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'''大谷 敬二郎'''（おおたに けいじろう、[[1897年]][[9月7日]] - [[1976年]][[12月9日]]）は、日本の[[大日本帝国陸軍|陸軍]][[軍人]]、[[憲兵]]。最終階級は憲兵[[大佐]]。
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'''大谷 敬二郎'''（おおたに けいじろう、[[1897年]][[9月7日]] - [[1976年]][[12月9日]]）は、[[日本陸軍]]の[[軍人]]、[[憲兵]]将校。最終階級は憲兵[[大佐]]。
  
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== 略歴 ==
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== 経歴 ==
 
=== 戦前 ===
 
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*1919年5月 [[陸軍士官学校 (日本)|陸軍士官学校]]卒業（31期）
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*同年12月 [[歩兵]][[少尉]]
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*1897年（明治30）9月7日生まれ。
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*1922年 歩兵[[中尉]]
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*1919年（大正8）5月、[[陸軍士官学校]]卒業（31期）。同年12月、歩兵少尉。
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*1929年 歩兵[[大尉]]
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*1922年（大正11）歩兵中尉。
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*1930年 [[憲兵 (日本軍)|憲兵]][[大尉]]
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*1929年（昭和4）歩兵大尉。
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*1932年 [[東京大学|東京帝国大学]][[法学部]]に派遣
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*1930年（昭和5）[[憲兵]]大尉。
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*1936年 憲兵[[少佐]]
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*1932年（昭和7）[[東京帝国大学]]法学部に派遣。
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*1938年 [[東京憲兵隊]]特高課長
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*1936年（昭和11）憲兵少佐。
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*同年12月 [[治安維持法]]違反容疑で[[浅原健三]]らを検挙（浅原事件）{{Sfn|大谷|1957|pp=112-136}}。
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*1938年（昭和13）[[東京憲兵隊]]特高課長。同年12月 [[治安維持法]]違反容疑で浅原健三らを検挙（[[浅原事件]]）{{Sfn|大谷|1957|pp=112-136}}。
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*1939年 憲兵[[中佐]]
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*1939年（昭和13）憲兵中佐。同年3月中旬、浅原事件の捜査完了、浅原を[[上海]]に追放{{Sfn|大谷|1957|pp=112-136}}。
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*同年3月中旬 浅原事件の捜査完了、浅原を[[上海]]に追放<ref>{{Harvtxt|大谷|1957|pp=112-136}}。浅原は1944年7月末に[[津野田事件]]（[[津野田知重]]らによる[[東条英機]]暗殺未遂事件）の黒幕として再度逮捕された（{{Harvnb|大谷|1957|pp=137-141}}）。</ref>。
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*1940年（昭和15）7月、[[コックス事件]]{{Sfn|大谷|1957|pp=74-96}}。
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*1940年7月 [[コックス事件]]{{Sfn|大谷|1957|pp=74-96}}
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*同年8月、[[救世軍]][[救世軍弾圧事件|弾圧事件]]を指揮{{Sfn|大谷|1957|pp=97-111}}。
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*同年8月 [[救世軍]][[救世軍弾圧事件|弾圧事件]]を指揮{{Sfn|大谷|1957|pp=97-111}}。
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*1941年（昭和16）4月、[[京都]]憲兵隊長{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*1941年4月 [[京都]]憲兵隊長{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*同年7月、[[第1野戦憲兵隊]]司令部員{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*同年7月 [[第1野戦憲兵隊]]司令部員{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*同年、憲兵大佐
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*同年 憲兵[[大佐]]
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*1942年（昭和17）1月、[[憲兵司令部]]附{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*1942年1月 [[憲兵司令部]]附{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*同年3月、[[マライ軍政監部#警務 (治安) 部長|第25軍（のちマライ軍政監部）警務部]]長（-1943年8月）{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*同年3月 [[マライ軍政監部警務部|第25軍（のちマライ軍政監部）警務部]]長（-1943年8月）{{Sfn|大谷|1973|p=187}}
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*1944年（昭和19）7月末、[[横浜憲兵隊]]長{{Sfn|大谷|1957|pp=137-141}}
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*1944年7月末 横浜憲兵隊長{{Sfn|大谷|1957|pp=137-141}}
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*同年11月、東京憲兵隊長
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*同年11月 東京憲兵隊長
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*1945年（昭和20）4月中旬、[[吉田茂]]を逮捕{{Sfn|大谷|1957|pp=13-73}}。
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*1945年4月中旬 [[吉田茂]]を逮捕{{Sfn|大谷|1957|pp=13-73}}
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*同年5月22日、[[東京上野憲兵隊事件]]に関与。
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*同年5月22日 [[東京上野憲兵隊事件]]<ref>同日未明の[[東京空襲]]で撃墜され逃亡中に警防団員を殺害した[[B29]]搭乗員が、憲兵隊によって処刑された事件</ref>に関与
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*同年8月、[[東部憲兵隊]]司令官。
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*同年8月 東部憲兵隊司令官
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=== 戦後 ===
 
=== 戦後 ===
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*1945年8月21日 東部憲兵司令官更迭{{Sfn|大谷|1957|p=230}}
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1945年8月21日、東部憲兵司令官更迭。同年9月 [[広島]]転任。同年11月1日 憲兵全員に[[復員]]命令が下り、同月2日、東京へ帰還。憲兵司令部は米軍に接収され、2,3日おきに[[九段下]]の都電停留所前の残務整理部に通った。{{Sfn|大谷|1957|pp=230-232}}
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*同年9月 [[広島]]転任{{Sfn|大谷|1957|p=230}}
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*同年11月1日 憲兵全員に[[復員]]命令が下り、2日、東京へ帰還{{Sfn|大谷|1957|p=231}}。憲兵司令部は米軍に接収され、2,3日おきに[[九段下]]の都電停留所前の残務整理部に通う{{Sfn|大谷|1957|p=232}}。
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同月中旬、[[長崎県]][[波佐見町|上波佐見町]]の、戦時中家政婦をしてもらっていた藤田春恵の実家に寓居。東京の残務整理部から呼出しを受けて、東京-佐賀を何度か往復した。{{Sfn|大谷|1957|pp=233-234}}
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*同月中旬、[[長崎県]][[波佐見町|上波佐見町]]の戦時中家政婦をしてもらっていた藤田春恵の実家に寓居{{Sfn|大谷|1957|p=233}}。東京の残務整理部から呼出しを受け、東京-佐賀を何度か往復{{Sfn|大谷|1957|p=234}}。
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*同年12月末 [[中国復員部]]の要請で広島へ{{Sfn|大谷|1957|p=234}}。
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同年12月末 [[中国復員部]]の要請で広島へ{{Sfn|大谷|1957|p=234}}。
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*1946年1月 東京へ帰還{{Sfn|大谷|1957|p=234}}。[[東京上野憲兵隊事件|捕虜搭乗員の取扱い]]での戦犯指名をおそれ、再び長崎へ{{Sfn|大谷|1957|p=235}}。のち[[佐賀県]]の[[嬉野温泉]]へ移る{{Sfn|大谷|1957|p=235}}。
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*同年4月18日、嬉野温泉の寓居で[[BC級戦犯]]容疑者として出頭命令を受ける{{Sfn|大谷|1957|p=229}}
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1946年1月、東京へ帰還{{Sfn|大谷|1957|p=234}}。[[東京上野憲兵隊事件|捕虜搭乗員の取扱い]]での戦犯指名をおそれ、再び長崎へ{{Sfn|大谷|1957|p=235}}。のち[[佐賀県]]の[[嬉野温泉]]へ移った{{Sfn|大谷|1957|p=235}}。
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*同月22日、東京の自宅へ戻るも、同月24日から家政婦・平野真紗子と[[御嶽駅]]から[[奥多摩]]の山中へ入り、失踪{{Sfn|大谷|1957|p=238}}。平野は同年5月14日に自宅にいる大谷の長男・清と連絡するため里に下りたところを[[警視庁]]に逮捕される{{Sfn|大谷|1957|p=251}}。
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*同年7月中旬まで[[神金村]][[雲峰寺]]近くの鉱泉宿に滞在した後、1946年7月中旬から1947年3月まで[[大菩薩峠]]下の山荘「大菩薩山荘」、1947年4月から6月まで[[日川鉱泉]]に滞在し、同月に九州へ移動、1948年秋まで長崎県[[波佐見町|下波佐見村]]の藤田の親戚筋の家に寓居{{Sfn|大谷|1957|pp=251-260}}。
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同年4月18日、嬉野温泉の寓居で[[BC級戦犯]]容疑者として出頭命令を受けた{{Sfn|大谷|1957|p=229}}。同月22日に東京の自宅へ戻ったが、同月24日から家政婦・平野真紗子と[[御嶽駅]]から[[奥多摩]]の山中へ入り、失踪{{Sfn|大谷|1957|p=238}}。
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*1948年6月から、[[長崎港]]外の[[伊王島]]炭鉱、[[佐世保市|佐世保]]の[[大島炭鉱]]などへ茶の行商に出る{{Sfn|大谷|1957|pp=261-263}}。
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*同年9月、寄寓先の地権関係の書類を代筆したところ村の駐在にマークされ、同年11月に佐世保の池野<ref>{{Google maps | url = https://www.google.co.jp/maps/@33.2128018,129.7408767,19z | title = 佐世保の池野 | accessdate = 2016-04-23}}</ref>へ移り、1949年1月に佐世保の熊野町<ref>{{Google maps | url = https://www.google.co.jp/maps/place/〒857-0025+長崎県佐世保市熊野町 | title = 佐世保の熊野町 | accessdate = 2016-04-23}}</ref>へ移住{{Sfn|大谷|1957|pp=263-266}}。同年2月15日、藤田が警察に呼ばれたため、逃亡し[[国見山 (長崎県)|国見山]]中で10日ほど過ごした後、同月29日夜、長崎県[[大草駅]]近くで警戒中の警察官により逮捕される{{Sfn|大谷|1957|pp=267-276}}。
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*同年9月 東京上野憲兵隊事件で重労働10年の判決を受ける。
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*1956年 仮[[釈放]]。
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同年7月中旬まで[[神金村]][[雲峰寺]]近くの鉱泉宿に滞在した後、1946年7月中旬から1947年3月まで[[大菩薩峠]]下の山荘「大菩薩山荘」、1947年4月から6月まで[[日川鉱泉]]に滞在し、同月に九州へ移動。1948年秋まで長崎県[[波佐見町|下波佐見村]]の藤田の親戚筋の家に寓居した。{{Sfn|大谷|1957|pp=251-260}}。
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1948年6月から、[[長崎港]]外の[[伊王島]]炭鉱、[[佐世保市|佐世保]]の[[大島炭鉱]]などへ茶の行商に出ていた{{Sfn|大谷|1957|pp=261-263}}。
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1949年2月15日、藤田が警察に呼ばれたため、逃亡し[[国見山 (長崎県)|国見山]]中で10日ほど過ごした後、同月29日夜、長崎県[[大草駅]]近くで警戒中の警察官により逮捕される{{Sfn|大谷|1957|pp=267-276}}。
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同年9月 東京上野憲兵隊事件に関して[[アメリカ軍横浜裁判]]で重労働10年の判決を受ける。
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1956年、仮釈放。
  
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== 脚注 ==
 
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== 著書 ==
 
== 著書 ==
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*「昭和憲兵史」 [[みすず書房]]、新版あり
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*{{Aya|大谷|year=1978a}} 大谷敬二郎『捕虜』図書出版社、{{JPNO|78003267}}
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*「憲兵　元・東部憲兵隊司令官の自伝的回想」　新人物往来社、新版[[光人社NF文庫]]
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**改版：{{Aya|大谷|year=2009|mask=――}} 『捕虜 - 捕えられた日本兵たちのその後』〈光人社NF文庫 おN-602〉光人社、ISBN 978-4769826026
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*「軍閥」 図書出版社、新版光人社NF文庫
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*{{Aya|大谷|year=1975b|mask=――}} ―――――『皇軍の崩壊』図書出版社、{{JPNO|72005966}}
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*「皇軍の崩壊」　図書出版社
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**改版：{{Aya|大谷|year=1978b|mask=――}} 『陸軍80年』図書出版社、{{JPNO|79000226}}
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**改題新版　「陸軍80年」　図書出版社
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**改版：{{Aya|大谷|year=2014b|mask=――}} 『皇軍の崩壊 - 明治建軍から解体まで』〈光人社NF文庫 おN-856〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828563
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*「天皇の軍隊」　図書出版社
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*{{Aya|大谷|year=1975a|mask=――}} ―――――『戦争犯罪 - 戦犯裁判の真相』新人物往来社、{{JPNO|72006460}}
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*「捕虜　捕らえられた日本兵たちのその後」　図書出版社、新版光人社NF文庫
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*{{Aya|大谷|year=1973b|mask=――}} ―――――『二・二六事件』図書出版社、{{JPNO|73011023}}
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*「二・二六事件　流血の四日間」　図書出版社
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*{{Aya|大谷|year=1973a|mask=――}} ―――――『憲兵‐自伝的回想』新人物往来社、{{JPNO|73010150}}
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*「二・二六事件の謎　昭和クーデターの内側」　[[柏書房]]、新版あり
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*{{Aya|大谷|year=1972|mask=――}} ―――――『天皇の軍隊』図書出版社、{{JPNO|72008191}}
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*「戦争犯罪」  [[新人物往来社]]
+
**改版：{{Aya|大谷|year=2015|mask=――}} 『統帥権とは何か - 軍事が政治に介入した恐るべき時代』〈光人社NF文庫 おN-890〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828907
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*「憲兵秘録」 [[原書房]]
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*{{Aya|大谷|year=1971|mask=――}} ―――――『軍閥』図書出版社、{{JPNO|72002794}}
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* {{Cite book|和書|last = 大谷|year = 1973|first = 敬二郎|authorlink =大谷敬二郎 |author-mask= 2 |title = 憲兵‐自伝的回想 |publisher = 新人物往来社 |date= 1973-3 |ref = harv}}
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** 改版：{{Aya|大谷|year=2014a|mask=――}} 『軍閥 - 二・二六事件から敗戦まで』〈光人社NF文庫 おN-835〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828358
−
* {{Cite book|和書|last = 大谷|year = 1957|first = 敬二郎|authorlink =大谷敬二郎 |author-mask= 2 |title = にくまれ憲兵|publisher = 日本週報社|id= {{NDLJP |1707880}}{{クローズドアクセス}} |ref= harv}}
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*{{Aya|大谷|year=1968|mask=――}} ―――――『憲兵秘録』原書房、{{NDLJP|9581736}}{{閉}}
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*{{Aya|大谷|year=1967|mask=――}} ―――――『二・二六事件の謎 - 昭和クーデターの内側』柏書房、{{NDLJP|2989262}}{{閉}}
 +
**再版：{{Aya|大谷|year=1975c|mask=――}} {{JPNO|73013087}}
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**改版：{{Aya|大谷|year=2012|mask=――}} 〈光人社NF文庫 おN-726〉潮書房光人社、ISBN 978-4769827269
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*{{Aya|大谷|year=1966|mask=――}} ―――――『昭和憲兵史』みすず書房、{{JPNO|2992885}}
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**再版：{{Aya|大谷|year=1979|mask=――}} {{JPNO|79018697}}
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*{{Aya|大谷|year=1959|mask=――}} ―――――『落日の序章 - 昭和陸軍史 第1部』八雲書店、{{NDLJP|9582888}}{{閉}}
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*{{Aya|大谷|year=1957|mask=――}} ―――――『にくまれ憲兵』日本週報社、{{NDLJP|1707880}}{{閉}}
  
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{{Normdaten}}
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==付録==
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{{DEFAULTSORT:おおたに けいしろう}}
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=== 脚注 ===
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[[Category:大日本帝国陸軍軍人]]
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{{Reflist|20em}}
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[[Category:日本の憲兵]]
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[[Category:BC級戦犯]]
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=== 参考文献 ===
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[[Category:滋賀県出身の人物]]
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*大谷の著書については、[[#著書]]を参照。
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{{デフォルトソート:おおたに けいしろう}}
 
[[Category:1897年生]]
 
[[Category:1897年生]]
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[[Category:滋賀県出身の人物]]
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[[Category:日本陸軍の軍人]]
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[[Category:日本の憲兵将校]]
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[[Category:東京憲兵隊]]
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[[Category:日本占領下のシンガポール]]
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[[Category:BC級戦犯]]
 
[[Category:1976年没]]
 
[[Category:1976年没]]

2020年5月10日 (日) 14:28時点における版

大谷 敬二郎（おおたに けいじろう、1897年9月7日 - 1976年12月9日）は、日本陸軍の軍人、憲兵将校。最終階級は憲兵大佐。

経歴

戦前

style 出典注のない文があると言っていた人がいたようです。

戦後

1945年8月21日、東部憲兵司令官更迭。同年9月 広島転任。同年11月1日 憲兵全員に復員命令が下り、同月2日、東京へ帰還。憲兵司令部は米軍に接収され、2,3日おきに九段下の都電停留所前の残務整理部に通った。[7]

同月中旬、長崎県上波佐見町の、戦時中家政婦をしてもらっていた藤田春恵の実家に寓居。東京の残務整理部から呼出しを受けて、東京-佐賀を何度か往復した。[8]

同年12月末 中国復員部の要請で広島へ[9]。

1946年1月、東京へ帰還[9]。捕虜搭乗員の取扱いでの戦犯指名をおそれ、再び長崎へ[10]。のち佐賀県の嬉野温泉へ移った[10]。

同年4月18日、嬉野温泉の寓居でBC級戦犯容疑者として出頭命令を受けた[11]。同月22日に東京の自宅へ戻ったが、同月24日から家政婦・平野真紗子と御嶽駅から奥多摩の山中へ入り、失踪[12]。

平野は同年5月14日に自宅にいる大谷の長男・清と連絡するため里に下りたところを警視庁に逮捕された[13]。

同年7月中旬まで神金村雲峰寺近くの鉱泉宿に滞在した後、1946年7月中旬から1947年3月まで大菩薩峠下の山荘「大菩薩山荘」、1947年4月から6月まで日川鉱泉に滞在し、同月に九州へ移動。1948年秋まで長崎県下波佐見村の藤田の親戚筋の家に寓居した。[14]。

1948年6月から、長崎港外の伊王島炭鉱、佐世保の大島炭鉱などへ茶の行商に出ていた[15]。

同年9月、寄寓先の地権関係の書類を代筆したところ、村の駐在にマークされ、同年11月に佐世保の池野[16]へ移り、1949年1月に佐世保の熊野町[17]へ移住[18]。

1949年2月15日、藤田が警察に呼ばれたため、逃亡し国見山中で10日ほど過ごした後、同月29日夜、長崎県大草駅近くで警戒中の警察官により逮捕される[19]。

同年9月 東京上野憲兵隊事件に関してアメリカ軍横浜裁判で重労働10年の判決を受ける。

1956年、仮釈放。

著書

  • 大谷 (1978a) 大谷敬二郎『捕虜』図書出版社、JPNO 78003267
    • 改版：―― (2009) 『捕虜 - 捕えられた日本兵たちのその後』〈光人社NF文庫 おN-602〉光人社、ISBN 978-4769826026
  • ―― (1975b) ―――――『皇軍の崩壊』図書出版社、JPNO 72005966
    • 改版：―― (1978b) 『陸軍80年』図書出版社、JPNO 79000226
    • 改版：―― (2014b) 『皇軍の崩壊 - 明治建軍から解体まで』〈光人社NF文庫 おN-856〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828563
  • ―― (1975a) ―――――『戦争犯罪 - 戦犯裁判の真相』新人物往来社、JPNO 72006460
  • ―― (1973b) ―――――『二・二六事件』図書出版社、JPNO 73011023
  • ―― (1973a) ―――――『憲兵‐自伝的回想』新人物往来社、JPNO 73010150
  • ―― (1972) ―――――『天皇の軍隊』図書出版社、JPNO 72008191
    • 改版：―― (2015) 『統帥権とは何か - 軍事が政治に介入した恐るべき時代』〈光人社NF文庫 おN-890〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828907
  • ―― (1971) ―――――『軍閥』図書出版社、JPNO 72002794
    • 改版：―― (2014a) 『軍閥 - 二・二六事件から敗戦まで』〈光人社NF文庫 おN-835〉潮書房光人社、ISBN 978-4769828358
  • ―― (1968) ―――――『憲兵秘録』原書房、NDLJP 9581736 (閉)
  • ―― (1967) ―――――『二・二六事件の謎 - 昭和クーデターの内側』柏書房、NDLJP 2989262 (閉)
  • ―― (1966) ―――――『昭和憲兵史』みすず書房、JPNO 2992885
  • ―― (1959) ―――――『落日の序章 - 昭和陸軍史 第1部』八雲書店、NDLJP 9582888 (閉)
  • ―― (1957) ―――――『にくまれ憲兵』日本週報社、NDLJP 1707880 (閉)

付録

脚注

  1. ↑ 1.0 1.1 大谷 1957 112-136
  2. ↑ 大谷 1957 74-96
  3. ↑ 大谷 1957 97-111
  4. ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 大谷 1973 187
  5. ↑ 大谷 1957 137-141
  6. ↑ 大谷 1957 13-73
  7. ↑ 大谷 1957 230-232
  8. ↑ 大谷 1957 233-234
  9. ↑ 9.0 9.1 大谷 1957 234
  10. ↑ 10.0 10.1 大谷 1957 235
  11. ↑ 大谷 1957 229
  12. ↑ 大谷 1957 238
  13. ↑ 大谷 1957 251
  14. ↑ 大谷 1957 251-260
  15. ↑ 大谷 1957 261-263
  16. ↑ Google Maps - 佐世保の池野 2016-04-23
  17. ↑ Google Maps - 佐世保の熊野町 2016-04-23
  18. ↑ 大谷 1957 263-266
  19. ↑ 大谷 1957 267-276

参考文献

  • 大谷の著書については、#著書を参照。
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