名古屋鉄道 (アンサイクロペディア)
名古屋鉄道(なごやてつどう)は、名古屋共和国と岐阜県を縦横無尽に走る、大手私鉄の一つとされる鉄道会社である。略称は名鉄あるいは迷鉄(めいてつ)である。主要駅の名鉄名古屋駅は日本一忙しい駅として名古屋共和国民のストレスになっている。また、一時期よりは減ったものの駅の数が私鉄の中では最多である。犬山~犬山口間は近すぎるため車よりも遅い速度で運行している。さらに瀬戸線の尼ヶ坂~清水間はアナウンスもできないほどに近い。
なおニコニコ動画やYouTubeでもしばしば迷・名列車で行こうのネタにされ、小銭稼ぎに利用されている。下記に紹介されているものはその一部にすぎない。
概要
主要路線の名鉄名古屋本線はJR東海道本線と競合しているため、出来る限りの高速運転を行ったり、クロスシート車を走らせているが、市街地を縫うように建設されたために線形が非常に悪く、JRの電車に抜かれている。その上、豊橋駅では電車の本数を制限されていたり、名鉄岐阜駅では高架の柱が邪魔で単線にされたりと、何かとJRにいじめられている。しかし名鉄の最大のライバルは、マイカーである。トヨタ自動車のお膝元ゆえに。鉄道路線がライバルなわけではない、安泰な路線なのだ。
名鉄の路線は、そのほとんどが名古屋本線を軸にしてあらゆる方向に分岐しているため、ひとたび名鉄名古屋駅付近でグモや脱線事故が起こるとたちまち他路線に影響して運行がストップしてしまう。また常滑線は、地元民からは人身事故の宝庫として名高い。したがって中部国際空港へ電車で向かう旅客には、少なくとも飛行機出発の2時間前までに空港駅に到着する列車を利用、あるいはバスを利用することが推奨される。朝一番の地方への国内線便へは、日が昇らない内にタクシーでJR駅→JRで金山駅から空港へとなってしまう謎な利用をすることになる。
名鉄の路線は全部このような状態なので、自社のどの路線にも接続していない瀬戸線が独り勝ちになる。しかしその瀬戸線も列車妨害の名所となっているので、もうどうしようもない鉄道会社である。
近年は撤退・縮小・再編を繰り返していたが、空港線を開業したことで自信が付き、一応攻めの姿勢も見せ始めた。
また、忘れてはならない趣味が「特別停車」である。2005年に断ち切ろうとしたがやめられず、最近はまた増やし始めている。名鉄名古屋駅や金山駅でも、京浜急行電鉄に負けじと朝ラッシュや「逝っとけダイヤ」も趣味の1つなのだろう。この時の特別車の料金は無料となり、混雑が予想される。
これだけ大きい鉄道会社であるにも関わらず、駅構内のバリアフリー化や駅員無配置駅の有人化がほとんど行われていない。バリアフリーが進まないことに関しては高齢者や身体が不自由な方々は車を利用する傾向にあることが背景にある。→2013年バリアフリー化へ、管理システムで有人→無人になった。列車表示だって、電光掲示板になったのはつい最近2010年からの数年計画での傾向で、その前まで「パタパタ」(ソラリー式)となるのは主要駅でも然りだった。これは同国民がダイヤを正確に把握していることが関係している[1]。
しかし、名古屋圏の私鉄は近鉄と名鉄だけなので、地元民は「それが常識」と思っているために、KQを見ても誰も気にしないと言う認識な位のクオリティである。せめて言えば外国語表示で気づく位? それに近鉄でも近鉄四日市駅・賢島駅・吉野駅などの主要駅でもパタパタなソラリー式であったり、丁寧すぎる自動放送で(以下略)なので、関東偏重の鉄道ファンでそれに気づくのは上級者のみと言える。
2000年はもっと特別停車駅数は2000件近くとすごかった。列車種別が「特急・急行・普通」しか実質的になかったためである。しかし、その後に『鉄道ピクトリアル』に数回特集される位には岐阜市での粛清されましたや中部国際空港駅も含めて後述みたいに列車種別がカオスになってしまった件は言うまでもない[2]。
同社が大手私鉄である所以
路線長は私鉄3位。売り上げ高は6300億で私鉄4位。なお、1位は近鉄で1兆2500億、2位は東急で1兆1000億、3位は阪急阪神で6750億、5位は東武で6000億である(H25-26)。
なお、西鉄がICカードnimocaを導入した時点で、大手私鉄とされる事業者で唯一ICカード乗車券を導入していない貴重な存在となっていたが、2011年2月にICカード乗車券を導入した。名称は紆余曲折の末manacaとなった。命名の由来は、公式には「日本の真ん中だから」とされているが、真相不明。一説には小牧系統があるから、愛佳さん登場でお察し下さい。
ダイヤ
あまり知られてはいないが、名鉄では常に大量の列車が多種多様な方向へ運転されている。分割併合も多数行われる。特に名古屋付近はデイタイムでも2分に1本間隔でダイヤが設定されている。
また、途中で種別を変更したり、停まるはずのない駅に特別停車したりといったことがごく普通に存在するため、地元民であっても慣れていないと乗り間違う。たとえば、犬山経由岐阜行き。国府宮と一宮を通らずに、犬山方面を走って、各務原線を通り、岐阜につくという、紛らわしい電車である。そもそもなぜそのような列車が必要なのか。名鉄本線を利用する人々は、大変困惑している。極め付けは土・休日を除き毎朝運転される急行犬山経由吉良吉田行き(名古屋から普通、鳴海から急行、新安城から準急。豊明・北安城停車)である。2両で岐阜を出発し、新鵜沼で2+4を増結し8両になり、鳴海で後ろ4両を切り離し普通豊明にする、というものである。ちなみに岐阜から来た2両は最後尾につくので、岐阜から吉良吉田行きと書いてあるのに吉良吉田に行かない[3][4]。
種別
- ミュースカイ(全車特別車)
- 名古屋から中部国際空港を結ぶ、それなりに速い列車である。名古屋以北では回送特急という種別に変更し、岐阜や新鵜沼まで遊びに来る。しかし乗客数からしてリアル回送だった岐阜行きが削られた。立席でもミューチケットと呼ばれるポケモンカードを360円も払って購入しなければならない。
- 快速特急(一部特別車)
- 名古屋と豊橋を49分で結ぶ列車である。かつては47分で結んでいた時代もあった。倒壊の新快速は同じ区間を45分で結んでいたが、早くイクことこそ正義だと思っていた会社がエクストリーム・鉄道事故を起こしたせいで51分になっており、唯一名鉄が一石を投じられている。犬山線では神宮前から特急に、本線岐阜方面は国府宮から準急になる。
- 特急(一部特別車または全車一般車)
- 特に急がないが、名古屋から岐阜まで28分、豊橋まで53分、新鵜沼まで30分で結ぶ列車である。前述のエクストリーム後は、本気を出さなくても大丈夫なダイヤにしてある。何年かに一回全車一般車タイプが登場しては消える、と言ってたら平日の河和・内海特急が全車一般車になった。なお、河和線特急も阿久比から(朝夕は太田川から)急行になる。
- 快速急行
忘れ去られた種別である。快く速く無く、急いで行かない種別であるというのは言うまでもない。名古屋本線を岐阜から名古屋に走る電車は、栄生駅しか飛ばさない謎な種別。急行と1分位しか変わらない、無意味な電車。平日朝の南下方面(セントレア逝きでも然り)のみやたら増加中。大里や大江に臨時停車する急行以下のものもできてしまった。
- 急行
- 急いで行かない。特に開かずの踏切のある加納、石刀、今伊勢及び普通電車が前方を走っていることが多い男川ではことさらダラダラと走り、イライラに拍車をかける。最近では縮小と減車が生きがいである。常滑線や河和線では一部特別車の急行も走っていた。瀬戸線の急行は追い抜かない癖に利用者がそこそこ多い瓢箪山や尼ヶ坂を高速でぶっ飛ばすため嫌われ者である。
- 準急
- 基本的に普通がいくつか駅を飛ばせば準急になるのは内緒。あそこやそことかあれの準急ほど酷くは無いが、急いで行かない。時々新川橋駅と西枇杷島駅を通過させるためだけに須ヶ口~名古屋間で普通に準急名義を貸すこともある。
- 普通
- ここ10年でかなり拡張された(一部準急も含む)。知多新線では唯一、一部特別車の普通もある、などとバカにしていたら本当に全駅停車になってしまった。ダラダラ走り、後ろの電車を詰まらせたり踏切をずっと閉めさせるのでかなり嫌われている。普通が普通に普通停車駅を通過していた時代もあった(事実)。逝っとけダイヤになると普通が普通に普通を抜かすこともある(これも事実)。
- 一番分かりやすいのが、岐阜始発でも須ヶ口と言う途中駅でパスポート審査で止められ、東西な枇杷島・名古屋すら直通で行けない怠け者。火災関白の公認で名古屋共和国をパスポートVISAをJRキップやICカードで省略するJR新幹線では絶対にあり得ない逆転現象と言える。