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'''千乃 裕子'''(ちの ゆうこ、本名・増山英美、[[1934年]][[1月26日]]([[3月2日]]説もある) - [[2006年]][[10月25日]]) は、啓蒙団体[[千乃正法]]の代表。[[大阪府]][[池田市]]出身。池田市に住む以前は[[京都市]]に住んでいた。[[梅花短期大学]]卒業。1977年に書籍『天国の扉』を出版し、宗教と科学は宇宙の真理を違う側面から追求したもので本来は同じものであるとする「宗教と科学の一致論」を説いた。若き日はその美貌により、1970年代から教団の[[アイドル]]的存在であったとされる謎の女性である。
'''千乃 裕子'''(ちの ゆうこ、本名・増山英美、[[1934年]][[1月26日]]([[3月2日]]説もある) - [[2006年]][[10月25日]]) は、啓蒙団体[[千乃正法]]の代表。[[大阪府]][[池田市]]出身。池田市に住む以前は[[京都市]]に住んでいた。[[梅花短期大学]]卒業。1977年に書籍『天国の扉』を出版し、宗教と科学は宇宙の真理を違う側面から追求したもので本来は同じものであるとする「宗教と科学の一致論」を説いた。
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*主な著書
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== 人物像 ==
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* 自らを、彼らが崇拝する「ミカエル大王」の妃であると主張している。また、思想的には[[反共主義|反共]]の立場を取っており、産経新聞を愛読している。[[2003年]]前期に[[パナウェーブ研究所]]による白装束集団の謎の大移動は[[ワイドショー]]などで大々的に報道され、世間を騒がせた。
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* 末期[[悪性腫瘍|がん]]の患者であると主張していたが、監察医・[[上野正彦]]の話によれば実際の死因は[[脳梗塞]]か[[心筋梗塞]]だという。
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* 共産[[ゲリラ]]から「'''しめつけ痴漢ビーム'''」による'''[[失禁]]'''攻撃を受けている、と主張している。
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* [[ハエ]]を可愛がり、一匹ずつに名前をつけているという。
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* [[南京事件 (1937年)|南京事件]]は、ソ連軍による日本人虐殺だったと主張している。
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* 著書などで、共産主義者をはじめとする[[左翼]]を激しく非難している。
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* 30歳代後半に自宅近くの商店街を[[ストリーキング (パフォーマンス)|ストリーキング]]しては他人の目を惹いていたのは事実であったと、当時の商店街会長の証言がある。更にこの件について裁判沙汰となったが敗れた。千乃裕子が千乃正法会を立ち上げたのはさらに後年で、[[GLA総合本部|GLA]]の開祖[[高橋信次 (宗教家) |高橋信次]]が亡くなってからである。その時はすでに40歳代半ばで美貌では信者は集まらなかった。信者が集まったのは、千乃裕子が高橋信次の後継者であると名乗り、たま出版から著書「天国の扉」を出版し、当時すでに後継者としてGLAの指導者となっていた[[高橋佳子]](高橋信次の娘)の教義に不満を持つGLA信者の一部から支持を得たからである。しかし、千乃正法会を立ち上げる際に支援した支持者たちは千乃裕子に接し実像を知ると失望し、次々と脱会し、初期からの千乃正法会幹部は数人が残る程度となり他は全て新しいメンバーで占められた。
  
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== エピソード ==
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* 機関誌の中の「天上界からメッセージ」は千乃裕子が一人で書いた物ではなく、それぞれの天使担当の複数の幹部信者によって書かれたものだと、当時千乃裕子に次ぐ教団No.2でガブリエルの天使名でメッセージを書いていた幹部が、脱会後に週刊誌にて暴露している。
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* 千乃裕子の大学時代の同級生が、その頃から千乃が「私もうすぐ死ぬのよ」と言い続けていたとテレビ局の取材で証言している。その後、千乃正法会を立ち上げた後も「もうすぐ私は死ぬ」と書き続けた。しかし、実際に死んだのは72歳になってからだった。
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* 教団が出来て間もない頃、「ソビエト(現ロシア)軍が日本に侵攻してくる」と突然言い出し(ソ連脅威論)、千乃の言葉を信じた信者の一部が家財一切合財を処分してアメリカに逃げた。しかし、何も起こらなかった。
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* ある日突然千乃が「人類は後1年で滅亡する。その前に信者達だけUFOに乗って地球を脱出する。」と言い出し、迎えのUFOが福井県の教団本部の裏山に着陸するから、着陸に邪魔な杉の木を伐採するように信者に言いつけ、山の所有者の承諾もなく無断で30本もの杉の木を伐採させたが、結局UFOはやってこなかった。それに関して千乃裕子は「来る途中でUFOが事故に遭遇して爆発してしまった」と機関誌LRで述べている。
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* 著書『天国の証』の中で、サタン(悪魔側)と双子の兄弟エルランティー(天使側)は、天使と悪魔の最終決戦でサタンと共に燃え尽きた(消滅した)と書いておきながら、信者からのエルランティーを惜しむ声が強いので、千乃が死ぬ数年前に機関誌にて「実はエルランティーはサタンと共に消滅したと見せかけて、隠れて様子を伺っていた」とし、エルランティーを復活させて「天上界からメッセージ」でエルランティー名でメッセージを書いていた。
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* 『天国の証』を出版後、サタン(悪魔)側との決戦で大勢の善霊がサタンに消滅させられ、個人を守護や指導する善霊の数が足りないので、まだ生き残っている悪霊が個人に悪さをするのを防ぎきる事ができないため、屋外に出る時はカバンなどに数冊、寝る時には部屋の四隅にそれぞれ数十冊『天国の扉』や『天国の証』を持ち歩いたり積み上げたりしておけば、「天国シリーズ」からは悪霊が嫌がる天上界高次元からの光が出ているので守護霊や指導霊の代わりになるからとの触れ込みで、信者一人一人に数冊から数十冊の『天国の扉』や『天国の証』を買わせていた。
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* 機関誌にて、医学の知識も医師の資格もないにも関わらず、あたかもその健康薬がそれぞれの病気に効くかの如く説明して販売していた。
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* 2003年8月に、信者で機関誌にも度々執筆していた福岡教育大助教授(当時40歳)が変死し信者5人が逮捕された時、変死した助教授の親が、息子が信じた気持ちを考慮して民事訴訟を控えたにもかかわらず、千乃裕子は機関誌で、この変死した助教授を「消滅宣告」した。
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* 1985年に[[群馬県]][[高天原山]]に墜落した[[日本航空123便墜落事故|日航機事故]]の事を「共産ゲリラからミサイル攻撃を受けて撃墜された」と機関誌で書いていた。
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* 著書『天国の証』で「本物の天上界は人が肉体を持って生きている時に、この人は死後に菩薩界に入ります。如来界に上がります。などと、死後においての地位を約束したりはしません。あくまで、その人が生前に成した徳の積み重ねによって決まるのです。」と書いておきながら、実際は千乃正法会に多額の寄付をした会員に、現世で生きているにもかかわらず、毎号の機関誌上にて「死後に菩薩界や如来界・天使界に入ります」と、死後においての地位を約束していた。逆に逆らった会員に対しては「死後に地獄に落ちる」「死後に霊として永遠の命は与えられないで消滅される」と脅迫していた。
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* 『天国の証』で「天上界の決定事項としまして、天変地異を伴う最後の審判は、地球環境を破壊するからとの理由で全て中止になりました」と書いていたが、その後20余年の間に世界各地で大地震・疫病・地崩れ・洪水・旱魃・津波・オゾンホール拡大・極地を含めた地球規模の温暖化といった天変地異が続出している。
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* 『天国の証』で「天上界は[[高橋信次]]氏の後継者は大阪在住の“女”であると発表した」と書き、「自分こそが高橋信次の後継者だ」と言っていたが、生前の高橋信次はGLA内で「自分の後継者は大阪在住の“男”である」と言っていた。
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==主な著書 ==
 
・『天国の扉』        1977年12月初版 たま出版
 
・『天国の扉』        1977年12月初版 たま出版
  
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・『フェニックスの翼に乗って』2008年6月初版 エルアール出版
 
・『フェニックスの翼に乗って』2008年6月初版 エルアール出版
 
 
 
 
== 人物像 ==
 
* 自らを、彼らが崇拝する「ミカエル大王」の妃であると主張している。また、思想的には[[反共主義|反共]]の立場を取っている。[[2003年]]前期に[[パナウェーブ研究所]]による白装束集団の謎の大移動は[[ワイドショー]]などで大々的に報道され、世間を騒がせた。
 
* 末期[[悪性腫瘍|がん]]の患者であると主張していたが、監察医・[[上野正彦]]の話によれば実際の死因は[[脳梗塞]]か[[心筋梗塞]]だという。
 
* 共産[[ゲリラ]]から「'''しめつけ痴漢ビーム'''」による'''[[失禁]]'''攻撃を受けている、と主張している。
 
* [[ハエ]]を可愛がり、一匹ずつに名前をつけているという。
 
* [[南京事件 (1937年)|南京事件]]は、ソ連軍による日本人虐殺だったと主張している。
 
* 著書などで、共産主義者をはじめとする[[左翼]]を激しく非難している。
 
* 30歳代後半に自宅近くの商店街を[[ストリーキング (パフォーマンス)|ストリーキング]]しては他人の目を惹いていたのは事実であったと、当時の商店街会長の証言がある。更にこの件について裁判沙汰となったが敗れた。千乃裕子が千乃正法会を立ち上げたのはさらに後年で、[[GLA総合本部|GLA]]の開祖[[高橋信次 (宗教家) |高橋信次]]が亡くなってからである。その時はすでに40歳代半ばで美貌では信者は集まらなかった。信者が集まったのは、千乃裕子が高橋信次の後継者であると名乗り、たま出版から著書「天国の扉」を出版し、当時すでに後継者としてGLAの指導者となっていた高橋佳子(高橋信次の娘)の教義に不満を持つGLA信者の一部から支持を得たからである。しかし、千乃正法会を立ち上げる際に支援した支持者たちは千乃裕子に接し実像を知ると失望し、次々と脱会し、初期からの千乃正法会幹部は数人が残る程度となり他は全て新しいメンバーで占められた。
 
 
== エピソード ==
 
* 機関誌の中の「天上界からメッセージ」は千乃裕子が一人で書いた物ではなく、それぞれの天使担当の複数の幹部信者によって書かれたものだと、当時千乃裕子に次ぐ教団No.2でガブリエルの天使名でメッセージを書いていた幹部が、脱会後に週刊誌にて暴露している。
 
* 千乃裕子の大学時代の同級生が、その頃から千乃が「私もうすぐ死ぬのよ」と言い続けていたとテレビ局の取材で証言している。その後、千乃正法会を立ち上げた後も「もうすぐ私は死ぬ」と書き続けた。しかし、実際に死んだのは72歳になってからだった。
 
* 教団が出来て間もない頃、「ソビエト(現ロシア)軍が日本に侵攻してくる」と突然言い出し(ソ連脅威論)、千乃の言葉を信じた信者の一部が家財一切合財を処分してアメリカに逃げた。しかし、何も起こらなかった。
 
* ある日突然千乃が「人類は後1年で滅亡する。その前に信者達だけUFOに乗って地球を脱出する。」と言い出し、迎えのUFOが福井県の教団本部の裏山に着陸するから、着陸に邪魔な杉の木を伐採するように信者に言いつけ、山の所有者の承諾もなく無断で30本もの杉の木を伐採させたが、結局UFOはやってこなかった。それに関して千乃裕子は「来る途中でUFOが事故に遭遇して爆発してしまった」と機関誌LRで述べている。
 
* 著書『天国の証』の中で、サタン(悪魔側)と双子の兄弟エルランティー(天使側)は、天使と悪魔の最終決戦でサタンと共に燃え尽きた(消滅した)と書いておきながら、信者からのエルランティーを惜しむ声が強いので、千乃が死ぬ数年前に機関誌にて「実はエルランティーはサタンと共に消滅したと見せかけて、隠れて様子を伺っていた」とし、エルランティーを復活させて「天上界からメッセージ」でエルランティー名でメッセージを書いていた。
 
* 『天国の証』を出版後、サタン(悪魔)側との決戦で大勢の善霊がサタンに消滅させられ、個人を守護や指導する善霊の数が足りないので、まだ生き残っている悪霊が個人に悪さをするのを防ぎきる事ができないため、屋外に出る時はカバンなどに数冊、寝る時には部屋の四隅にそれぞれ数十冊『天国の扉』や『天国の証』を持ち歩いたり積み上げたりしておけば、「天国シリーズ」からは悪霊が嫌がる天上界高次元からの光が出ているので守護霊や指導霊の代わりになるからとの触れ込みで、信者一人一人に数冊から数十冊の『天国の扉』や『天国の証』を買わせていた。
 
* 機関誌にて、医学の知識も医師の資格もないにも関わらず、あたかもその健康薬がそれぞれの病気に効くかの如く説明して販売していた。
 
* 2003年8月に、信者で機関誌にも度々執筆していた福岡教育大助教授(当時40歳)が変死し信者5人が逮捕された時、変死した助教授の親が、息子が信じた気持ちを考慮して民事訴訟を控えたにもかかわらず、千乃裕子は機関誌で、この変死した助教授を「消滅宣告」した。
 
* 1985年に[[群馬県]][[高天原山]]に墜落した[[日本航空123便墜落事故|日航機事故]]の事を「共産ゲリラからミサイル攻撃を受けて撃墜された」と機関誌で書いていた。
 
* 著書『天国の証』で「本物の天上界は人が肉体を持って生きている時に、この人は死後に菩薩界に入ります。如来界に上がります。などと、死後においての地位を約束したりはしません。あくまで、その人が生前に成した徳の積み重ねによって決まるのです。」と書いておきながら、実際は千乃正法会に多額の寄付をした会員に、現世で生きているにもかかわらず、毎号の機関誌上にて「死後に菩薩界や如来界・天使界に入ります」と、死後においての地位を約束していた。逆に逆らった会員に対しては「死後に地獄に落ちる」「死後に霊として永遠の命は与えられないで消滅される」と脅迫していた。
 
* 『天国の証』で「天上界の決定事項としまして、天変地異を伴う最後の審判は、地球環境を破壊するからとの理由で全て中止になりました」と書いていたが、その後20余年の間に世界各地で大地震・疫病・地崩れ・洪水・旱魃・津波・オゾンホール拡大・極地を含めた地球規模の温暖化といった天変地異が続出している。
 
* 『天国の証』で「天上界は高橋信次氏の後継者は大阪在住の“女”であると発表した」と書き、「自分こそが高橋信次の後継者だ」と言っていたが、生前の高橋信次はGLA内で「自分の後継者は大阪在住の“男”である」と言っていた。
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
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* [[大阪府出身の人物一覧]]
 
* [[大阪府出身の人物一覧]]
  
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[[Category:日本の宗教家]]
 
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2017年1月4日 (水) 23:16時点における最新版

千乃 裕子(ちの ゆうこ、本名・増山英美、1934年1月26日3月2日説もある) - 2006年10月25日) は、啓蒙団体千乃正法の代表。大阪府池田市出身。池田市に住む以前は京都市に住んでいた。梅花短期大学卒業。1977年に書籍『天国の扉』を出版し、宗教と科学は宇宙の真理を違う側面から追求したもので本来は同じものであるとする「宗教と科学の一致論」を説いた。若き日はその美貌により、1970年代から教団のアイドル的存在であったとされる謎の女性である。


人物像[編集]

  • 自らを、彼らが崇拝する「ミカエル大王」の妃であると主張している。また、思想的には反共の立場を取っており、産経新聞を愛読している。2003年前期にパナウェーブ研究所による白装束集団の謎の大移動はワイドショーなどで大々的に報道され、世間を騒がせた。
  • 末期がんの患者であると主張していたが、監察医・上野正彦の話によれば実際の死因は脳梗塞心筋梗塞だという。
  • 共産ゲリラから「しめつけ痴漢ビーム」による失禁攻撃を受けている、と主張している。
  • ハエを可愛がり、一匹ずつに名前をつけているという。
  • 南京事件は、ソ連軍による日本人虐殺だったと主張している。
  • 著書などで、共産主義者をはじめとする左翼を激しく非難している。
  • 30歳代後半に自宅近くの商店街をストリーキングしては他人の目を惹いていたのは事実であったと、当時の商店街会長の証言がある。更にこの件について裁判沙汰となったが敗れた。千乃裕子が千乃正法会を立ち上げたのはさらに後年で、GLAの開祖高橋信次が亡くなってからである。その時はすでに40歳代半ばで美貌では信者は集まらなかった。信者が集まったのは、千乃裕子が高橋信次の後継者であると名乗り、たま出版から著書「天国の扉」を出版し、当時すでに後継者としてGLAの指導者となっていた高橋佳子(高橋信次の娘)の教義に不満を持つGLA信者の一部から支持を得たからである。しかし、千乃正法会を立ち上げる際に支援した支持者たちは千乃裕子に接し実像を知ると失望し、次々と脱会し、初期からの千乃正法会幹部は数人が残る程度となり他は全て新しいメンバーで占められた。

エピソード[編集]

  • 機関誌の中の「天上界からメッセージ」は千乃裕子が一人で書いた物ではなく、それぞれの天使担当の複数の幹部信者によって書かれたものだと、当時千乃裕子に次ぐ教団No.2でガブリエルの天使名でメッセージを書いていた幹部が、脱会後に週刊誌にて暴露している。
  • 千乃裕子の大学時代の同級生が、その頃から千乃が「私もうすぐ死ぬのよ」と言い続けていたとテレビ局の取材で証言している。その後、千乃正法会を立ち上げた後も「もうすぐ私は死ぬ」と書き続けた。しかし、実際に死んだのは72歳になってからだった。
  • 教団が出来て間もない頃、「ソビエト(現ロシア)軍が日本に侵攻してくる」と突然言い出し(ソ連脅威論)、千乃の言葉を信じた信者の一部が家財一切合財を処分してアメリカに逃げた。しかし、何も起こらなかった。
  • ある日突然千乃が「人類は後1年で滅亡する。その前に信者達だけUFOに乗って地球を脱出する。」と言い出し、迎えのUFOが福井県の教団本部の裏山に着陸するから、着陸に邪魔な杉の木を伐採するように信者に言いつけ、山の所有者の承諾もなく無断で30本もの杉の木を伐採させたが、結局UFOはやってこなかった。それに関して千乃裕子は「来る途中でUFOが事故に遭遇して爆発してしまった」と機関誌LRで述べている。
  • 著書『天国の証』の中で、サタン(悪魔側)と双子の兄弟エルランティー(天使側)は、天使と悪魔の最終決戦でサタンと共に燃え尽きた(消滅した)と書いておきながら、信者からのエルランティーを惜しむ声が強いので、千乃が死ぬ数年前に機関誌にて「実はエルランティーはサタンと共に消滅したと見せかけて、隠れて様子を伺っていた」とし、エルランティーを復活させて「天上界からメッセージ」でエルランティー名でメッセージを書いていた。
  • 『天国の証』を出版後、サタン(悪魔)側との決戦で大勢の善霊がサタンに消滅させられ、個人を守護や指導する善霊の数が足りないので、まだ生き残っている悪霊が個人に悪さをするのを防ぎきる事ができないため、屋外に出る時はカバンなどに数冊、寝る時には部屋の四隅にそれぞれ数十冊『天国の扉』や『天国の証』を持ち歩いたり積み上げたりしておけば、「天国シリーズ」からは悪霊が嫌がる天上界高次元からの光が出ているので守護霊や指導霊の代わりになるからとの触れ込みで、信者一人一人に数冊から数十冊の『天国の扉』や『天国の証』を買わせていた。
  • 機関誌にて、医学の知識も医師の資格もないにも関わらず、あたかもその健康薬がそれぞれの病気に効くかの如く説明して販売していた。
  • 2003年8月に、信者で機関誌にも度々執筆していた福岡教育大助教授(当時40歳)が変死し信者5人が逮捕された時、変死した助教授の親が、息子が信じた気持ちを考慮して民事訴訟を控えたにもかかわらず、千乃裕子は機関誌で、この変死した助教授を「消滅宣告」した。
  • 1985年に群馬県高天原山に墜落した日航機事故の事を「共産ゲリラからミサイル攻撃を受けて撃墜された」と機関誌で書いていた。
  • 著書『天国の証』で「本物の天上界は人が肉体を持って生きている時に、この人は死後に菩薩界に入ります。如来界に上がります。などと、死後においての地位を約束したりはしません。あくまで、その人が生前に成した徳の積み重ねによって決まるのです。」と書いておきながら、実際は千乃正法会に多額の寄付をした会員に、現世で生きているにもかかわらず、毎号の機関誌上にて「死後に菩薩界や如来界・天使界に入ります」と、死後においての地位を約束していた。逆に逆らった会員に対しては「死後に地獄に落ちる」「死後に霊として永遠の命は与えられないで消滅される」と脅迫していた。
  • 『天国の証』で「天上界の決定事項としまして、天変地異を伴う最後の審判は、地球環境を破壊するからとの理由で全て中止になりました」と書いていたが、その後20余年の間に世界各地で大地震・疫病・地崩れ・洪水・旱魃・津波・オゾンホール拡大・極地を含めた地球規模の温暖化といった天変地異が続出している。
  • 『天国の証』で「天上界は高橋信次氏の後継者は大阪在住の“女”であると発表した」と書き、「自分こそが高橋信次の後継者だ」と言っていたが、生前の高橋信次はGLA内で「自分の後継者は大阪在住の“男”である」と言っていた。

主な著書[編集]

・『天国の扉』        1977年12月初版 たま出版

・『天国の証』        1978年8月初版 慈悲と愛出版(現エルアール出版)

・『天国の光の下に』     1978年12月初版 慈悲と愛出版(現エルアール出版)

・『天の奇蹟(上)』     1980年10月初版 慈悲と愛出版(現エルアール出版)

・『天の奇蹟(中)』     1982年9月初版 慈悲と愛出版(現エルアール出版)

・『天の奇蹟(下)』     1987年7月初版 ジェイアイ出版(現エルアール出版)

・『天上界メッセージ集』   1985年2月初版 慈悲と愛出版(現エルアール出版)

・『続・天上界メッセージ集』 1986年1月初版 ジェイアイ出版(現エルアール出版)

・『天上界メッセージ集・Ⅲ』 1995年2月初版 ジェイアイ出版(現エルアール出版)

・『天上界メッセージ集・Ⅳ』 2003年3月初版 エルアール出版

・『神々の憂いと悲しみ』   1996年9月初版 ジェイアイ出版(現エルアール出版)

・『フェニックスの翼に乗って』2008年6月初版 エルアール出版

関連項目[編集]