 湘南ひらつか花火大会
  • 豊八幡神社例大祭
  • 須賀 三嶋神社例大祭
  • 中原 日枝神社奉祝祭
  • 湘南よさこい祭り

伝統芸能

出身の有名人

注脚

  1. 須賀・馬入(かつての須馬町)地区の一部は相模川左岸(東側)に所在。

関連項目

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外部リンク

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