マツダ・パークウェイ

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マツダ・パークウェイは、マツダから発売されたマイクロバス。主に送迎用(自動車教習所企業など)として用いられた。車体は西日本車体工業製。

歴史

初代(1972-1982年)

パークウェイロータリー26

普通乗用車ルーチェコスモAPと同型の13B型ロータリーエンジンを搭載している。2835kgという重量にもかかわらず、最高速度120km/hで走行可能である。グレードは26人乗りのDXと、13人乗りのスーパーDXがあった。

マニュアルトランスミッションには、前述の乗用車と同様、低回転域での運転性を改善する「トルクグライド」と称する流体継手が追加されている。これはエンジンストールやスナッチ(ガク・ブル)を防ぐ目的で採用されたもので、トルクコンバーターのようなトルク増幅機能は無い。これにより、シフトパターンには、拘束用のパーキングポジションが追加されている。

ロータリーエンジンのスムーズな回転による低振動と静粛性、さらに曲線を多用したデザインがこのバスの売りであったが、18.3kg-m/4000rpmというエンジンスペックに現れているとおり、高回転型の特性のうえ、燃費経済性においてもディーゼルエンジンには太刀打ちできず、販売は不振であった。総販売台数はわずか44台、2年間の生産のみで終わっている。

消防の通信車両として、広島県広島市静岡県浜松市に導入されたが、現在は不明。

2代目(1982-1997年)

  • 1982年に登場。トラックタイタンをそのままバスにしたようなデザインだった。また、助手席用ドアも付いていた。
テールランプはBDファミリア前期型ハッチバックからの流用である。エンジンはレシプロディーゼルのみ。
  • 1987年マイナーチェンジ。タイタンに合わせてヘッドライトが角型4灯となる。
  • 1997年販売終了。OEMによる存続もなく、マツダはバスの販売から完全に撤退したた。これによりマツダ社内の送迎バスはジャーニーとなる。

インドのスワラジマツダではこの型をベースとしたバスや救急車が、マツダとの関係が解消された現在も独自生産が続いている。

関連項目

外部リンク