ロフト (雑貨店)

提供: Yourpedia
2015年6月8日 (月) 01:27時点における匿名性 (トーク | 投稿記録)による版

移動: 案内検索
株式会社ロフト.jpg

株式会社ロフト英称 The Loft Co., Ltd.)は、生活雑貨を扱うチェーンストア「ロフト」を運営する企業。日本及びタイ王国で店舗展開している。セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武子会社で、かつては旧セゾングループの一員であった。

登記上の本店所在地は東京都渋谷区宇田川町だが、実際の本社機能は千代田区二番町武蔵野市吉祥寺にある。

概要

1987年11月21日西武百貨店渋谷店の隣にシブヤ西武ロフト館(渋谷以外への出店決定後、渋谷ロフトへ名称変更)として第一号店を開業させたのが事業の始まりである。開業当初は、近隣の東急ハンズ渋谷店と品揃えや客層が近く対比されることが多かった。

その後、日本各地に店舗を展開していき、1996年株式会社ロフトを設立し、西武百貨店から独立した。2013年8月現在、日本で直営店46店舗・フランチャイズ店7店舗、タイで2店舗が営業している。現在ではこだわりのある生活雑貨を中心とし、東急ハンズとは一線を画すようになっている。

親会社である西武百貨店の経営不振に伴い、2002年に森トラストが西武百貨店が持つロフトの株式を取得し、以降長らく筆頭株主であったが、2007年3月にセブン&アイ・ホールディングス完全子会社で、西武百貨店を傘下に持っていたミレニアムリテイリングが、森トラスト及びイオン所有のロフトの全株式を取得し子会社化した。これが、ロフトがイトーヨーカ堂系のショッピングモールアリオ」へ出店するきっかけになった(初出店はアリオ鳳店)。

2008年3月16日、非正規雇用が社会問題となる中、パートタイマー契約社員正社員の3区分を撤廃し、パートの希望者全員を正社員にした。但し、世間一般的な「正社員」とは違い、給与体系はその大半が時給換算で、いわゆる「月給・固定給」社員の割合はごくわずかであり、実際には「正社員」「バイト」問わず希望者全員が65歳の定年まで働く事が出来る無期雇用になっただけである。本部でも決して「正社員」とは言わず、「ロフト社員」という造語を使用している。

2009年8月1日、ロフトの親会社であった株式会社ミレニアムリテイリングが株式会社そごう、株式会社西武百貨店と3社合併して「株式会社そごう・西武」になった。

2012年、本部事務所を東京都新宿区大久保のラムダックスビルから、親会社であるそごう・西武本社と同じ千代田区二番町の二番町センタービルと一部をさいたま市大宮区の旧・大宮ロフト内へ、2分割して移転したが、2013年に旧・大宮ロフトの閉店に伴い武蔵野市吉祥寺ロフト内へ再移転した。

2014年8月1日、ロフトと学校法人立命館は、人材育成や地域振興を目的とした連携・運営にかかわる包括協定を締結すると同時に、同年9月には日本初の産学連携サークル「LOFT部」を発足させ、京都市の京都ロフトを基点に活動を行う予定であることを明らかとした[1][2]

運営店舗

仙台ロフト
池袋ロフトの入る西武百貨店・池袋本店(2006年5月撮影)
吉祥寺ロフト
つくばロフトの入るつくばクレオスクエア「Q't」
旧・大宮ロフト
新潟ロフトの入るLoveLa万代
静岡パルコロフトの入る静岡パルコ
ロフト名古屋
梅田ロフト
旧・京都ロフトが入っていた河原町ビブレ
天神ロフトビル

歴史的経緯から西武百貨店内にある店舗が多いが、そごうが西武百貨店とともにミレニアムリテイリングの傘下となったため、そごう内の店舗に入店している店舗も多い。なお、かつて九州には店舗がなかったが、2007年11月15日オープンの福岡市「ジークス天神」を皮切りに出店を進めている。

業態(店舗規模)については下記の通り表す。2014年10月のサイトリニューアルで、店舗規模の区分が見直され、従来の「ミニロフト」が小型店に、小型店の一部が中型店に、中型店の一部が大型店に格上げされている。詳細は店舗一覧を参照。

◎…大型店
◇…中型店
○…小型店
SELF&SHELF LOFT(セルフ&シェルフ - )…文具を中心とした品揃えの店舗

関東

東京都

23区
多摩
  • 吉祥寺ロフト(武蔵野市・吉祥寺)◎:西武スポーツ跡地。
  • 国分寺ロフト(国分寺市)○:セレオ国分寺内。
  • 立川ロフト(立川市)◎:JR立川駅北口に2012年8月30日開店。ルミネ立川ロフトと区別するために暫くは「新・立川ロフト」と通称される。
  • ルミネ立川ロフト(立川市)○:ルミネ立川店内に「立川ロフト」として2007年4月27日開店。2012年8月30日に上記大型店の新しい立川ロフトが開店したのに伴い店舗名が変更された。
  • 八王子ロフト(八王子市)◇:セレオ八王子北館6階に2012年10月25日開店。
  • ロフト南大沢店(八王子市)○:イトーヨーカドー南大沢店1階に2014年10月10日開店。

神奈川県

千葉県

埼玉県

茨城県

北海道・東北

北海道

岩手県

宮城県

秋田県

中部

新潟県

福井県

山梨県

  • 甲府昭和ロフト(中巨摩郡昭和町)◇:イトーヨーカドー甲府昭和店内に2012年9月28日開店。

長野県

静岡県

岐阜県

愛知県

近畿

大阪府

京都府

兵庫県

滋賀県

奈良県

中四国

岡山県

鳥取県

広島県

徳島県

  • 徳島ロフト(徳島市)◇:そごう徳島店8階(旧サブ催事フロア)。2010年10月28日開店。開店に伴い同店の催事フロアは4階フロアのほぼ半分(旧メイン催事フロア→現催事フロア)に集約。

香川県

  • 高松ロフト(高松市)◇:コトデン瓦町ビル2階に2014年7月10日開店。あくまでも仮店舗のため、同ビルの3 - 7階の改装完了後は別のフロアに移転する予定。なお、営業再開時の経営形態(直営化かFCか)については明らかになっていない。また、旧店舗で行われていた駐車場の割引サービスは行っていない。

愛媛県

九州

福岡県

大分県

タイ

出店予定店舗

  • 古淵ロフト - イトーヨーカドー古淵店内に、2015年4月下旬オープン予定
  • ロフトアリオ倉敷ショップ - アリオ倉敷内に、2015年3月上旬オープン予定
  • 武蔵境ロフト- イトーヨーカドー武蔵境店 西館1階に、2015年3月末オープン予定
九州地区開発計画
ワンフロアタイプの店舗を九州の主要都市の既存商業施設内に出店させる計画がある。2007年度から2011年度の間に九州内に10店舗程度が出店する見通しである。ロフト安森健社長の会見により判明している出店予定地は以下の通り(出店済み店舗は上記「運営店舗」参照)。
当初は2009年までに熊本・鹿児島両市に出店、2011年までに久留米市・佐賀市に出店する予定であると明言されていたが、景気不況の煽りで、出店計画が遅れていた。その後、2010年から3年以内に、熊本市、長崎市、鹿児島市に出店する計画を明らかにしている。ただし、2013年6月現在でも出店の発表はされておらず、その間に競合店である東急ハンズが熊本市、大分市、鹿児島市への出店を発表して先を越される形になった。
名古屋駅前出店計画
名古屋ロフト及びロフト岐阜の運営主体である名鉄生活創研が構想を明かす。但し、具体的内容はなく、社長が「近い将来に実現できれば」と意欲を示す程度に留まっていた[7]が、2015年4月中旬に名鉄百貨店メンズ館5階にオープンすることが明らかになった[8]

閉店店舗

  • 新宿ロフト(東京都新宿区):新宿三越アルコット4階 - 6階。2004年10月開店→2007年1月14日閉店。
  • 旧・東戸塚ロフト(横浜市戸塚区):オーロラモールアネックス6階。コンパクトロフトとして出店したが2002年に一旦閉店ののち、2008年オーロラモール内に再オープン。
  • 旧・大分ロフト(大分市):大分パルコ地下1階。大分パルコの閉店に伴い、2011年1月31日閉店。→2014年3月14日 トキハわさだタウン2階に開店。[9]
  • 心斎橋ロフト(大阪市中央区):心斎橋パルコ内。心斎橋パルコ自体が閉店・建て替えの為、2011年8月31日閉店。
  • イムズロフト(福岡市中央区):イムズ内。売場面積314m²。2012年2月17日閉店。
  • 旧・大宮ロフト(さいたま市大宮区):西武百貨店大宮店跡地。1998年6月30日開店→2013年4月24日閉店。地下1階には無印良品(2013年2月28日閉店)、2階の一部にはABCクッキングスタジオ、5階の一部にはH.I.S.ヴィレッジヴァンガード、6階にはHMV島村楽器(2013年4月21日閉店)、8階の全部および7階の一部にはジュンク堂書店、7階の一部にはムラサキスポーツが出店していた。2013年1月12日に「建物の老朽化のため、早ければ2013年3月末に閉店する予定」[10]と報じられ、2013年2月1日に「2013年4月24日に営業終了」と発表した。閉店後は、そごう大宮店へ移転させ「そごう大宮ロフト」と統合。そごうの一部を改装して店舗の拡張を行い「2013年4月26日に移転オープンする」と2013年3月25日に発表した。なお、入居していた店舗のうち、H.I.S.は4月25日・HMVは6月28日にアルシェに、無印良品は5月30日にそごう大宮店に、島村楽器は4月28日に付近の雑居ビルに、ABCクッキングスタジオは5月8日・ジュンク堂書店は6月21日に高島屋大宮店に移転し、ヴィレッジヴァンガード・ムラサキスポーツは近隣の店舗に業務を継承させた。また、旧店舗については浜友観光に売却し、2014年6月27日に複合商業施設「大宮RAKUUN(ラクーン)」としてリニューアルオープンした。H.I.S.はその後、「RAKUUN」に店舗を2014年12月11日にオープンした(事実上の再オープン)。
  • 旧・福山ロフト(福山市):福山LOTZ6階。天満屋によるフランチャイズ店。福山LOTZの閉館に伴い2013年4月24日閉店。
  • 旧・高松ロフト(高松市)○:高松天満屋8階。高松天満屋によるフランチャイズ店。高松天満屋閉店に伴い、2014年3月31日に閉店。

西武時代の閉鎖店舗

関連項目

脚注・出典

  1. 株式会社ロフトと学校法人立命館との連携・協力に関する包括協定の締結について - 立命館大学、2014年8月1日
  2. ロフトと立命館が協定 商品開発など連携 - 京都新聞、2014年8月2日
  3. 盛岡に「ロフト」出店 カワトク入居、3月上旬予定岩手日報
  4. http://www.itoyokado.co.jp/dbps_data/_material_/localhost/pdf/2013/130308.pdf
  5. 【「静岡パルコロフト」という店舗名について】三保原屋(みほはらや)という静岡市内の老舗雑貨チェーンがあり、同市中心部にてロフト館という店舗を営業している。パルコ内に出店するにあたって、三保原屋ロフト館への配慮と買い物客への混乱回避(静岡パルコ及び三保原屋ロフト館ともに同じ通りに面している)を目的とし、便宜的に店舗名に「パルコ」の名称を入れることになった。(なお、三保原屋がロフト館を出店したのはシブヤ西武横にロフト1号店がオープンする5年前のことであり、雑貨店として「ロフト」の名称を模倣したわけではない。)
  6. 尚、公式サイト上でのフロアガイドが6階までしか表記されていないのは、ジュンク堂書店出店前の7階はロフトのテナント扱いではなかったヤマギワソフト(後のソフマップ)が入居していたため、その名残である。
  7. 名駅地区へロフトを計画 名鉄生活創研の小林社長が出店意向 中部経済新聞 2011年11月10日
  8. 名鉄百貨店フロアガイドより
  9. ロフト3月オープン トキハわさだタウン - 大分合同新聞、2014年1月25日。
  10. 大宮ロフト閉店へ 建物老朽化で継続断念 早ければ3月いっぱいにも - 埼玉新聞、2013年1月12日。

外部リンク