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{{文学}}
 
  
'''中山孝太郎''' (なかやま こうたろう [[1949年]][[12月16日]]  - )は
 
 
[[広島県]]生まれの[[小説家]]。本名は上野誠治。
 
 
[[法政大学]][[文学部]]卒業。
 
 
[[1998年]][[長崎市]]にあるコスモス文学の会で「[[憔悴した点]]」が
 
 
第68回[http://www.cosmos-s.jp/index.htm コスモス文学新人賞]受賞。
 
 
 
 
===代表作品===
 
 
*  憔悴した点  http://www.cosmos-s.jp/img/syosui.pdf
 
*  藪を這う    http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/novel/nakayamakotaro.html
 
  
 
 
===外部リンク===
 
 
* [http://www.nakayama-koutarou.com/ 中山孝太郎公式サイト]
 
 
 
===カレはこうなった===
 
 
 
1949年12月16日、広島生まれ。法政大学文学部卒
 
 
仕事は若い時代に防衛省や東京築地の魚河岸に勤めたのをはじめ、
 
 
10指にあまる職業を経験する。
 
 
 
小説は主には純文学であるが、ノンフィクションもある。
 
 
この世に日の目を見たのは、出版した数冊や雑誌に取り上げられた数編だけであるが、
 
 
他に数百編の未発表作品がある。
 
 
 
1998年に第68回コスモス文学新人賞を受賞。
 
 
作品は「憔悴した点」
 
 
 
過ぎ去った昔、幾多の困難があった。
 
 
そんな中、短編、中篇の純文学小説を書き続け、
 
 
数百の作品がたまるが、日の目を見なかった。
 
 
だが1998年、中山が人間の煩悩あるいは、こころの葛藤を描きぬいた僅か
 
 
「1センチ4ミリ」を争う世界の作品が、やっと芽生える。
 
 
 
 
'''所属団体''' 
 
 
 
日本文藝家協会、日本ペンクラブ
 
 
 
 
 
==孝太郎のモットー==
 
 
 
中山孝太郎の行動をマーク
 
 
カレはどんな生活をしているのか?
 
 
ひたすらに生活の事を考えて行動している。
 
 
ワークのあらゆることについてである。
 
 
基本はノンフィクションであるが、思うようにはいかない。
 
 
これが人生であろうか。
 
 
だが最後まで諦めてはいけない。自分で己の運命を切り開こう。
 
 
為せば成る。
 
 
為さねば成らぬ。辛いことが多いと思う。それを乗り越えて楽がある。
 
 
まさに天と地は自分の仕切り方に因って、違ってくる。些細な事でも、
 
 
その都度運命は変わっている。今日の予定は、
 
 
まず計画をしっかり立てたものを、
 
 
成る様に実行に移し、地道に努力する。成るまで頑張る。
 
 
この世に生かされているかぎりは、突き進まないと天罰が下る。
 
 
「ピンチはチャンス」は何度もないはずだ。とにかくやらないことには、
 
 
話にならない。
 
 
 
==作品の感想==
 
 
===「憔悴した点」===
 
 
 
思わせぶりで、深刻な出だしで始まるこの小説に、
 
 
何事を作者は語りだすのだろうかと一気に話に引き込まれた。
 
 
誰にでもその深刻さの度合は違えどおこりうる間違いが
 
 
その人の人生の全てを左右してしまうという話は興味深い。
 
 
作者が“点”という言葉に主人公の仕事と重ね合わせて
 
 
こだわりをみせる所が面白い。
 
 
特に点滴の“点”という字を見て脳裏から取れなかったと言う
 
 
エピソードはなる程と思う。
 
 
最後は、主人公の長年の秘密(悩み)がとけるわけだが、
 
 
問題の土地を前にして主人公がへたり込み、
 
 
全身の力が抜けるシーンで“一点の世界の大地から、
 
 
いままで私が注ぎ込んだ活力よりも遥かなエネルギーの源が
 
 
加えられた気がした”というくだりは、
 
 
この小説の主題をよく表わした秀逸の文章だと思う。
 
 
 
 
===「藪を這う」===
 
 
 
悲しい話でした。主人公である“滝沢”は、
 
 
もはや生きている、というだけで、
 
 
わずかばかりに残された気力は、生存する為にだけ使われる。
 
 
歓楽街に出て残飯をあさる。山の麓の小屋に住み、蛇をとる。
 
 
言葉も忘れ、ただ生きているだけの主人公滝沢は、
 
 
かって世話をしてやった黒川に出会い、
 
 
彼の恩を忘れない男気によって社会復帰への道が開かれるが、
 
 
それすらも、滝沢にとっては、
 
 
わずらわしいものでしかなかった。
 
 
彼はもう、なにもいらないのだ。そんな滝沢が唯一、心を動かしたのが、
 
 
生きていく為ではない、それ以外の行動を起こさせたのが、
 
 
車から優しく手を振った女性の存在であった。
 
 
滝沢は、彼女を探した。もう一度、彼女に会いたいと思った。
 
 
しかし、彼は小屋に戻り、蛇を食べて暮らすいつもの生活に戻るしかなかったのだ。
 

2015年8月1日 (土) 05:03時点における版